シドニー雑記帳第二集を出しました

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第一集を出してから2年半も経ってから第二集を出しました。
もっと間隔を短く出すつもりだったのですが、一旦熱が冷めると中々エンジンがかからず、ずるずると月日ばかりが経過、これではアカンと一念発起でまとめました。

前回は第一回ということもあって、「なんでまた移住とか大それたことを」という視点が主軸になって、「ここでないどこか」に行きたくて、「ここでないどこか」に行ったらどうだったかというテーマのものが多かったです。最初の挨拶というか、説明というか。ちょっと「縛り」があった感じ。

第二集は、真逆に、いかに縛りを無くすかがコンセプトで、バラエティに富んだ選抜ににしたつもりです。一作ごとに読み味が違うように考えました。ストックも過去のエッセイ(今週の一枚エッセイとその前のシドニー雑記帳)だけではなく、オンラインサロンで書いたものも入れてます。本当はもっと広げてエッセイ以外のコンテンツ、英語雑記帳とか、「オーストラリアの肖像」という自力翻訳とか、過去の埋もれてしまっている掲示板での書き込みとか、載せたいのは沢山あります。おいおいやっていきます。

文章もかなり加除修正しました。その度合は前回よりも激しいかもしれないです。バサッと削ったり、同じことを書いている別のエッセイを部分的に合体させたり。ただ、こういう推敲ってエンドレス作業で、読む度にムラムラと直したくなるし、もうキリがないです。長過ぎてうざいから短くしようとしてたら、いい表現とか思いついてしまって前より結局長くなってしまうのはザラです。やらないほうがマシかもという気もする。

ちなみに削るつもりが長くなる作家として印象に残ってるのが小松左京と夢枕獏で、編集者泣かせというか、「もうちょっと短く」というと倍くらいの長さになって返ってくるという。でも、その気持わかるような気がする。要するに「おしゃべり」なんですよね。思いついたら言わないと気がすまない人がいますが、それの文章版です。

同じように表紙のデザインもそうです。前回プロにやってもらったものをベースに写真だけ差し替える感じで自作でやりました。というか、最初から一作ごとにデザインが変わるのではなく、ただ写真を差し替えればいいだけという作りにしておいたので。しかし、それでもどの写真を使うのかでプランがやたら出てきて、十数案になったところできりが無いからやめました。自分では好きなんだけど、一般的にはちょっとねーというのも多いです。例えば夕日に紅葉のシルエットとかいいんだけど、実際にアマゾンに並べてみると暗いんですよ。まだ2作ですけど、これが5-6作くらいになってくると、ちょっと変なのがあっても許される気がして、せっせと続巻を出したいです。

写真も基本横長写真が多く、また自分でも横長系の広がりがあるのが好きなので、こういう縦の切り取りにすると意味がなくなるものも多いです。またどの部分を切り取るかもメチャクチャ悩みます。

大体どういうセレクトにすれば正解なのか、どういうコンセプトにすればいいのかというのが自分でも分かってないし、おそらく永遠にわからないでしょう。それが面白いところなのかもしれないです。

今回収録したのは、
ガビーンの構造
それは「逃げ」か、「挑戦」か
オーストラリアとは何か? ~「虚構の帝国」オーストラリア
小松左京について
「喧嘩論」入門~権利のための闘争
キリスト教について(その2) ~原始キリスト教とローマ帝国
懲役十秒
おばさん”Lady”化計画
漫画紹介「リバーエンド・カフェ」 ~言語化と記号の破壊
最近の日本帰省時に感じたこと
風の強い日に坂の上で
です。
分量的には第一集の3割増しってところです。

なぜこうした?といわれると困るのですが、いや本当は「神経衰弱」「雅量」ネイティブ英語鑑賞会」とか、古いところで「征夷大将軍源頼朝独白」とか(最初に書いたのは92年)たくさんあるけど、また次に。

2回目ということで、大分慣れてきました。
一回目は全てが初めてだったので(当たり前だけど)、準備して出すまで3ヶ月くらいかかりましたけど、今回は2週間くらいです。3日でできるかなと思ったけど、やっぱり時間がかかりますねー。3本目は一週間くらいで仕上げるようにしよう。

ところで一作目ですけど、儲かってるのか?といえば、全然儲かってません。もうプロに支払ったデザイン代すらもまだペイしていないという。本というのはいかに儲からないかですね。まあ儲かるような体裁にしてないので(「永住権ミラクル取得法」とかにすれば多少は売れそうな気がするけど、それって詐欺みたいなもんだし)。ただ、Kindle unlimitedで無料で読めるようにしてるんですけど、通算で1万5000ページも誰かに読んでもらえたのはうれしいです。

待ち時間や通勤電車でパラパラ読んでて面白いものを、というのが最初のコンセプト(最初にエッセイを書き始めたときから)であり、今回もそうです。多分ずっとそうです。

レビュとか書いてくれると(星だけでも)、ありがたいです。
前回は、結構力作レビューが多くて、感謝感激だったんですよね。一作目で「ご祝儀」もあったと思うのですが、二作目ともなるとそれも多くは期待できず(笑)。

よろしくですー

Amazonの販売ページはここです。

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