New Face : 中村友哉くん

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弱冠ハタチの中村くんは、名古屋外大の学生さん。
この方もいつも柔和にニコニコしてて、物腰も柔らかでベビーフェイス風。将来、営業廻りとかしたらマダム層顧客に人気がでそうな感じなんだけど、でも、この人けっこう豪胆です。一両日くらい一緒に居てすぐわかった。今年来た中では一番豪胆かも。

大体、「ひとりぼっちで外国に突撃!」ってだけで日本平均よりは豪胆な部類に入るでしょう。そのなかでもAPLaCに来る人はもう一桁強気でしょう。なぜって?ヤバいくらいなリアル(例えば英語が出来ないとこんなにミジメな思いをするよ~とか)から目を背けて偽りの安心を買うのではなく、やばい現実をとことん見据えてその上でクリアしようぜっていうのがAPLaCのコンセプトですから、そこが腑に落ちる人はやっぱ豪胆なんですよね。そして中村くんは、そのなかでも豪胆度が高いんだから、ある意味相当なものです。

豪胆の意味
なにをもって「豪胆」かと僕が思うかといえば、他の平均的な日本人に比べて「逡巡」(ウジウジ)が少ない。無いことはないんだろうけど少ない。大体ここで皆ビビるんだけどなってところで、彼はそんなにビビらない。よかったらタバコ買ってきて~ってお願いしたら、「わっかりましたー」つって持ってくるし。初バッパーでも4人部屋で最初ちょい気圧されるんだけど、でもあんまり気にもせずに、即爆睡。相部屋のフランス人とドイツ人と話はするし、最後はまだ寝ている彼らに書き置き残して去るくらい。
最初の頃、渡豪資金が少なくてどうしたもんかって相談の頃、稼げばいいんだよ、まだ日もあるからって言われたら、ほんとに稼いできて90万くらい持ってきたのかな。それも名古屋あたりの「いきなりステーキ」時給1600円をみつけて働いて、さらに残業やら時間外でしっかり手当貰ってって、結構かせげましたよーって、ズンズン行くのですよ。

どうも彼には、「考えても仕方ないことは考えない」「非生産的なネガやウジウジが少ない」という思考回路になってるみたいです、努力や経験でそこまでいってる部分もあるんだろうけど、まだハタチだし、もとからそういう資質という部分も大きいんじゃないかな。これは日本の中では飛び道具レベルに強いですよ(世界的には普通だけど)。

例えていえば、目の前1メートルのところにリンゴが置いてあったら、半分くらいの日本人はあれこれ30分くらいかけて考えたり、3メートル位迂回したりしてリンゴを掴みます。あとの半分は結局リンゴを掴む前に諦めてしまう。でも、中村くんのようなタイプは、ふーん?と十秒くらい考えたら、すぐに手を伸ばしてリンゴを掴んでしまう。

ま、彼にしてみれば、僕に豪胆って言われても、「はあ?」って感じでピンと来ないかもしれない。でも、彼も述懐してましたけど、日本にいるときに、オーストラリアに行くんだーって言ったら、友達みんな「いいなー」とか羨ましがるんだけど、でも自分では行こうとしない。なんでじゃあ?って、「いいなー」って言うくらいだったら、行けよって話なんだけど、そうではない。リンゴ掴まないんだよね。だから、まあ、世間の平均なんかそんな感じなんでしょうね。

知力と行動力のバランス
このように、すっと行動できるんだけど、でも、何も考えてないわけではない。
ひとあたり普通考えるようなことは考えるんだけど、そのあとの取捨選択が凄いんでしょう。「こんなん今の段階でわかるわけないじゃん」「考えてもしょうがないじゃん」ってバサバサ切っていける、その精神のありようが「豪胆」なんだと思うのです。

人間って弱いですから、確率的にはほぼ無視してもいいようなことでも、「もし万が一」とか思ってしまって、そこでビビって止まってしまう。でも「万が一」ばっか言ってたら何にも出来ないから結局はやるんだけど、その気持の整理をつけるために時間がかかる。だいたい人が「悩む」という状態はこれが多い。結露は出てるんだけど、肚が決まらないから実行できない。でも、そこで時間がかからない人もいる、ってことです。

これは実務家の資質でもあります。現実に物事を遂行していくなら、どうしても一定のリスクは負わざるを得ない。最小にはするけどゼロには出来ない。ゼロにできない分の不安は背負い込むし、どんどん増えてくるから、メンタルにすごい負担になる。そこをクリアするためには、まず、リスクはあるけどそれが最善なのだという透徹した知力が必要。別の言い方をすれば、考えられることはすべて考えたという自信。そして、「万が一」になったときは、「そんときゃ、死ぬだけですよ、ははは」って腹を括れる胆力。

すごい超人的なことを書いているようだけど、でも、行動するってそういうことでしょ?みなさんも日々やってるはず。飛行機乗るときにもし墜落したら」とか考えててもしょうがないし、どっかで「そんときゃそんときだ」って腹くくらなきゃ乗れないもん。

これって、最初から頭が悪くてリスクもなに思いつかないで、いきおいだけで行動するパターンとは違いますよ。ある程度リスクを見通せる程度に知力は要る。しかし、それだけの知力があったら、今度はその知力で「余計なこと」まで考えてしまって行動力が鈍る。一般に知力と行動力は反比例する。なーんも考えてない人はイケイケだけど、でもどっかでドカーンとなる(考え足らず)。考える人はドカーンとはなにりくいけど、でも最初の一歩が重いから俊敏性に欠ける(考え過ぎ)。必要なことは考えるけど、考えすぎない。そのバランスが難しいっす。

その意味で、中村くんの場合は、いいバランスしてるなーって最初に思ったのです。
ここがバランスいいと、サポートする僕の方は楽です。普通にやってたら普通に学んでくれるし、小さな失敗で無駄なトラウマ化もしないし。大体何でもそうだと思うのですけど、「ビビリ」で変な方向にいっちゃう。東でちょっとイヤな思いをしたら、もう東は絶対いかない、西でなんかケチがついたら、もう西はありえないとか、自殺行為的に選択肢を自分で減らすから、必然的に正解率も下がる。でも、ビビリが少ない人は、まんべんなく全方向の現実に触れるから、何よりも現実が正解を教えてくれるでしょう。「羹に懲りて膾を吹く」ってことわざがありますけど、膾ばっか吹いてるうちに餓死してしまうという愚を犯さない。

ということで、トントン拍子で一括パックも進んで、最後はよく皆がいくGreenwichのシェア先になりました。歴代何人もいってて、直近は咲也子さんだったかな。

ところで、中村くんは、ちょっと前に紹介した渡辺JUNJUN氏の紹介でもあり、さかのぼれば尾崎塾に在籍してました。その縁。その流れでいえば、直帰にこられた田中(聖人)くんも、下村くんも同じで、今、三重県津市出身者比率が最大瞬間風速的にすごいことになってます(笑)。

トラムのGlebe駅にて

セントラル駅にて

Burwood駅

巻頭写真につながりますが、Burwoodで昼ごはん食べたんだけど、「お腹空きましたねー」「空きましたねー」「もう一品いっちゃう?」で二人でガンガン食べまくりました。まあ、Takeawayすればいいしって言ってたけど、結局全部食べちゃった。

シェア移動の日

森の中のコテージのような家

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