クルマ移住組神木家と小田家、そして大物家具搬入イベント

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多忙のままに遅きに失しすぎてますが、ご報告を。
えーと半月ほど前、一家で移住を考えている神戸の小田ファミリーが視察にオーストラリアに訪れ、メルボルンの吉田家で泊まり&取材をし、さらに帰国最終日にシドニーに来た際、同じく移住のために来られている神木さんご一家をお引きあわせというのが一つ。小田くんはメカニック(自動車整備)キャリア10年(ワーホリ帰国後)、神木さんはベテランの塗装関係。クルマつながりですから。

もう一つは、私ゴトですが、引っ越しの家具整理で大物家具の多くを神木さんに引き取っていただいたので、その移動日。最初は小田くんが早くシドニーINしてウチにきて搬出を手伝ってもらい、車でいっしょに神木家に行こうかって話だったんだけど、小田くんが遅れて「無理かも」メッセが朝に届く。おーそうきましたかで、日巣立っていったばかりの廣瀬くんにお願いして搬出を手伝ってもらいました。

まずは腹ごしらえで、近所のCafeで。ここは前回の引っ越しの際にも田尻くんと食べたところで、伝統行事になっています。

直前までいつ実行かわからなかったのでカーシェア(GoGet)も予約できないでいたら、近所の車が取られちゃって、Broadwayの置き場になりました。

搬入開始

全部乗り切れるかどうか、もうテトリスのように頭使いますよね。この空間にこれをはめ込むと、、とか。

てか、それ以前に、家の前の駐車スペースをゲットするのが大苦労で、前の夜から僕の車でキープしてたんだけど、作業車と入れ替えをしているスキに他の車に取られてしまって「あ”ー!」という(廣瀬くんペーパーだし)。

日曜の午後、車は一路Padstow Heightsという遠方へ。シェア探しでも見たことないであろう、本当のシドニーのローカルサバーブ住宅街へ。「ね、空気がだんだん変わっていくでしょ?都心から離れるほど、ゆるーく、開放的になっていくし、すっかすかな感じになっていく」

神木さんご一家。こっから先が敷地だもんね。ここまでくるとほんとのびのびしてるわ。
数日前から風邪で一家ダウンしてたそうで。

せっせと搬入

搬入は、人手も多いし、広々した場だし、ちゃっちゃと終わって、所要時間10分くらい。完成後一枚

こっちは一段落したところで、小田くんとのメッセのやりとりで、近づいていると。
家の前でずっと待ってたら、ついに登場。

あとは両家の情報交換。

神木さん、こっち来てまだ数ヶ月だけど、もう既に勤務先が5軒目。こっちにくる前は情報多すぎで頭でっかちになってたんだけど、実際にやってみたら全然違うとか、飛び込みで仕事を探すのも最初はビビるけどすぐ慣れるし、引っ込み思案でやってたらダメだと。
また、地方永住の方が取りやすいとか思ってアプローチしても、大都市以外になると雇用主自体がビザのことを知らな過ぎだったり。これはあるでしょうね。地方移住は楽なんだけど、スポンサーが難しい。雇用主がスポンサーになるのは、多大な苦労(金銭的にも)を雇用主に負わせることになるので最初は気楽に「いいよー」とか言ってた社長も、だんだんわかってくると尻込みしはじめるとか。ビザとかスポンサーというものにある程度慣れている人でないと話が進まない。しかし、「異様に」慣れている人は、それはそれでまた微妙だったりして(ビザを餌にしてこきつかうとか、詐欺的手法を取るとか)、難しいんだけど。

坂本さん、旧姓なんだけど一括パックのときの名残でまだそう呼んでしまう。  子供さんたちが、もうお母さん好きで好きでわーっと抱きつきにいくという。微笑ましいっつか、坂本さんもうれしい悲鳴だろうなー。たしか坂本さんのシェア先はボンダイビーチでブラジル人の女性とだったよね、予算オーバーだけど気に入ってって。小田くんは、EarlwoodのHomer Stだよね。まさか、あの二人が結婚して、子沢山になろうとは。

大人の話に飽きた子どもタイム。

ということで無事搬入も終了し、僕と廣瀬くんは先に辞して、夕刻に廣瀬くんをバイト先に送り、僕は車を返し、その晩エッセイを書いたのだった。

後日、神木さんから送ってくださった家具の写真。おお、ちゃんと活用されててうれしいわー

とまあ、ハラハラ・ドキドキだったけど、ほっこりした日曜日でありました。
トータルにナチュラルに廻っているんだけど、世間的には理解しづらいのだろうなとふと思ったり。家具の処分でも、売却ではなく贈与、それも自分でレンタカー代払って届けに行くのって奇妙に映るかもしれない。確かに損得勘定で言えば捨てたほうがマシだけど、そーゆーことじゃないのよ。あのテーブルだって歴代みんなと利用してきた思い出の一品で、それがなんか銭金だけで売られるのは違うだろう、由緒正しく受け継がれたいって気分があるのよね。それって変かな?
変といえば、エージェントの引っ越しにお客さんだった廣瀬くんが手伝ったり、10年前にお世話した小田くんたちをまた引き合わせたり、普通そんなことしてる留学エージェントはいないよね。だから、そういう世間的なモノの見方の狭量さというか、大事なものを取りこぼす粗さというか、根本的に違う気がする。

その辺の問題意識がずっとあって、ビジネスとか世間的なフォーマットって、本当に使えねーなというか、そんなもんに囚われているとほんと貧しくなるなっていうかね。ま、多くを語るまでもないか。

 

 

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