木内幸さん宅訪問~ビジネス学校選びと書道教室とキノワ玄米サーモン定食

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留学一年目の英語学校も終わり、まだ滞在したい、いよいよこれからじゃってところで、ビジネス学校選びやらで相談中の木内さん。その件で、シェア先のボンダイJCの閑静なテラスハウスまで行ってきました。ご飯もご馳走になっちゃった。

エージェントとしては、ココを先途と各ビジネス学校のあれこれ(コースとか料金とか)を詳細に述べてアピールすべきなんだろうけど、僕ら(木内さんも)の考え方はちょっと違って、まず大きな絵図面をどう描くかであり、そのワンピースとしての学校があるだけです。

コンセプト→戦略→戦術
まず大きなコンセプトがあり、それを実現するための戦略があり、その具体化として戦術がある。オーストラリアに滞在することの人生上の意味、どういうことができそうか、それが後の人生でどう活かせそうか(金が儲かるとかそんな些末なことじゃなくて)。そこは人によって違うし、必ずしも明瞭に分かるというものでもないでしょう。それでも大きな視点で考えるのは結構大事で、そこがおろそかになると「手段の目的化」が起きる。それやっちゃうと次の次くらいに行き詰まる。

例えば、オーストラリアが気に入ってもっと長くいたいな、できれば刻限を切られずビザの心配がないくらいいなりたいな(永住権)と思ったとしても、「なんでもっと居たいと思うの?」という根本部分がコンセプトです。オーストラリアはただの生活バックグラウンドという環境手段に過ぎないわけで、その手段を使って「なに」をゲットしたいのか。ここでの生活の「なに」がいいのか、それはあなたが生きていく上で大切な「なに」を満たすのか。

薄らぼんやりでもいいから、その「なにか」が見えてきたら、組み立て方も見えてくるでしょう。あるいは、今の段階では、見えそで見ないから、もう少し時間をかけて見極めたいというのもアリでしょう。

その上で、戦略が来る。単に長く(安く)居たい→ビザ取りだってのもアリですけど、最初からそれやっちゃうと次が続かない。学生ビザは、レベルアップは更新しやすいけど、ダウンはしにくいから、英語学校→ビジネス学校→大学→大学院というマス目においては、できるだけ上に行き過ぎなようにしつつ、時を稼いだ方がいい。だから木内さんも英語力バリバリあるけど、最初は英語学校。また続けてやるのもアリです。学校で学ぶことって、その後で大して役に立たないし、こっちは職歴社会ではあるが学歴社会とは言いにくいし。そんな中これだけは学んでおいて損はないと言い切れるのは英語だけですからね。

で、戦術レベルで各学校、コース、料金、プロモーションなどが出てくる。これは末端。選ぶにしても最初のGTE(真正に一時的な滞在であることの事情説明で学生ビザの申請の際に書かされるもの)から連続したストーリーが破綻しないように繋げないとならないし、最初のGTEで伏線はっておくのもアリですね。場当たり的にGTE書いてると「矛盾してんじゃん」と言われそうだし。

木内さんの場合、ずっと前に留学して英語力つけて、帰国してから外資など英語バリバリ使う仕事やりまくって、麻布に住んで、お洒落なお店を開拓してとか、よくある「やってみたいなー」みたいなアクティビティはもうやってしまった。「もうええわ」というのが原点にある。

一年目の留学を始めるに先立ち、オーストラリアをあちこち旅行し、カントリーやらアートやらの雰囲気を浴びてって、ああ、もともと自分はこういう人だったのかもみたいな原点回帰が兆し、その自分原点と実社会とでどう折り合いをつけていくかがあり、、、、今はその調整作業だと僕は思います。そこら中にヒントは落ちてるから、いろいろ経験して、何かを感じて、思いついて、、、という集積の中で自ずと見えてくるでしょう。

というわけで、この一年目でも、木内さん、精力的に動き回って、いろいろ働いて、最近ではオフィス内部の不可解な現象にも遭遇し、またオージー同士の壮絶な修羅場も経験したり、いやあ、いろいろ学んでるじゃんと。

さらに最近は、パーソナルに習字教室をはじめて、MeetUPやらGumTreeに広告を出して、すでに数人の生徒さんに教えているという。それでドカンと儲かるとかいうよりは、それで何かを学ぶ、てかもうすごく学んでる。

その国の言語にも併せて対応↓

文化の違いとか(「書き順」という概念がイマイチわからないとか)、あとはオーストラリアの普通に暮らしてる人達の賢さ。本国だったらスーパーエリートが、こっちで普通にバイトやってるし、化物かって思うくらい頭がいい人がいっぱいいるのが楽しい。また先進国の連中でも、生き方、組み立て方のスケールが全然違うとか。行くところに行ったら居る。あるいは呼べば来る(こうやって広告出すとか)。

ま、出会ったところで、その人の深さ賢さを引き出せるだけの話題、英語力、人間力がなかったら絵に描いた餅だけど、木内さんはそれができる。今まで積み上げた英語力と、社会経験と、そしてもともと持っていた素地が前面に出てくるに従って、動きやすく、理解しやすくなってるでしょう。それを積み重ねていくうちに、自然となんか見えてくると思います。

湘南ぽい
木内さんって、どこに居ても地元の湘南ぽいです。僕の親しい友人もずっと鵠沼なんだけど、彼女とオーラが似てる。スコーンと突き抜けてるつか、海の近くなんだけど空気が乾いてる感じ。いつも太陽で日光消毒してるみたいな。

今お住まいのシェアも、いい感じのテラスハウスで、インテリアも良い。これ買ったら2億はするだろうなー。それをシェアメイト(もとの賃借人)はえらく安く借りてて(相場の半額だと思う)、だから木内さんも安く借りられてという。いやあ、よう見つけたなー!


オーストラリアのテラスハウスなんだけど、彼女といると湘南のどっかにいるみたいな感じがした。

その日は、お手製のランチを食べさせていただいて、これ、カフェで食ったら25ドルは取れるぞって出来でした。キノワと玄米のご飯(最初からセットで売ってるそうな)。そしてサーモンがどーん。さらにお豆腐を白和えにした野菜サラダ。

なんか相談とかいいつつ、家がいいよね、メシ美味いよねしか言ってなかった気がするぞ(笑)。

Gum Treeの広告に、書道教室の画像が沢山あがってます

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