A僑交流 渡辺-JUNJUN通信(2)

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分載しているJUNJUN近況通信、第一回目は本業の塾起業の話でした。
第二回目は、え~、なんと申しましょうか、平たくいえば「他のAPLaC卒業生との交流」なんだろうけど、そう表現してしまうと大事なものがこぼれ落ちてしまう。単に同窓会的、レトロスペクティブ(後ろ向き)なものではない。

遡れば数年前、僕が「A僑」という概念を突如ブチ上げた頃に戻ります。卒業生のネットワークを作ろうと。同窓会とかそんな意味ではなく、もっと将来的な資産(人生的にもビジネス的にも)になりうるようなもの、それを皆でシェアしようと。「華僑」からパクった概念ですが、似てるなーと。

本気で「もったいない」と思ったのですよ。APLaCという「特異」なバイアスのかかった場✕海外一人ぼっち奮戦という二重のフィルターを経てきた人同士なら、かなりの確率で人間的な波長が合うし、とても生産的な化学反応が起きる。これはもう実証済。てか、海外経験なかったとしても「エッセイのファン」という共通項だけでもう親友みたいな現実もある。でもって人はいる。これまで多くの(千人以上)世話してるんだから数はある。でも、たまたま同じ頃に来て同じ学校に通ってる程度の出会い範囲だったら限られてしまう。それはあまりにも勿体ない。

また、せっかくオーストラリアのWHや留学で「なんか」見えたと思うのですよ。「そうか!そういうことか」とか、貴重な人生のカンドコロを得た筈なんだけど、帰国したら日常に忙殺され、列島に沈殿しているストレス鬱霧みたいなの胸いっぱい吸い込んで、なんだかなーで元の木阿弥ってのももったいない。WHも留学も、終わったあとこそが大事で、そこで見えたサムシングをいかにその後の実人生に落とし込んでいくか、リアライズ(現実化)していくかが超重要でここがダメだったらトータルで意味無しになってしまう。でもそれは一人では難しい。同じ志を持つ仲間が居たほうがいい。精神的にも、実態的にも。だから作ろうと。

ということで、エージェント業務をそっちのけにして、いわゆる「釣った魚にエサをあげまくる」という経営的には無駄の極致みたいなことをせっせとやってるわけです。
いや、純粋経営的にいえば、ここでこんなブログを書いてること自体がアウトですよ。6年前に学校を紹介してコミッションをもらったきりで、将来彼がまたどっかに学校に入って儲かるという目処が限りなくゼロな見通しにおいて、今また渡辺氏の近況を紹介することにどんな意味があるのか?コミッション収入の極大化という経営視点に立てば、こんなことやってるヒマがあったら、読む人も多い永住権とか渡豪準備とかあたりをせっせと改訂して、「オーストラリア永住権 誰も語ろうとしないその本当の姿は!?」とか扇情的なタイトルを付けまくり、バズ狙いまくり、SEOやりまくり、でアクセス稼いでいった方が正解です。そんなこたあ百も承知なんだけどね。

んでも、「そんなこと」には目もくれず、掲示板CGI落としてきて研究して自分で作って、動かして、オフもやって、有機的に連動するようにってやってきたわけです。皆で花火やったり、蔵馬温泉いったり、古民家に泊まったり。いやあ起業、いいスよ。自分が社長だから誰も文句は言わない。どっかのエージェントに就職してこれやってたら速攻クビですからねー。その点社長は、まあ金が入ってこない分はバイトすりゃいいんだろってことで自分が割り切ったらそれでいいんだから。ちょろいもんよ。だから「仕事」やってる気が全然しないです。一昨年くらいからバイト始めて、いや20年ぶりくらいに「仕事」したわー、新鮮だわー、いいねこのやった感、って感じ。

でもね、実際、有機的に連動して産み落とされたのが、まさにこの渡辺塾(オールラウンド)だったりするわけです。他にもイロイロあるけど、結果は出ている。まだほんのちょっとだけど、これからも。結果っつっても、それで僕が斡旋料で儲かりましたってシステムにしてないから、ここでも経営的な意味ではアウトですよ。もーねとことん、意地でも儲けないというか(笑)。だってそれやっちゃうと楽しさに水をさすじゃん。「わー、良かったねーパチパチ」が濁るじゃん。それイヤ。僕は強欲なんで、そんな小銭はどうでもいい、もっと大きなものが欲しい。大欲は無欲に似たり、です。

また年を追うごとに不透明になっていく我々の未来予想図(国家システムも、資本主義も)ですが、この不透明な未来をサバイブしていくための人生資産という意味も大いにあります。今はまだそんなにわからないと思うけど、これが不透明度が加速し、あちこちで破綻しはじめたらもう少し意味がわかると思う。一応最初の時点では30年スパンで考えてて、まだ始めて4-5年だから端緒についた程度なんだけど、ゆくゆくはもっと。

毎回前フリが長くて恐縮ですが、今回の内容はそういう文脈で読まないと意味わからないと思います。なんで渡辺氏はここまで積極的に各地の人に会いに言ってるの?同窓会どころか初対面の人も多数いるのに。

では本文。以下渡辺氏の寄稿(紀行)文です。

【カナダ旅行の件】

実は6月、これまで「チリも積もれば」的に蓄積されたかのようなストレスで精神的にかなり参っており、菊川美代子さんが専属会議室で載せていたセントジョーンズワートという薬草を毎日服用していました。
※セントジョーンズワートとは、「セロトニン(感情や気分のコントロール、精神 の安定に関わる神経伝達物質とのことです)の働きをサポートし、穏やかな気分が得られる」といわれる薬草

「昨年に比べたら実績も出ていて自分らしい働き方ができつつあるのに、何でこんなに参ってるのかな?」といろいろ考えてみたのですが、いろいろある諸原因の一つとして大きいのは、

AUSとNZ(以下、海外)生活をしていたときに比べて、仕事を休んで遊んだりといった「自分の人生を優先的に充実させてます話」を近しい間柄でないかぎり日本では堂々と言いにくい雰囲気があったり、相手のことも近しい間柄でないかぎりなかなか深くは聞きにくい雰囲気があるところ

じゃないかなと、そんな風に思いました。

その「何か不自由な気分」が積もって、当時は自己肯定感が下がっていったように思います。
※気にしなければいいだけの問題ではありますが、結果として参っていました。

実際7月にカナダへ行き、特に宿の奥さん(ドイツ出身。カナダ在住13年。ドイツでの同調圧力に居心地の悪さを感じ、カナダ移住を決めたそうです)と毎朝ノンビリと会話を楽しんでいたのですが、リラックスしながら何の気兼ねもなくこちらの話したいことを話し、そうすればするほど向こうも喜んでくれるような、そんな時間がとても心地よかったです。

ちなみに、「(海外に比べると)自分のことを謙遜したり、自分サイドのことでグチっぽい会話内容になっているこの日本の会話パターンは、それはそれでマイナス感情の排泄効果をもっているので、それがしにくい海外(元気ですと言わなければいけない雰囲気が比較的ある)よりはカウンセリングを必要とせずに済む利点がある」みたいな記事を以前何かで読んだと思うのですが(もしかしたら田村さんのエッセイですかね!? ※はい、僕もそう書きました。飲み屋の愚痴大会はグループセラピーみたいなもん、とか)、そうなると、挨拶・世間話が「ポジティブ寄り」であろうと「ネガティブ寄り」であろうと、それぞれに一長一短あり、優劣があるわけではないということになるかと思います。(どちらが好きか?だけの話になる)

日本と海外を行ったり来たりした上で、僕は「ポジティブ寄り」に居心地の良さを感じるタイプなのだなと、あらためてそう思いました。

何とか自分の周りがそういう環境となるような工夫をしたいと思います。

【アプラック生との交流の件】

大きい集まりでは3月に吉田祭(名古屋)でいろんなアプラック関連の人に会いましたが、

それから4月は米山翼さん・花房あつこさん・菊川美代子さん・水貝たくま君と京都で、

5月には古橋ゆうや君とお互いの塾を訪問

7月にはカナダで潔子さんと奥村くんに会いました。
荒井さんとデートの図(荒井通信に載せたのと同じ写真ですね、ほかに無いんか?)

奥村くんとデートの図

今日(本稿執筆時点)は錦織千絵さんのライブを見に京都へ行く予定です。タイミングが合えば米山翼さんや水貝たくま君ともライブ前に会おうと思っています!(実現した状況は後述)。

それと、先週、辻まいこさんから連絡をいただき、彼女が現在働いている留学関係の仕事と僕の教育事業とを合わせたニーズがあるかも知れないということで、「うまくコラボできるといいね」的なありがたい話をいただきました。

お互いのニーズや強み・弱みをすり合わせながら新しいビジネスチャンスを探るというフワーッっとした段階でも、歯車がガキガキと噛み合って話がポンポンと前に進んでいくような感覚がとても心地よく、「アプラックつながり」の強さ、そしてありがたみを久しぶりにひしひしと感じました。オンラインを活用した「場所に縛られないワークスタイル」は今後目指すべき生き方の一つだと思うので、試行錯誤しながらいろんな可能性にチャレンジしていきたいです。

(追稿)
昨日(執筆時)、錦織千絵さんのライブに行きましたが、最高でした!!
僕も翼さん水貝たくま君も、全員が千絵さんに会うのは初めてでしたが、やっぱり全員が「初めてって感じじゃないよね~!」とスッと仲良くなって、いろいろ会話を楽しみました。

 

千絵さんもライブ慣れしているMC姿や演奏パフォーマンス姿がとてもまぶしくて、「いいなぁ!僕もあんな風に、ステージで伸び伸びとパフォーマンスしたい!!」と思いました!

帰り際に千絵さんに「今の生き方を選んで、良かったと思う?」と聞いたのですが、即答で「イエス!」と力強く答えてくれたのがとても印象的で、「いい人生の過ごし方をしているな」と、羨ましい気持ちでいっぱいになりました。

6月のメンタル低迷時期ふくめ、僕が参っているときというのは大体「自分の人生を自分でコントロールできていない」と思っているときが多いなと、昨日の三重~京都間の往復ドライブ中に思ったのですが、低迷しているときは一人こもって悶々としているのではなく、せめてプライベートで楽しいことをして充実させないとなと、輝かしいエネルギーに満ち溢れている千絵さんをみてそう思いました。彼女のバンドの曲はホントにカッコいい曲ばかりだったので、さっそくギターのコピーをしようと思います(笑)

 

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