New Face:野沢育世さん 

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野沢さんは、弱冠22歳でWHで来られました。
美容師さんをやっておられたのですが、「なんか違う」と思ったのかどうか(そこらへんは聞きそびれた)、一念発起でCAになりたい(というか飛行機や飛行場界隈のなにか)という夢をお持ちです。

あー、ここで「なんか要領を得ないなー」とか「腰の座らんやっちゃ」とか思ってはいけないと思います。20代前半の人生設計なんか、夢のような、ウワゴトのようなことを口走るくらいが正しくて、要領を得てなくて吉。その年で要領得てたら気持ち悪いです。少なくとも僕としては、CAとか飛行機とか言う時点で、ああなんか分かる気がすると思った。つまりは何かの象徴だと思うのだけど。「翔びたい」という。

一週間あまり一括パックでお話させていただいた限りでは、野沢さん、頑張り屋さんです。というか、我慢するのが上手というか、上手にならざるを得なかったというか。

勝手に他人の推測をするご無礼をお許しいただきたいのですが、野沢さんの中には「荒ぶるわたし」みたいなのがあるのだと思います。もう核融合みたいな。ただ、それを対世的に表現しようとも、その方法やら、方向やら、そして諸技術が足りないので、結局押し黙って我慢するしかない、だから我慢が上手という。

核融合ですが、日本でお会いしたときに感じました。わずか1-2時間の羽田オフの(僕が羽田から伊丹に飛ぶ際の合間の時間に皆と合うという、走りながらオフやるような)とき、「最後の駆け込み乗車」的に野沢さんが来てくださったんですけど、「今からでも間に合いますか?」ときて、以後、モノレール乗ってる僕と「今どこそこに居ます」的なメールのやりとりを何度も何度もしてついにお会いできました。すごいパワーだなって。つまり、具体的な「やること」が見えたとき、内なるパワーは行き先を得てドドドと出てくるわけですが、出方が凄い、だから内なる熱意もまた凄い。

また、シェア探しも初日に6件も見れたというので、すごいなと。いや、このくらいの年齢(社会経験)で、また英語もそれほど達者ではない段階では、普通の日本人だったら10人中9人はめげると思うのですよ。
だっていくら僕がお膳立てして、シェア広告のリストアップを作って、この番号のSMSしてって教えても、実際に一気に20数件SMS送って、知らない外国の街の、知らない外人に、英語で会って話して、それを何度も何度もって、まあビビると思います。やってしまえばどってことないんだけど、やるまでの心理的障壁が高いので、それをクリアできるかどうかが第一関門。(でもAPLaCに来る人は全員やってるわけで、だから、ウチに来た時点でもう成功は約束されたようなものなんだけど)。

最後のシェア先選びのときも、うんうん唸ってて、またそれまでの生活でもどっかーんと弾けてって感じでもなく、ああ、日本食恋しい的な思いもありーの、あれこれ馴染めずって部分もありそうで、でも頑張ってやっている。つまりは軽く溺れてるような状態が続いているのだけど、思うに、これまでもそんな感じじゃなかったのかな?

でもそれはイイコトなんですよって、それが言いたくて。

なんでそんなキツイ感じになるのかっていえば、内なる私が暴れるからでしょ。暴れてなかったら、あのまま地元東京で普通に美容師やってれば良かったんだしね。でもそうなってないのは、やっぱり、違う、こうじゃない、もっと自分が居るべき場所があるような、なりたい自分があるような気持があるからでしょう。それもソコハカとなく思うではなく、かなり確信レベルで思う。でもパワーはあるけど出口がない、ハンドルもタイヤもないので、うううう~ってな感じかな。

それのなにがイイコトなのかといえば、一番大事なのはそのパワーだもん。こうなりたい、もっと良くなりたいって意欲、願望、希望、熱意、それがコンコンと湧き出るかどうか「だけ」が大事なんだと僕は思うぞ。
そりゃ、世間慣れしてないから、それをどう表現するか、何色の絵の具を使って、どんな楽器を使えばいいかそこは分からんわ、見よう見まねでやってみても他人のようにうまくできないわで大変なんだけど、その種の技術は、ただの技術ですから、やってりゃ自然に覚えます。数をこなせば自然にうまくなるから、それは問題ではない。

ただし注意すべきは、思うように展開してくれない目の前の現実に振り回されて、打ちひしがれて、根本のパワーが減衰していくことです。そりゃ技術が伸びるには時間がかかるんだから仕方ないよ。だけどその時間をかけてる間に、本体(希望エネルギー)がしぼんでしまうことはよくある。世間では、それを「大人になった」とかいうんだけど、そんな大人にならんでよろしいです。いくつになっても夢を口走ってこその人生っすからねー。

今回、初日にいきなり沢山くん、同日の夜には一週先輩の理佳子さん、また遊びにきた菊川さんなどの場に野沢さんを招いたのは、「ちゃんと出来てる実例」を先に見せておきたかったというのもあります。やっぱ実物は説得力ありますからね。「あ、できるんだ」ってことが深層心理に染みてくれたいいかなって。

これから1年のWHも、現実に打ちのめされたりするでしょうが(英語が伸びないとか、金がないとか)、いいんですよ、そんな現実、適当に打ちのめされてりゃいいんだって(笑)。全ては過程にすぎない。やってりゃ絶対上手くなるし、なんとかなります。「変な近道」をしようとしない限りね。

よく引き合いに出す例がパチンコで、「一球入魂」といういい言葉があるけど、でも時と場合によりけりで、パチコンで一球入魂でやってたらめげます。精神を統一して、満を持して、1分に一発づつ打ってたら、10発連続で外れた時点で心が折れる。それじゃ勝てるものも勝てない。もうチンチンジャラジャラ大量に数を撃ってトータルで勝つしかない。そして、「一発打って外れた」というのが「(どーでもいい)現実」なんですから。そんな、こまっけー「現実」にいちいちこだわっていたら身が持たないし、勝機を逸する。

ということで「やってりゃそのうち」くらいに図太く構えててくださいねー。パワーが巨大であるなら、入れ物もまた巨大で頑丈でないとね。

写真。時系列的に並べると

まず初日の沢山くん来訪のとき

これも初日の夜 一週先輩の理佳子さんのシェア移動に同行 「シェアってこんな感じ」という実地見学

その帰りにNewtownタイ料理屋さんでゴハンを

二日目の学校見学&交通機関制覇と街歩きの日で、タウンホール駅

Burwoodの中華のお店

これは翌週学校が始まった頃、左にいるのは理佳子さん

ついにシェア移動!「すごいいい人そうで~」っていう、なるほど、確かに(笑)
本当はシェアメイトも良かったんだけど、入れ違いに出てしまったそうな

でもどの写真見ても、どっかしら不安気だったのが、ここまで悩んで動いて吹っ切れたのか、いい笑顔になってました 

 

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