ま~こさんとのお家見学を終え、翼・稲垣さんとぶらぶら歩く。
平和な市街地を歩いていくと、、、
これねー、騙されてんなーって思うわ。
今日の京都新聞でも一面トップで売春宿化している違法民泊!とかで、もう既得権業界のパシリと化してるな。本来、旅館ホテルとシェア宿は競合せんのだけどね。Uberだって日本では既得権(タクシー業界)に押されて小さくなってるし。
それはともかく、暫く歩くと、突如、降って湧いたような観光地になる。
予期してなかっただけに、なんかこのギャップが凄すぎて、え!?って、タイプスリップというかテレポートしたような感じでした。
その先で、翼さんの知り合いのカフェへ。
知り合いもなにも、メルボルンにいた方が始めたカフェで、翼さんはそこのバイトの初代だったという!いい感じなカフェでしばしおしゃべり。見てると、外人さんがけっこう多くて、、てか、俺ら以外全員外人さんというときもあって。今では外人に囲まれてる方が居心地いいから、ああ、なんか居心地いいと思ったらそういうことかと。
でも、日本に来てる外人さんって、なんか全然おとなしいね。外人ぽくない。あっちでは(シドニーなんか基本全員が外人みたいなものだが)もっと、ケモノっぽいというか、ごく自然に生き物としてのワイルドなオーラがあって、それが「元気の出る栄養ガス」みたいな感じで、一緒にいると自然と元気になるんだけど、日本にいる外人さんはなんか去勢されてるっぽくて、よくよく見ないとわからないくらい。背中越しでもわかるくらいのオーラがないなー。
あ、で、翼さんと話してて、なんか翼さん、淡々と枯れてない?って話になって、この人、というかAPLAC界隈の連中というのは誰もが共通して「狂ったケモノ」みたいなの心の中に飼っていて、こいつが騒ぐからどうしましょ?ってのが基本。翼さんも、表面はおっとりしてるけど、内には猛々しいケモノを飼っている人でした。そうでなければ、狂ったように精力的に旅に出ないよ。でも、この日会った翼さんは、ケモノがなんか居眠りしてる感じがして、どうしたの?と。
これねー、エッセイでも書くかもしれないけど、今回帰ってきて、あちこちで感じたことだけど、全体に「上品な老婆」化してて、かつてのきかん気の強いわんぱく大王みたいな感じじゃなくなってる。僕が日本を出る頃は、みんなで「サッカー」やってたんだけど、今回帰ってきたらそれが「蹴鞠」になっていたって感じ。みんなお公卿さんになってるという。「まろは~」とか喋りそう。ギラギラがない。
ま、それはともかく、3人で結婚は~とか、そんな話を。
仕事に行く翼さんと別れて、稲垣さんと僕が残り、聞けば稲垣さん、朝の5時とかのバスでわざわざ津から来てるそうで、しかも今日はもう予定がないってことで、これでお帰しししたらあかんやんってことで、あてもなく(翼さんの東福寺いいですよーという一言だけで)、東福寺を目指して歩きました。意外とけっこー距離があったよね。
東福寺は、僕が学生時代には隠れたスポットで、原チャリでばーっと飛ばして、いつ行ってもだーれもいない。あの頃は人気がなかったせいか拝観料もただだった記憶があるんだが(違うかもしんないが)、今は大盛況とのこと(翼解説)。そうなんだー。前も赤垣屋という、いついっても座れる隠れ家スポットが、数年前には予約がとれたら奇跡みたいな感じになっちゃって。すごいなー、この変化はなんなんだ。
新緑のもみじ(青もみじ)が綺麗でしたー。いやー、いいよね、日本。
人そんな居ないですね、
居ないですねー、
まあ月曜の午前だもんなー、
ですよねー、
日本では仕事してないと犯罪なんですよねー、
らしいですねー、
僕ら非国民なんだ、
非国民ですよ、
でも非国民楽しいんですけど、
楽しいですよねー、
人いないし
なんて馬鹿なことを喋りながら、堪能したのでありました。
そのあとどこでメシ食うかって話で、やっぱ天一総本店でしょう北白川のとか思ったら、そういや稲垣さんも学生時代京都であのへんに住んでたらしく、別に珍しくないねってことで、じゃあ、「王将」にしましょうって話で。
えっちら歩いて京阪乗って、京阪三条駅までいき、三条大橋の裏手に昔っからある(珉珉餃子の裏でひっそりやってる)王将へ行ったのでした。
で、またしょーもない王将話を。餃子がコーテーというとか、チャーハンのチャーを「そー」というとか、1,2、3をイーリャンサンスーって数えるとか、まだやってるのかなー?とか。
けっこーメニューも変わってて、死ぬほどオプションが増えてて、二人であーうー悩んでたのでした。昔は選択肢少なくて、チュードン(中華丼)大盛り、イーガコーテー(餃子一人前)とかそんなんで済んでたんだけどなー。あ、エンザーキー(鶏のから揚げ)なんかもあったな。なんでこんなこと30年以上覚えているんだろう?覚えなきゃいけない英単語はすぐに忘れるくせにさ。小学生の時にみた怪獣の名前は死ぬまで忘れない。ここに勉強のシークレットがあるのだろう。
ビール一本運ばれてきて、餃子もやってきて、手酌でGO。
この日は僕の誕生日で、月曜の昼間っから、王将でビールと餃子のバースデーパーティー・非国民ヴァージョン、ええわ~、サイコーじゃん。あとでNZの辻麻衣子さんにメッセで言ったら、すごい羨ましがられた。
その後、ちんたら木屋町界隈を流して、どうしたらこんなミスが出来るのか不思議ってミススペルのスタッフ募集広告に感動したり(写真撮ったけど、お店の名誉のために載せません)、ま~こさんからお預かりした鍵のレプリカをお約束どおり作ったり、なんか入りたいなってカフェがないままうろうろして、ちょっと高いけど、、ってことで、福寿園のカフェで、ゴージャスなものを。ここも人居ないし。でも雰囲気いいし。
その後、なんとなくまだ歩けますよってことで、バスや電車使うのも面倒臭いのので、京都駅まで歩いてしまいました。けっこー歩いたよね。東福寺除いても、三条から四条烏丸経由で京都駅までだから。
というわけで、なんのドラマ性も生産性もないまま、バスの夕刻まで二人でうだうだやってたのでした。そういえば、名古屋とか津の打ちあわせ綿密にやればよかったとかおもったけど、そういう話もするにはしたけど、「ま、なるようになるでしょ」「でしょ」で終わっちゃったし。まあ、慣れてっし。
やあ、うだうだ&ちんたらって楽しいです。