吉田さんとStrathfieldで韓国役肉の夕べ

生まれて初めて「鬱」らしき状況を体験した吉田さん。なんか、どこかしら「誇らしげ」だったりして。

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一つ前の内田くんのランチ会と同じ日の夜、また似たようなエリアでメルボルンの吉田さんと晩飯食べました。

吉田さんといえば、APLaC界隈では説明の必要がないだろうけど、界隈の人ばかりではないので軽く解説をしておくと、現在メルボルンで一家五人で暮らし、内装関係の職人さんとして労働ビザをゲットし、英語点さえレディになれば永住申請というところまで漕ぎ着けてます。
それに先立つシドニー留学時代からのおつきあいで、体験談を読めばわかるけど、率直過ぎる人間力で、両腕の入墨も関係なく、皆の人望も高い。どのくらい高いかというと、労働ビザゲットのためのメルボルン初期で思わぬ予算破綻の際には、皆から善意の貸付金(国債買うなら吉田債買えと僕が仕切って)がどっと集まったという。2回やって2-300万は集まったかな。

吉田さん、仕事でオーストラリア各地を走り回ってて、シドニーにもよく来られます。皆で集まってオフやるときもあるけど、なかなか常にというわけにはいかず。大体において現場が遠方で(今回もSeven Hill)、しかも現場なので終了時刻が読めず、段取りつけにくいのですよね。

でも、今回は、SMSのお誘いが。他にも何人かいってるはずですけど、本人曰くは、「人と話さねば」ってことで、え?どゆ意味?ですが、それはこれから述べます。

やっぱビールくらい飲めないとねーということで、車で落ち合う(吉田さんも車できた)のではなく電車で。中間地点くらいのStrathfieldで待ち合わせ。

コリアンタウン(ここんとこインディアンタウンでもあるが)であるストラスフィールド、やっぱ韓国焼肉でしょうってことで、食べてきました。

鬱になりそうになった
さて、なんで人と話さねば、なの?というと、鬱になりそうになったからだそうです。

別に本人自身は特にどうということもないのだが、周囲の相談事とかあれやこれらが重なり、おまけに軽い物損事故を起こし(同じメルボルン在住のメカニック小田くんが駆けつけてくれたらしい)、そんなこんなで、あー、仕事もやる気ねーなーとか思ってへたり込んだら、身体が思うように動かなくなったとか。

まあすぐ動いたらしいんだけど、しかし、生まれて初めての体験らしくて、「これかあ!」と感動したとか。

吉田さん人望あるから、多くの人が相談に行くのですが、鬱系の話はよく聞くし、慣れているんだけど、どうも今ひとつピンとこないと。まあ凹むのはわかるし、そういうときもあるよねってことだけど、どうもそれよりももっと深刻な状態らしい。どう深刻なの?というと、そこから先は想像の世界でしかない。

なんせ吉田さん、そういうことになった経験が今までなかったし。
それを今回、自分で実感し、おおー、皆がいってる鬱とかいうのは、これかあ!と思ったと。

で、これはヤバいんじゃないの?気を晴らすためにもせっせと多くの人と会ってあれこれおしゃべりをせねばってことで、僕に白羽の矢がたったわけです。

しかしですね、これ、吉田さんの苦労話なのか?というと、少なくとも僕と話す段においては、微妙に違っていて、妙に誇らしげなんですよね。

そのココロは、「へへへ、俺、ちゃんと鬱になったもんねー、やっぱ真人間なんだよねー、田村さんにはわからないだろうけど」という、差をつけてやった風というか、どことなく勝ち誇ったかのような

ちくしょー悔しくなんかないぞ、自慢すんじゃねーよ、とか思ってしまうわけですけど、「おお、いいなあ」とかenvyしてしまう部分もあったりして。僕もないんですよね、そんな身体が動かないとか、そこまで凹むのは。

それから、二人して、なんで俺らはそんな鬱に対する免疫抗体があるの?という話になったりしたのですが、これは面白いからエッセイのネタにしよ。

ボリューム満点過ぎる焼き肉を食しながら

話変わって、ひさびざの韓国焼肉。
あれこれあるきまわって、表通りに面してる流行ってるぽいコリアンBBQに。

順番待ちをしているスナップ↓

入った後にメニュー見て思ったけど、「これ、えらい高くない?」とか、でも二人前(肉とシーフードセット)にユッケとビール、都合150ドルくらいだったけど、量が半端なかったわ。

この店、一人前の量が多いのですよ。その分高い。アラカルトで頼んでると一品25-30ドルくらいするから、4品くらいで終わってしまう。

ドーン!と擬音が聞こえるくらいの大盛り(これで二人前)

ユッケ(小)だけでも実はかなりある。もう食べても食べても終わらんってくらい量がある。

当然、韓国骨付きカルビ、ハサミで切る肉
これ、しかし、そのなかでも肉がめちゃ分厚いんですよね。

と、舌鼓をうちながら、何時間が歓談してました。
いや、量がやっぱ凄くて、男二人でも最後の方は真剣に持て余してました。まあ根性で食ったけど。

話は、あれこれ他人の仄聞になって,誰それはどうしたらしいよとか。吉田さんとこに皆相談にいくから、僕の知らないことも沢山あって、面白かったですねー。

というか、サシで話すのなんて何年ぶり?いつもオフで会ってるんで、サシは最初に留学に来た時以来かも。でもそんなブランク感じませんよね。

友達ってのは不思議なもんで、何年もブランクあっても、「おう」「おう」と挨拶するだけで、すぐ「前回の続き」になるというのがいいですよね。

で、吉田さんの鬱はどうかといえば、多分あんな鬼の首でも取ったように、さらにその首をぶんぶん振り回してるくらいですから、まあ問題ないんじゃないかと。でも、「吉田さん、大丈夫ですか?」と聞いてあげると、本人は喜ぶかもしれませんね(笑)。

あ、トップ写真は、焼肉のあと入った近くのカフェです。

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