2022年夏帰省日記(9)8月25日 島根ラウンド(1) 

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島根オフ、行ってきましたー。
なぜ島根?というと、基本、気まぐれであり、遊びに理由を求めるのは野暮天であるってことなんだけど、幾つかの小さな偶然が積み重なってのことです。

かねてからお世話する人で島根の人多いなーという印象がありました。また大阪にいた頃の職場のビルが島根ビルという島根県所有のビルで(一階に島根県事務所があった)、テナント招待旅行に事務所代表で行かされ、まだ20代の僕はおっちゃんやおばちゃん達にいじられまくったわけですが、でもいいところだなーという印象はあり(その後、日弁連のシンポジウムかなんかでまた行った)。そんなこんなでちょい「ゆかり」があったので、島根出身者にはビビッとアンテナが動くという。もっとも同じ理由でピピッとなるのは岐阜もそうだし、東京も大阪もそうだし、要するに結構多い。
車でGOという発想は、オンラインサロンで、渡辺JUNJUN君が骨休みをかねて半年くらい日本全国車中泊旅行をやりまくっていたので、いいなーと思ってたし、京都に引っ越してくるとかいうので、あの車に乗れたら楽しそうだなというのもあり。また、天橋立あたりのいい宿を、オンラインオフの掲示板で鳥取の田中くんがシェアしてくれてたので、それもアリかなと。

プラス、過去にお世話した錦織さん(インド在住十年)が里帰りして島根にいるという話があり、ここまでくると、「天は「行け」と言っている」感が高まり。過去にお世話した島根界隈の人にメールしてたら、メールが届いてないっぽい伊藤君以外の皆さんから参加しますという話が。

いっこいっこは雑談のネタくらいなんだけど、重なってきて、タイミング感が出てくると、これは行けってことだなって雰囲気になるという。前回の上越もそうですし。

さて、当日。
事前に京都発組の集合場所を何度も考え直して決め(最初、JUNJUNが全部車でピックアップとか言ってたんだけど、時間と体力のロスだからまとめてどっかでピックになり、京都駅集合になり、二条駅になり、亀岡駅か桂になり、高槻になり、ようやく長岡京駅集合になった)
、集合予定時刻よりも早めに着いてしまってどうしようかなーと思ってたら、もう全員集合していたという。やる気満々じゃん、みんな。

同行はAkitomo君(ロシア留学経験も勤務経験もあり、今年司法試験を受けて合格予定、先日の引っ越しオフで顔なじみになる)と彩華さん(マルタ留学から帰ってきて、また海外行きたいってことでこの9月にオーストラリアにワーホリに来る、JUNJUNの従兄弟の娘さんで子供の頃から顔なじみらしい)。若い二人とおっちゃんとの変な組み合わせ。

出発して高速に合流、分岐は事前予習の甲斐があってスムースに。
こまめに休息を入れて夜の本ちゃんに備えるということで、赤松SAで休憩。このSAめぐりは、今回の往復に顕著な特徴になりました。SA面白いんだよ。「よくそんな商品考えるな」という無理やり特産品みたいなものが山盛りあって、物産展見てるみたいで。赤松でも赤松コロッケという、そんなの初めて聞いたわってのがあって。

ここで朝からお疲れのJUNJUNに変わって、僕が運転。最初ちょっと戸惑うけど、乗りやすい車だったのですぐに慣れました。

気持ちよく走って、中国縦貫から米子自動車道に入る。

蒜山SAでまた止まって、ドライバー交代。昼飯予定の米子までもう少し。

ここでチャッチャと出発すればいいものを、SAでまたいろいろ見てしまい、

蒜山名物ジャージー牛乳ってなによ?とかいいつつ、アイスクリームに惹かれて、皆で買ってご満悦のポーズ。いや濃厚な味で美味しかったですよ。

でもそんなとこやってたら、時間がなくなり、米子前に海鮮大臣のAkitomo君がスマホでいろいろ調べてくれてたのだが、、、、
この橋を越えたら米子。

既にランチタイムも終わってしまい(1時半とかそのくらいで、何軒か訪ねてみたけどダメ)、こうなったらこの時間でもやってる回転寿司しか選択肢がないなーってことで、近所の回転寿司を探して行きました。

ま、あそこでソフトクリームなんか食べてなければ間に合ったと思うのですけど、海鮮のために往復600キロも走ってるくせに、海鮮とソフトクリームとどっちが大事なんだ?と言われたら、ソフトクリームといえてしまうところが無手勝流の自由旅の良さでありまして、誰も後悔していない。

結構混んでていてBOX席があくまで結構待った。百パー地元民な感じ。

待つ間にメニューを見せてもらったり、壁の絵をみたり

ようやく順番が来て、無料のあら出しがいきなり出されて

ここは三種盛りが主力商品みたいで、珍しい取り合わせでいろいろあった。これはイカシリーズで、右端はホタルイカの墨造り(これが一番美味かった)

季節系のもので、関西名物鱧梅肉を米子で食べるとは。

これは本日のオススメでカワハギ

他にも食べたけど、夜もあるからセーブして、一人あたり990円でした。いや良かったですよ。都会の回転寿司では何食ってんだかわからんみたいなものも多いけど、ここのは普通にちゃんとしたお寿司でした。
そういえばJUNJUNがお代わりを注文した無料あら出しは無視されたのか、全然出てこず終いでした。

米子から松江まで高速使わず走りましたが、全部で300キロの最後の30キロだからすぐ着くかと思いきや、結構時間がかかってしまいました。SAの代わりにコンビニに寄ったり(道草ばっかしてる)。

松江市の中心部にお宿がありました。写真そのものは翌日撮ったものだけど、店構えが見えるのがこれしかなくて。ここを入ると細い鰻の寝床の京都風になってた。

着いたらもう錦織さんも、大野さんも、イマミホさんも着いてた。

きゃーひさしぶりーって再開を祝しつつ(大野さんは13年ぶり、錦織さんも10年以上)、「ここの蔵、すごいんですよ」と奥の蔵に案内される。

落ち着いた古民家の蔵で、もともとバーとして経営するはずだったんだけど、コロナでそうもいかず、もったいないから無料でいくらでも使ってくださいというオーナーの温かい申し出があり。

とりあえず乾杯したあと、夜の店の打ち合わせをするも、「もうここでいいんじゃない?」「てか、ここ以上に落ち着ける場所なんかないでしょ」って話になり、料理はテイクアウトでもなんでもいいしって。事前の店ぎめの議論や情報があっさり流されてしまうが、別に惜しいとも思わず、異議も出ず。

そんな折、忙しい中を顔見せに来てくれた三島(昔は天野)むつみさん。この子は二番目の子で、いまお腹には三番目の子がいて、この10月に予定だそうです。

でまた一枚(人が来る度にやっている)。
遣り繰り算段してくれて、しかもお土産まで持ってきてくれて、風のように立ち去るむつみさんと、お見送りの皆

道端で座って錦織さんと

インドおいでよーって盛んに勧められ、道場のテーブルに座って話し込んでる図そのものが既にインド風(もっとも必ずチャイがあるらしい)。

買い出しをどうするかって話なったところで、僕とJUNJUNは運転疲れもあるので、休憩を入れさせてもらう。
バッバー風二段ベッドだったはずが、3人部屋一人3000円でいいことに。

この布団がまた、昔風の重たくて硬い布団なんだけど、それがイイんですよね。ベッドに慣れた身には、日本布団のほどよい固さ、そして掛け布団の重さが逆に良かったりします。

主観的には「ほんの5分くらいうとうと」だったんだけど、実はしっかり寝てたらしく、気が付いたら夕日も何も終わってて、買い出しも済ませて盛りつけ中でした。
JUNJUN撮影の夕日(全然見れなかったらしいが)の風景。

買い出し部隊、出陣の風景(僕はその頃マグロ中)

起きてみると着々と進む準備。
どーんと完成図

おおーっと自分らでも感動して写真を撮る

海鮮だけではなくお肉もたっぷり。

大野さんと錦織さんが頑張ってくれて、スーパーの刺し身でも十分美味しいからといって買ってきてくれた。地元民だからどのスーパーがいいのか、いつタイムセールになるかも知り尽くしていて(大野さんはそのスーパーでのバイト経験すらある)、大量に安く仕入れてきてくれました。これは地元民じゃないと出来ないよ。

ご馳走を前に、全員多幸感トリップ。

食べまくり飲みまくり

頃合いを見計らって、大野さん(学校の先生をやってる)が、島根クイズと景品贈呈大会。

このとき「すもうあしこし」で7つの名物とか教えてもらったのだが、翌日のランチの店のメニューで

このように書かれてた。そうか皆習うんだ。

全員に景品がもらえる。僕はこれ。

イマミホさんは出雲そば

Akitomoくんはしじみラーメン

JUNJUNは十六島海苔(うっぷるい)海鮮店探しの過程で皆予習済の十六島海苔

しかし全員分以上景品を自腹でもってきてくれて、どうお返ししたものやらって。だけど、お返しとか、割り勘とかいうこと自体が失礼な気もするし、全身で喜ぶだけなのが礼儀なのかなーとも。

大野さんも錦織さんも、そして誰であっても、いつも思うのは、十数年ぶりとか年数はあんまり意味ないですね。会って話せば当時のまんまだし、何の違和感もない。でも見た目その他は確実に変わってる筈なんだけど、意外とそんなに影響しない。もっと言えば、もしどっかの時点で失明しても、それでも会えば、昔のまんまって思うんじゃないかな。つまり人が人を認知するのは、ビジュアルとかそんな大きな要素を占めないで、なんかもっと全体のバイブみたいなものを生理的に感じるのでしょう。
犬が昔会った人を何年経っても覚えていて、嗅覚が発達してるからというけど、人間だって同じだし、それが五感のいずれでもなく、もっと別の感覚器官(皮膚感覚みたいな)があるような気もします。オフをやる度にそれは感じます。

鳥取からやってくる田中くんが、雨で道路事情が悪く遅れるとの連絡があって、待ってた大野さんも後ろ髪ひかれながら退場。あしたはなんと始業式らしき、ここでこんなことやってる場合ではないのでしょうけど、ほんと会えて良かったです。
お別れハイタッチの儀。

入れ替わりのように田中くんが登場。
駆けつけ三杯の儀。

さらに宴は進み、持ってきてくれた島根の地酒、七冠馬(ななかんば、初めて知った)が美味しくて、進んでしまう。カパカパ飲んでたAkitomoくんは、翌朝半分地蔵化してた。

その後、また深夜に宍道湖を見に行く。
既に夜半の12時位だったと思うけど、皆元気、てかただの酔っ払いハイテンションというか。

かくして1日目は過ぎていったのでした。

JUNJUNと話してたけど、あんだけ事前に調べて、コンセプトも海鮮とか言ってて、これが会社の仕事だったらクビだよねー。米子の海鮮ランチは、ソフトクリーム食べてて間に合いませんでした、回転寿司にしましただし、本番の夜はスーパーの刺し身にしましただもんね。お前何しにいったんだって怒られるよね。
また、これがツアーかなんかで、期待して行ったら、昼は回転寿司、夜はスーパー刺し身ですよとか言われたブチ切れるよね。
でも、不思議と自分らで企画して、自分らでそれを足蹴にするように臨機応変に変えてしまうのは全然腹も立たないし、悔しくもない。むしろ爽快で笑えてきてしまう。別に海鮮や夕日そのものに意味があるんじゃなくて、楽しくなるツールとしてあるだけだから、楽しかったらなんでもいいのですよね。

というわけで二日目に続きます。

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