過去何度か紹介してる内田くん、AUS✕NZワーホリやって帰国し、しばらく頑張ってたけど、やっぱもうちょいやりたいってことで、オーストラリアに留学中。
彼が来る前に、僕が日本に帰国した際に京都北山で男二人でデートしながら(笑)カウンセリングしましたが、また過去回にも書きましたが、彼は30代になったところなので、「 。
そりゃ、英語やって、進学して、スポンサー得たりキャリア付けて永住権なり海外就職したりって道筋は描けますし、その話もしますよ。ただね、あまりにも不確定要素が多すぎるし、それはそれでやってりゃ自然と開けていくだろうから、むしろ、そういうフォーマットでもの考えてばかりいると、「こぼれて落ちてしまう大事なもの」があるよねって話です。
「大事なもの」ってなによ?といえば、生きていくための基本スキル(人間関係の作り方とか、イヤなことの流し方、喧嘩の仕方などなど)であったり、実践であったり、実践によって得られた自信であったり、それによって広がる視界であったり。
誰にとっても同じ話なんだけど、内田くんの場合に特にそれがすっとテーマになるのは、彼のAUS・NZワーホリはまさにその軌跡だったからです。
ほんとよく頑張ったと思いますもん。日本での職場環境が年長者に囲まれて、あれこれ難癖みたいに叩かれてって(親切に言ってもくれてた部分もあるんだろうけど消化できず)、ちょい対世間恐怖症というか、他人がわからん、どうしたらいいのかわからんぞって袋小路だったですから。
でも、来てからずっと定期的に話したりして、他人が分からないからといって好意を無にしていいわけじゃないよね、「空気」は読まなくてもいいけど「思いやり」は持ったほうがいいよねとか、そんな話を具体的な事例をもとにあれこれと。その頑張りがあって、AUSではローカルの仕事もゲットできたし、NZでは行く先々がクソばっかという不運に苛まれながらもやりとげることができたし、Slow and steady wins the prize的に伸びてきて、今はその延長線上にいます。
てかもう大分しっかりしてて、月イチでやる定例カウンセリングみたいなのも、ほとんど雑談になってます(笑)。クリーニングの仕事も、今はベテランの領域で、いいボスにめぐりあって、色々世話してもらったり、こちらからの意見言えたり、今度はPenrithというやたら遠い現場になって、そのあたりの住環境の整備もいるかなとか。
そっそ、前回は、「アイドリング」の話をしてました。人と会うとき、あるいは一人でいるときでもいいけど、楽しくも苦しくもないプラマイゼロだから無表情でいいんだってもんでもないよと。車のアイドリングのように、止まっているときのエンジンの回転数をもう少し上げてみ、と。心持ち楽しげに、心持ちイキイキと、溌剌方面に。こっちの人って大体そうだからね。自然にしててもアイドリング高めで、ちょっと話しかけても打てば響くように元気な答が返ってくるし、そのくらいにしておくといいよと。
感じでいえば、一人でカフェにいるときでも、ごくわずかに微笑んでるくらいな感じね。リラックスして、ゴキゲンな感じに平常を持ってくる。そうすれば人との関係もずっと円滑にいくよ。無表情だと、ともすれば「仏頂面」と思われるしね、損だよって。
その成果もあって、この日の内田くんはニコニコぽくて、この真面目な姿勢がいいんですよね。
それは前回の話で、今回は、どこに食べに行く?みたいな話から、女の子と食べに行くときに「このくらい知っとけ」的な話を少し。
生活感覚的に節約するのは大事なことだけど、ある程度人を連れていけるだけの美味い店のいくつかは開拓しとかんとあかんぞー、その「研究開発費」は「投資」なんだからケチらん方がいいぞーって。
でもって、この日は、僕がよくカミさんといく、Summer HillのENVYというカフェにいって、屋外コートヤードのいい感じと、リーズナブルな値段ながらも質の高いメシ。あと、安くて、量もあって、バリエーションをもたせるメニューの組み合わせとか。
安めのターキッシュブレッドのサンドイッチと、ちょい高めのビートルートのサラダにチキングリルを追加って感じでやってみました。
そうだなー、もっと彼女作るように頑張ってもらおうかな(笑)。いや、彼女でなくても、普通の女友達でも。なぜって、僕の経験でいえば、男にとって人生に必要なことの半分は女の子が教えてくれるので、男にとって女性は大事な「ブレーン」でもあるのですよ。その逆もしかり、だろうけど。
最初は理解できなかったり、単純に口うるさくてウザかったり、うっせーな、お前は俺のおふくろかよ?みたいな感じだったりするんだけど、でも、それがいいのよね。ムカつくけど。
それに価値観が全然違うので、後ろからズキューンと撃たれる感じもいいですね。例えば、芸術的なまでに綿密&精密に策を弄して、俺って天才?って舞い上がってるところで、「それってなんかセコい」とか、「貧乏くさい」「おしゃれじゃない」とか、全く思ってもなかった視点から撃ち抜かれるので、それがいいですねー。ムカつくけど。
あとの半分は同性(先輩とか)から教えてもらうんだけど、女の子との付き合い方とか、趣味ののめり込み方とか、「鬼」になるときの作法とか、ワビの入れ方、スジの通し方、いろいろ。ま、そのうちの半分くらいは「やばいこと」だったりするんだけど(笑)、そのへんのStreetwiseな感じ。
ここのは、生クリーム系ではない、地味めなケーキが美味しいので、こういう方面も知っておくべしと。これはPersian Loveケーキ。あんま日本人的には馴染みがないけど。
勉強熱心な内田氏
別に内田くんに限らず、APLaC卒業生だったら、いつでも定例カウンセリングというか、相談(つか雑談)しますよ。思っても見なかった視点から、ズキューンとやってあげるし(笑)。