ぜーんぜん書くヒマないので、めっちゃ遅くなりました(ごめんなさい)
ワーホリ2年目をやっておられる新堀くんと久しぶりに再会しました。
最近バイトが早朝・夜勤とか不規則なので、事前に連絡しつつ、さらに直前にSMSなどで連絡取り合って、「今から動けるよー、今どこにいるの?」「あ、もう、こっちから行くわ」とStrathfield駅北で落ち合って、「クルマだし、普段あんまり行かないところに行きましょう」ってことで、Concordの閑静な商店街でランチをしました。
新堀くん、過去の記事では
New Face 新堀健治さん
新堀健治さん 塚田詩乃さん来訪
などがありますが、去年の2月に来られました。
日本ではアパレル系でサラリーマンやってて、その前はガチでバレーボールやってました。世界でいきなり役に立つ「キャリア」は当然後者(趣味とかスポーツ)。あまりバレーボールが盛んではないオーストラリア、でもやってる人はやっているわけで、シドニーのチームをみつけて「入れて~」って入っていって。日本のバレーのレベルは高いから、こっちでもかなり上位のチームでレギュラー張れるようになって、そのあたりからだんだん言うことも変わってきましたよね。「来週から遠征があるんですよね」とか国内リーグでオーストラリア各地を転戦、ときにオリンピック代表選手とプレイできるような幸運もあったりして。
彼の2年目は、1年目の延長というか、1年目の基礎がしっかりしてるからどんどん広がってる感じです。バレー活動はもう普通のルーチンになってて、なんか面白いこと言ってたな。「2年目になると、もうそんなに皆優しくないですよね。右も左もわからない頃は手取り足取り優しかったんだけど、もう今では、そのくらいわかるだろ?って感じで、まあ、わかるんですけど」「英語も全然ヤバイままで、LとRとか駄目で、”お前さー、もう2年もいるんだろ?”とか言われちゃったりして、まあ笑いながらですけど」とか。
で、バイト話ですが、僕もここんとこあれこれやってるので、最近このバイト話で皆と話が合ってしまうところが面白いです。
彼も普通にジャパレスから始めて、まだやってるんですけど、今はガチにやると週1300ドルくらい稼いでるそうです。僕もガチでやると1500くらいいくので、そこで話が合って。
何が「合う」かというと、「そんな要らんよねー」という。
人にもよると思うんだけど、男の子って基本物欲少ないから、そんな金使わないのですよね。メシも服もテキトーでいいしし、まあ、週3-400あれば生きていけちゃうんで、そんな要らんわという。でも、仕事が入るとやってしまう、ついつい頑張ってしまう、あてもなく金は貯まる。
面白いですね。なんかそういうサイクルがあって、やってもやっても金が足りないときもあれば、なんか知らんけどどんどん貯金が増えていく時期もあって、まあ、めぐり合わせなんでしょう。割のいい仕事があるかとか、忙しいと金使うヒマもないから貯まるとか、生活水準とか無駄の断捨離アジャストメントが効いてるかどうかとか。
ただ、入ってくる時期も、入ってこない時期も、基本のライフスタイルはあんま変わらん。凄いときは年収数十倍(貧乏受験生→弁護士)とかあるんだけど、でも自分の部屋やら、着てるものやら、オフの過ごし方やらはあんま変わらん。ま、基本、お安く出来てるんでしょうね。
今日本に戻って年収200万以下でも結構ハッピーに暮らせそうな気もします。だって、受験時代の感覚でいえば200万って「目もくらむような大金」だし、10万超えると金って気がしないし(ただの数字)。ただ今の日本だったら、無駄な税金に強奪されるのがあまりにもムカつきそうだから帰らんけど。
僕もこっち来るときまでに、弁護士6年やって2000万前後貯まったけど、別に貯めようと思ったことはなくて、やってるうちにゴミのように溜まったという感じ。リッチになったから外車でも、とかそういう発想や願望は全くないし、生活は受験生の頃のまま、てか高校生の頃とあんま変わらない、どうかすると忙しい分だけもっと使わない。
新堀くんの場合、今はバイト2つやってて、一つは近所(Rhodes)のジャパレス。もう一つはキングスクロスのホテルのレストラン(ローカル)で、ここが割がいいらしい。最初はそのホテルにベッドメイキングとかで行ってたんだけど、仕事きついわ、腰痛いわ、たまらんなーって思ってたところ、そこのホテルのレストランに「ウチにこないか」って話になって。
結構シビアなところらしく、毎週のように誰かクビになってるそうです。でも、新堀くんはサバイブ。
お金に恬淡としてるのは彼も同じで、いよいよクリスマス年末で、公休日のありえない高額時期、時給60ドルもありという時期を目前に、職場の皆も色めき立つわ、ボスは誰にシフトをあげるか悩むわってことらしいですけど、新堀くんは「あ、僕いいですよ、皆でわけてください」と。「お前、気はたしかか?」と皆に言われたそうだけど、なんか、もう、別にいいやって感じ。
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さて、ワーホリ2年やって、そのあとどうすんの?って話が今回のテーマでした。
日本に帰って再就職かあって。この再就職「かあ」っていう「詠嘆の助詞」部分がミソで、あんまり乗り気ではない。こっちの賃金水準を知ってしまうと、あんなに頑張って時給千円とか「ありえない」よなーとか思ってしまう。いやあ、日本人の現場末端の人々の働きぶりを考え、オーストラリア労働市場で換算すれば最低時給3000円くらい払ってやれよって気がしますね。逆に言えば、あれだけの人材を3分の1くらいのコストで使えるんだから、日本企業ってどんだけ甘やかされてんの?って思う。これで世界制覇できないんだったら、経営がダメだと思うよ。実際ダメだから内部留保ばっか増やして(商人がタネ金貯めててどうすんのよ?)、さらにもっと安くコキ使える外国人労働者がほしいとか、もう底なしだなーって気がしますね。
ま、それはともかく、それもあっても詠嘆の助詞、日本で再就職「かあ」なのでした。
でも一方では、今26とかそんなもんで、ここでビシッと働かないと日本社会で落伍者になりそうでそれも怖いと。やっぱ地道にやらなあかんかなーという気もしたりする新堀くん。
んでも、再就職とか、地道にビシッととか、実際には無いと思うよ。いや、やればもちろん可能だし、普通にできちゃうとは思うけど、自分、それで納得出来るの?そこで納得できるくらいなら、最初からオーストラリアに来ないんじゃない?正社員で入った最初の会社辞めないんじゃない?そこで辞めたり、渡豪したりしてる時点で「なんか」あるんでしょ。自分が納得できるかどうかの分水嶺がそこにある。そしてそれはゼニカネではないし、世間体とかそういうものでもない。
多分、それをやって得られるのは、なんで俺はオーストラリアに行こうと思ったのか?という原点確認でしょうね。だから、そういう原点確認を再度やってみるという意義はあると思いますよ。「あー、やっぱあかんわー」という。でも、やらずに確認出来るなら、それに越したことはないよね。
じゃあ、次にどうしたらこっちに居れるか?といういつものテーマになって、いつもの学生ビザ切り替えがどーのこーのって話にもなるんだけど、今回ちょっと目新しかったのは、フィットネス系の職業学校で学生ビザを取るという方向。
これは、先日、木内さんが考え、選択し、今も実践しておられますが、彼女と話し合ったときに、「このフィットネスコースって笑えるよね、そういうコースもあるんだ」「でも、よく考えたら、それもアリだよねー」って。
なんでアリかと思ったかというと、それやってもITやアカウンタントのように永住権につながるわけではないし、それで即スポンサーが取れるとか、うはうは儲かるとか、そういうのは無いんだけど、ロングスパンで考えたら意味を持たせることは出来るんじゃないか。
「からだ(身体)」というものを人生の一つの柱にするって意味で。
身体系といえば医者とか看護師とかメディカル、パラメディカルが連想されるんだけど、でも健康増進のための日頃の運動、フィットネスクラブの機材の使い方とかメニューの組み方とか、それを裏付ける背景知識(身体生理学の基礎とか)とかは、意味がありうる。
まず、自分にとって意味がある。体動かしたり、スポーツ好きだったり、ヨガとか好きだったりする人にとっては、勉強としても苦にはならないだろうし、また一生レベルでなにかと役に立つんじゃない?ってのが一つ。
もう一つは、高齢者とか増えていくし、老劣化が激しくなれば医者、その手前で介護になるだけど、もっと手前。つまり全然カクシャクとしているとか、健康な高齢者が、その健康をどうキープするかとか、あるいは高齢でなくても中年層で「多少運動せなあかんなー」って層に意味のあるアドバイスが出来るとか。
もちろんそのままではマネタイズするのは無理なんだけど、数ある柱の一つにはなるかなって。勉強→仕事って、一つで全部まかなえることはなくて、一つかじってみて面白くて、また周辺にいって、さらにまた周辺やってとか肉厚になっていって、そこで自分なりの方向性が出てくると。たとえば、健康、スポーツを起点にしつつも、栄養学とか食べる方面にいく人もいようし、介護とかリハビリとかそっち方面もあるし、子供とか育児とかにつなげるとか、運動とメンタルとをつなげていく方向もあろうし、ビジネスマンのストレス解消、被災者の方とかそういう方面での応用とか、いくらでも道はあるのですね。だって「からだ」のない人間なんか居ないんだもん。いろんな局面でメンテは必要なんだし。
何がいいたいかというと、これ一つで全部まなかうとかオールインワンなんかこの世にないから、長い時間をかけて自分なりに広げていかなきゃいけない。それはどんな分野でも同じ。ただ、自分が好きでもないエリア、興味の持てないものを柱にしてしまったら、あとあと行き詰まるでしょ?
でも、好きで興味が持てることを柱にしたら、あとは増やしたり広げたりってことは可能でしょう。その際、僕が気をつけるべきだと思うのは、儲かるとか、ビザがとれるとか、近視眼的なことを考えないことでしょう。そこで近視になってしまうと、あとで袋小路になるし。
新堀くんの場合、ガチでバレーやってるくらいなんだから、人体のあれこれには興味あるだろうし、人生の一時期にそういうことを学ぶのも意味あると思うよ。それが即なにかになるとかいうのではないけど、でも、ビザ取りのために、いやいや興味のないことやるくらいだったら、そっちの方が何倍もマシだよねーって。まあ、一つの考え方として。
いきなりビジネス学校ではなく、最初は夜間の英語学校でもいい。英語もやっておいて損は絶対ないし。それにそれで滞在期間が増えるわけだし。まあ、そこは自分なりにアレンジすればいいじゃん。
とかなんとか喋ってました。
あ、彼の今のシェア先は、最初の一括パックで見つけたシェア先で、そこのオージーが超が三個くらいつくくらいいい人で、その人がNorth StrathfieldからRhodesに引っ越したところ、ラウンド帰り、二回目WHの新堀くんがまた住んでいるという。
これも「一年目の基礎がしっかりしてるから、二年目にひろがっている」という一例だと思います。
写真は、Concordのカフェにて。
なんでも屋的になんでもあったんだけど、ギリシャ料理風が多かったような。これもギリシャ料理ベース
これは普通にバーガーですが、こっちの「普通」のバーガーって、こういう高層ビルみたいに積み上がっているのですよね。どうやって食べるの?という。そして付け合せのポテトの出来が結構重要だったりして(僕的には)