望月、松原両名とチェコ料理の夕べ~学校終了ラウンドへ

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早いもので、望月さんと松原さんがワーホリで来られてはや4ヶ月。てことは、僕が日本やドバイから戻ってきてからもう4ヶ月経ったということか。

ちょっと前に学校を卒業した望月さんがラウンドに出るので、お世話になったお返しにゴハンおごりますよと言ってくださって(最近多いな、このパターン→でも結局割り勘なのも同じ)、ならば近所のチェコ料理・ビールにしようか、ほぼ同期(一週違い)の松原さんも呼ぼうよってことで。

一括パックで来た頃はヘルター・スケルター状態(あたふた)だったお二人も、今はすっかり余裕のよっちゃんで、リラックスしてシドニーを楽しんでおられる様子が説明不要的に(オーラ的に)よくわかって、初動をお世話した者にとっては冥利に尽きます。「あの頃は、”あんな事(シェア探しとか)くらいでテンパってたんですよねー」「懐かしいなー」という回想モード。

話はもっぱら旅立ち直前(QLDのマリーバを狙ってるとか)の望月さんに合わせて、ラウンドの話。松原さんも学校が充実してて、学生ビザに切り替えてしっかりやりたいかな、あ、でも人間力を高める方が先だからやっぱラウンドかなって感じ。

ラウンド&ファーム探しに出かける人にいつも言ってるような話を今回もしてるだけですけど、まずはブラック系のファームのメカニズムです。なぜブラックになるのか、どういうシステムでそうなるのか?という基本。詳しく説明してると超長くなるので割愛するけど、そういう産業構造とか、誰がどういう思惑で、どういう手口でなにをするからいけないのかって基本が分かってないと騙されやすいのですな。業界のリアルみたいなこと。

対応策は、要はシェアと同じで、ちゃんと探すこと、手間ひまかけて、時間をかけても探すことだし、「違うな」と思ったら逡巡なく切って捨てて次に行くこと。それをどれだけ徹底できるか/できないかに尽きる。そして、それはその後の人生においてこそ大きな意味をもつ{職でも結婚でも住まいでもなんでも)、だからラウンドはその予行練習をしているようなものだし、シェア探しはその予行練習の予行練習みたいなもの。シェアができたら、その延長線でやっていけばいいだけだから絶対できる。同じことなんだから。

だけど、より根本的には、ラウンドというのは(ワーホリというのは)、別に二回目を取るためにやるのではないし、ファームで働くためにやるものでもない。一生に何回あるかわからない貴重な自由時間で、「旅行」ではなく「本物の旅」をするためじゃないの?それも極めつけの「ロマンと冒険の旅」。

そのあたり、先輩たちから語られた、こんなことがあったらしいよ~、あんなこともあったらしいよ~とか、エピソードをたくさん、たくさん話しました。
とにかく直に話を聞く限り、めっちゃくちゃ面白そうなんだわ。ま、やってる最中は死ぐ~とか思ってるかもしれないけど、トータルで振り返れば人生の金字塔になりうるくらいに面白い。「青春」みたいなもの。
それからみれば、ファームがどうのとか、2回めがどうのとか、そんなもん、取るにも足らない些事にすぎないです。大体2回目取れたからなんだというのだ?別に取れなくたって他の国いけばいいだけだし。ファームで2万ドル稼げたからなんだというのだ、日本円にすれば年収200万弱で、そんなのただのワープアじゃん。それがそんな大事なことか?そんな仕事するみたいなサラリーマン感覚でラウンドしてて面白いか?

ワーホリの目的として「人間力修行」がありますが、でもそれは「栄養素」がそうだというだけで、実際にやる人の感覚的な目線はまた違うと思います。
食べ物と同じで、仮にえびシューマイを食べたら、タンパク質やら炭水化物やらを摂取するわけですが、だからそれが「栄養素」的な視点です。でも、そんな視点でメシ食わないでしょ。「今日は炭水化物を摂取しよう」とか思わない。リアルな感覚的な目線でいえば、「飲茶いいよね」「ぷりぷりのエビとか最高だよね」ってことを考えて食べるわけです。
ワーホリやラウンドで言えば、栄養素(人間力とか英語とか)はあるけど、それはそれ。リアルには何か?といえば、だからそれが「夢とロマンと旅」とか、そういうことでしょう。栄養は結果的に取れてしまうもので。

というわけで、途方もなくデカいオーストラリア。島国日本からは感覚的に理解できる範囲をはるかに超えているアウトバック。毎日一番多く目にするものは?と聞かれて「地平線」と答えるような日々。
そこで「荒野のガンマン」になってください。ぱっかぽっか馬の背中に乗って、粗末な道標のある分岐点に出たら、口からぺっとタバコを吐き捨て、「さあて」とつぶやき、コインをトスして表が出たらこっち、とかやっててください。

地球があって、自分がいて、あとは何もない、というシンプルな舞台
「ここは本当に地球なのか?」とか、もうそのレベルからしてワケがわからなくなるよな圧倒的な舞台
考えてみれば贅沢の極致のような舞台で、自分なりのロマンの物語を紡いでください。

ま、リアルには「とほほ」の日々なんだろうけど、それもまたGOODって感じで(笑)、大きな大きな大きな「なにか」を、自分の心やら魂やらにぶち込んでくださいな。それがあなたの器を大きくするから。

Have a good one!
Enjoy!

Glebeのチェコ料理屋のコートヤード(裏庭)にて
美味しいチェコビール

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