では本論。
オーストラリアで学生ビザを取って留学する(ゆくゆくは永住権を狙う)以外の選択肢はあるのか、どんなものがあるか、です。
長いので先に目次だけ
(1)学生ビザ取得の再検証
(2)学生ザビを使わずに学校に行く方法
(3)そもそも学校にいかない
(4)そもそもオーストラリアにいかない
(5)そもそも海外に行かない(日本でのオルタナライフ)
(1)学生ビザ取得の再検証(本当にダメなのか)
まず代替案(オルタナ)は取らないという立場があります。あくまでも学生ビザで留学するんだという。これは全然アリです。学生ビザが難しくなったといっても、煎じ詰めれば、ビザ申請費用が倍になって、交付までの日数と合否がやや不透明になったという「だけ」のことです。
ビザ費用1600ドル(約16万、さらに上がるかも)ですが、日本の大学に(社会人入学などで)行こうと思ったら、入学金という不思議な制度があるのでそれだけで平均30-40万くらいします。オーストラリアの大学でも語学学校でも入学金は大体2-3万程度です。入学金=入学事務の手数料ですから、そんなもんです。なんで日本は意味不明な入学金があんなに高いのか?合理的説明はなく、単に「商慣習だから」で終わってます。これは店舗賃借における「権利金」と並んで意味不明過ぎます。それに比べればビザ代16万はまだ安い。まあ比べるもんじゃないけど、費用というのはあらゆる側面で発生するので、総合的に見ないとわからんよという話です。
さて、審査日数と合否の不透明ですが、審査日数の不透明さはこれまでもありました。移民局の人手不足とか諸事情があって3ヶ月くらい待たされることも普通にあった。以前3ヶ月の学生ビザを取って、結果を待ってるうちに受講期間が終わってしまって(当時は国内申請可能だったのでブリッジングビザで学校には行けた)、次の学生ビザを申請したら、もう終わった分の一回目の学生ビザ代を返金してもらった人もいます。
国内申請が出来ない分、日本で待ってないといけないのがツライところですけど、今日申請して、明日交付されて、明後日出発ってもんではないので、遡って学校とビザ手続きだけ先にやっておけば良いとも言えます。いずれにせよ行くとなったら半年から1年くらいの準備はいるんじゃないですかね(退職手続にせよ、引っ越しにせよ)。
合否ですけど、ビジネス学校の場合、その学校がどれだけ移民局に目をつけられているかにもよるでしょうけど、語学学校の場合で日本人だったら、そうそう滅多に落ちないんじゃないかなーとは思われます。役人の習性からいって「あとで問題になりそうなものは敬遠し、文句を言われなさそうな安全パイをこなして件数を稼ぐ」という傾向がありそうなので、よほど変なことしなけりゃいけるのではないかと。「変なこと」というのは、ビザ申請書類でどっかのアンチョコみたいな文例や書類を皆が大量にコピペしまくって、さすがに移民局に「なんか変だな」と目をつけられて大量却下になったというように、馬鹿なコピペをするとかです。だいたいネットで調べて、わけもわからずコピペするような人が留学したって、あとで辛いだけだと思います。
ということで、本来の予定どおり学生ビザでいこうというのも全然アリです。困難化といっても、直近に比べての話であり、広い視野でみたら、大したこともないですからね。
こういう問題は学生ビザだけに絞り込んで考えていても埒が明かないです。以下に述べるように、もっともっと広範な選択肢群との相対関係で決まってくるものだと思います。
では、学生ビザ以外の選択肢はどんなものがあるか。
ざっと書き出してみました。
(2)学生ビザを使わずに学校に行く方法
これは簡単で、観光ビザで行けばいいです。3ヶ月滞在できるし、3ヶ月就学できる。観光ビザ(ETA)は20ドルでいいから破格に安いです。ただしこれは受講が一週間単位でできる語学学校の場合で、ビジネス系の学校はコースの期間が半年単位だったりするので、不向きです(超短期の1 DAYプログラムとか、1ヶ月の集中講座とかあるけど、これらは逆に学生ビザの対象にならないものも多い)。
国を転々とする方法
3ヶ月後に一旦出国し、NZなりどこかの国に観光ビザで行って、そこの英語学校にまた3ヶ月(てかその国で就学可能な期間)やり、それが終わったらまたオーストラリアに観光ビザで帰ってきて、また3ヶ月学校に行くと。オーストラリアの観光ビザの滞在制限3ヶ月は、一回出国すればリセットされますからね。だからNZで学校に行かずに、ちょっと滞在してまたオーストラリアに戻って来るという方法もあります。この繰り返しをすることも出来ます(あまりにも激しく出たり入ったりを繰り返してると何か言われるかもしれないけど)。
逆にオーストラリアに戻ってくる義理もないわけで、オーストラリア→NZ→カナダなど、転々と国を変えていく手もあります。忙しいけど短期間にいろいろな国の体験ができますし、各国の英語も体験できます。
なお、普通の観光ビザETAはサブクラス601ですが、600番というTourist Stream visaもあり、これは場合によっては12ヶ月まで滞在できます。が、申請すれば誰でも12か月いけるわけでもなく、状況(病気の家族を何度も見舞うとか)によって移民局が決めるぽいです。単に学校に行きますだけだったら、じゃあ学生ビザを取れよって言われるだけじゃないかな。それに195ドルかかるし、審査期間が読めないし。
3ヶ月後の出国先は、日本に戻っても良いですよ。ただ日豪間は一般に航空券が高い。そこで例えばNZの場合、数ヶ月前から最安値を狙っていけば往復3万くらいであります。東京大阪新幹線往復くらいですね。直前に探すと高いけど、まあこのあたりは解説するまでもないかな。トータルのコスパで考えればいいです。
後で述べる周遊旅行(アジア歴訪)などと組み合わせるのもアリですが、複合技については話がややこしくなるので、次章のその3で書こうと思ってます。
働けない問題
前に書いたように、全部観光ビザでやるので「働けない」という問題があります。
この点を精査してみましょう。
学生ビザの現在の労働制限は、週24時間(2週で48時間)です。時給はジャパレスの安い部類の20ドルから、そこそこのローカルジョブの35ドルとかありますが、仮に25ドルだとします。フルで働いて、25ドル✕24時間で週600ドル。12週間頑張れば7200ドルになるのですけど、これは理論値です。こんなに最初からほいほい上手く行ったら苦労はいらない。
まず、仕事をみつけて軌道にのるまで最初は時間がかかります。結局全然見つからずに帰ってるWHさん達が大量にいるように、稼げるところにいくまでが大変。APLaCの一括パック受講生の場合は、最初のシェア探しで鍛えられてるから、概ね見つけられているけど、一般論でいえばそれなりに難しいです。
この労働部分は個人差がとても激しいです。もしあなたが過去にWHやってて、ジャパレスもローカルジョブ(カフェとか)もこなしていたり、レジュメ(履歴書)もって町のカフェに気軽に突撃できる、それも毎日数十件ペースでできるのであれば、期待していいです。また日本でのメカニックなど現場系の仕事のキャリアが十分にある場合はもっと高給が期待できます(が、突撃作業は必須です)。
他方、大多数の日本人、海外体験が乏しく、英語もぼちぼちだった場合、必然的にジャパレス界隈になりますが、あとは根性(or 楽天性)です。そんなに甘くはないです。なのでいくら働けるといっても、「取らぬ狸の皮算用」になってしまうリスクはあります。
それと働けてお金が入ってくるのは良いのですが、働くこと自体が疲れます。楽しい職場を探し当てたにせよ、それなりに疲れます。マックス週7は厳しいかな。それにお店の方もシフトがあるから、雇ってもらったのはいいけど、なかなかシフトが入らないとか、忙しいときだけカジュアルで出動とかになると、思ったように収入は伸びないこともあります。
また細かいことですが税金もあります。半年以上滞在するビザであれば、税法上の「住民」扱いで年1万8200ドルまでは非課税なのだけど、、、って話が複雑になるのでここでは割愛します。ここでは額面通りではなく、天引き(そのレートは店の会計士さんの事務処理によって違い、あとでTax Returnで補正)はされるかもしれないというのは頭に入れておいていいでしょう。
逆に言えば、観光ビザの「働けない」は、「働かなくても良い」ということでもあり、その分身体はめちゃくちゃ楽です。その余暇時間を自習なり、エクスチェンジなり、その他のアクティビティ(この際サーフィンを習おうとか、ボランティアしようとか)に充てることもできます。
以上、ここは非常に個人差が激しいので、ご自身の(肉体的・精神的)資質やキャリアに応じて考えておかれるといいでしょう。
もし結構稼ぐ自信があるなら、学生ビザの1600ドルは先行投資や必要経費と考えて良いでしょう。6ヶ月以上滞在の税法上住民認定されれば、年間で「1万8200ドルの壁」を越えなかったら税率ゼロです(超えると16%)。稼げる人だったら、1年あったらそのくらいきます。1600ドルのビザ投資など予想収益額の10%にも満たない反面、ガシガシ稼いでしまったら今度はもっと高い16%の課税が待ってます(超えた部分に対してだけだけど)。
(3)そもそも学校に行かない
この選択肢は、学校紹介してコミッション(紹介料)をもらうエージェントだったら絶対に出してはいけない選択肢なのですが(笑)。だけど、これ、無限にありますよー。
まず簡単なところから
Road Trip(自動車旅)
これはラウンドしてる人が途中で安いクルマを買ってよくやるけど、期間を限定すればレンタカーでもいけるでしょう。僕も過去にレンタでタスマニア一周とか、パース~エスペランス周遊とかやりましたけど、良かったですよー。
お金をとことんケチりたかったら、とりあえず買って、あとで売る方法があります。うまくすれば差額を限りなくゼロにできます。ただ買うときと売るときにハッスル(奮闘努力)が要りますので、ある程度長期の滞在で、そういう交渉事ができる人向け(ラウンド中に経験済とか)。
レンタカーですが、クルマ価格がやたら高いオーストラリアのわりにはレンタの費用は意外と安いです。”Australia Rent a car cheap”で検索してらいっぱい出てきますが、1日10ドルとかもあるけど、まあ安目で30-40ドルかな。保険料いれて1日50ドルとしても、10日で5万円だから、そんなにしないでしょ。車中泊できるような大きなタイプは1.5倍くらい高いですけど。
ちなみに、relocation (transfer)といって、乗り捨てレンタカーを本社に回送するのを代行するのと引き換えに激安に借りられるものもあります。検索すると出来ます。例えばこことかですが、よく見ると条件厳しいですね。昔はシドニー→パースで1ヶ月以内に着けばいいよ、1日1ドルとか大らかだったけど、今は結構姑息で、フリーなのは3日だけで、1日増えると100ドルとか(だからチンタラ道草できずに激走しないといけない)。保険のエクセス(保険請求するときにも自腹で払う分)が3000ドルもしたり(普通1000くらい)、ボンド(保証金)が3000ドルもしたり、面倒くさいなって気もしますね。大体検索してあがってくるスポンサーはこの手が多いので、狙うなら地道に探すべきだし、読みこなせる英語力は必要。
下の画像はパースからエスペランスまで爆走したときのもの
あと一番コストがかかるのがガソリン代です。地方に行くほど高いし、オーストラリア半端なく広いから、1日数百キロとか走ってしまいます。高速巡航は燃費が良いとはいえ、距離も考えないと高くつきます。
そこでガソリン代をシェアするための「リフト(lift)」という慣習があって、要するに「相乗り」です。大体WHラウンド中に履修するもんだけど、バッパーの掲示板にリフト募集と張って、どこからどこまで行くので一緒に行きませんか?と。あと集まったメンツでリフト会議やって合意内容を決める(ガスは割り勘、食費は、、とかね)。自分でクルマ買って、オーストラリア半周してる間に20人以上の人とリフトした人もいます。逆にバッパーの掲示板を巡って、他人の車に相乗りする機会を窺う手もあります。
ロードトリップで泊まるのは、行く先々のバッパー、あるいはモーテル。どちらも田舎にいくと安いですし、だいたい自炊もできます。テント持っていって、キャラバンパークで泊まる方法もあります。
これらを楽しんで出来るのは、それなりに英語と経験のある人でしょう。
だけどいきなり全てが出来なくてもいいんですよ。これは「究極の一滴」に関わりますけど、別に一回に全てを完了させる必要もないですよ。1-2年に一回ペースで、とりあえず最初は1週間だけシドニーからゴールドコーストまで走ってみよーでも別に良いのですよ。1週間だけでも十分に異世界は味わえるでしょう。次回はもう少し長く、その次はもっといい良いやり方を思いついて、次は国を替えて、、とか、一生の趣味にしてもいいです。
バス旅
車の運転が出来ない、好きじゃないならバスでのんびりという手もありますよね。これ、ほとんどラウンドと同じなんだけど。Coach(野球のコーチと同じスペル発音で長距離バスのこと)。有名なのはグレハン(Greyhound)で、旅をするならマルチストップの一定の日程と範囲で好きなだけ止まれるという。今見たら大体オーストラリアの東半分で、パースエリアはまた別みたいですね。60日間で5万円くらいかな。
チャリで一周というのもあります。別に一周しなくてもいいけど(というか3ヶ月では無理でしょ)、ハードですよ。地図で見ると近くに見えても、実際にやったら途方もなく距離があります。シドニーからメルボルン(878キロ)は東京広島(805キロ)より長いです。それに一日中全部上り坂って日もあるとか。シドニーからニューカッスルに行く途中で、既に死にかけていた人もいます(大体通りすがりのオージーに助けられることになっている)。ガチに一周した人は、不毛な荒野を横断するときは水20リットルは必須とか言ってましたし、半端じゃないです。でも世の中広くてやってる人は多いです。
ただ車であれバスであれ、旅系は、バッパー慣れしてることです。まあ初めてでもやってれば慣れますけどね。バッパー慣れしてると、着いた宿で皆に聞けば、大体有益な情報も集まりますから。このやり方に慣れていくと、あとで述べる世界一周もその延長線ですから、楽です。
これら旅行系は、2週~3ヶ月だけ留学とか相談に来る人には言ってます。学校の費用が数十万かかるので、ガチに英語をやりたいなら学校行くのががベストですけど、半年から1年しっかりやらないと形になりにくいです。本当の実力というのは地道にコツコツやるしかないもん。しかし「究極の一滴」が「非日常の爆裂」を身体に感じて人生に風穴を開けたい、海外と身近になりたいであるなら、学費の分を旅費に回せば安く済みますよ。
このあたりはやり方一つ、腹の括り方一つでしょう。日本の国内旅行でも同じで、「東京のホテルが爆騰しててビジネスホテルで一泊2-3万以上する」とかいいますが、僕が帰国したときは東京のバッパー一泊3000円未満で済ませてますし、限られた予算のどこに焦点を当てるかでしょう。
親子留学の相談も、過去に書いたように、とにかくOSHC(強制健康保険)が家族の場合嘘みたいに高い(子連れにした途端7倍になる)し、住まいやらチャイルドケアやらものすごく費用がかさむ。ならば、子供さんと一緒にドライブしてきたらええやんって言ってます。行く先々の小さな町のモーテルに泊まって、一緒にスーパーに買い物にいって、「今日は何を食べようか」とかやってるのも楽しいですよ。それに行く先々の公民館(コミュニティセンター)でやってるイベント(無料/廉価な英語教室とか陶芸教室とか)に出てみるとか、地元の人と交流したり。
WWOOF、HelpX、Workaway、ボランティアをやってみる
これらは、どこかのホスト宅に泊まり込みで無給労働する交換に、宿とご飯は無料でもらえるという体験重視のプログラムです。主催している組織によって(いずれも世界的な組織)、いろいろと名前が変わっています。ちなみにWWOOF(ウーフ)は、Willing Workes on Oraganic Farmなので、有機栽培をやってる農家がメインになりますが、あとの2つはそうではなく、農家ではない普通の民家もありえます。
これらは一般にWHさんがやるもので、観光ビザで出来るか?という問題があります。ここは微妙なところで、アメリカやカナダはボランティアでもダメ。NZはボランティはいいけど、いかなる意味でも報酬的なものを得ることはダメで、だから宿や食事はダメ。オーストラリアは、ボランティアはOKです(出典)。ただし、WWOOFが神経質になって広報しているように、これがメイン目的じゃダメで、滞在中たまたま知ったという方が良く、最初の数泊は普通の宿を取れとかうるさいです。他の組織もWHだったらいいんだけどねくらいしか書いてなくて、国によって違うとか及び腰ですね。
これは結局、02深堀り考察で書いたように国の入国政策が玉虫色で微妙だからです。不法移民の隠れ蓑になるからダメだけど、そういう人手を当てにしてるのも国民であるオーストラリア人でもあるので、一概に絶対禁止とも言えない。それにボランティア大国のオーストラリアとしては、海外のボランティア組織のメンバーが視察に来るとか、一緒にやるとかいう場合も数多くあるでしょうし、ダメとばかりは言ってられないのでしょう。
とりあえずはオーストラリアであれば基本出来ると思います。
なお、ファームステイというのもあります。ホームステイのファーム版で、これはお金を払って農家に泊まるものです。費用も内容もいろいろですから(ゴージャス版も多い)、予算よりも限られた日数で濃縮した体験を得たいのなら選択肢になります。
都市拠点であれこれトライする
旅系ではなく、シドニーならシドニーに最長3ヶ月滞在して「あれこれ」アクティブに動き回ることもできます。「あれこれ」って何よ?といえば、まずエクスチェンジ(英語と日本語の教え合いっこでオススメ)でパートナーをたくさんつくる(学校行きながら8人とやってた人もいたな)。MeetUpにガンガン参加してみる。短期のボランティアをやってみる。ダンス教室に参加するとか、博物館・美術館めぐりをするとか。各国料理の食べ歩きをするとか。マッチングアプリで婚活を頑張るとか。全サバーブ、全ビーチに行ってみるとか。なんでもいいです。
思うに、狙いすまして一発必中とかゴルゴ13みたいなこと考えないで、もう地引網的に毎日最低一つはなんかやるくらいに片端からやってみたらいいんじゃないか。他にやることもないのだし(学校いかないし、バイトもできないし)。
メリットは、まず英語的には教室外の実戦英語に慣れることです。ランダムに人や局面が変わって、シャワーを浴びるように色々な英語に触れるのはいい勉強になります。仕事だと必要最低限の仕事用語で終わってしまって、そこから伸びないけど、誰かとじっくり雑談してる方がどんなトピックになるのか準備できないだけに良いです。
もっと大きなメリットは、知らないところに一人ぼっちでポンと飛び込んでいくことに慣れることです。度胸がつきます。度胸がつくと次の行動力がより強化されます。最初はおっかなくて二の足踏むんだけど、やってみたら案外面白かったりしますよ。特にオーストラリア人は人付き合いがうまいので、英語できないで味噌っかす疎外感を味わってそうな人がいたら、さりげに話しかけてくれたりもします。またうまいことわかりやすい言い方にしてくれたり。
そういえば、実家が破産してヤバい筋から追われているので、親に海外に逃げろといってWHで来た人もいました。学校行きたいけどお金ないし、バイトの昼休みの時間を利用してビーチや公園のベンチにいる老夫婦(ヒマのありそうな人)に話しかけて、それで実地で英語をやってた人もいましたね。わりと誰でも親切につきあってくれるとか言ってました。
(4)そもそもオーストラリアにこだわらない
世界一周旅行
どーんと爆裂したかったら世界一周をやってしまうことです。
Round World Trip といって、それ用のチケットも売っています。予算重視系から豪華系まで、調べてみるといいです。日本語でも情報出てます。例えばHISの世界一周チケットをみると、だいたい30-40万というところですかね。語学学校3ヶ月行くのと同じか安いくらいです。
世界一周といっても、全部くまなく見て回るわけではなく、市販のパックはほんの数カ国プリチョイスされてるだけです。自分で作るのも可能ですし、旅慣れてる人なら、バラ買いして、ここからここは陸路(海路)で行くとかやるでしょう。考えてみれば下関から韓国の釜山までフェリーで行って、韓国を周遊したあと、韓国の仁川から中国の青島までフェリー乗って、あとは全部陸路で中国、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジア、タイ、マレーシアをやっつけて、マラッカ海峡フェリーでインドネシア往復して、マレー半島の先端のシンガポールからようやく飛行機でシドニーということも出来るんじゃないかな。
世界一周って僕自身やったことないのですけどね。なまじ早く永住権取れてしまって実生活が始まると今度は遊んでる気分になれなかったのですよね。海外旅行する金とヒマがあったら日本に帰って親孝行の一つでもしなきゃって感じで。同じように何かが軌道に乗ってしまうと(大学に入ってしまったとか、よい職をゲットしたとか)、そちらが大事なので長期のイベントは入れられなくなります。逆になーんも決まってない、やることがない時期がチャンスとも言えます。
ウチの卒業生でもやった人います。先に世界一周をしてからワーホリで来た人もいます。また、それを「世界一周」と名付けるかどうかは別として、各国周遊の旅慣れている人はたくさんいます。WHからの帰路で東南アジア諸国コンプリした人もいます。途中、農村から農村に農作業の車で送ってもらったりしたらしいです。
この種の世界周遊系の旅行情報は、わりと誰でもやってるアクティビティなので、その気になって探すとネットでもたくさんあります。
選択肢に入れるのは、やりようによっては思ったほど費用がかからないからです。まあ、どのレベルの宿を取るか、本人のタフさにもよりますが、普通にバッパー泊まりでOKだったら、あとは交通費くらいですから。住居費と食費は、日本であろうがオーストラリアであろうがかかるのですよ。日豪に比べてどれだけ付加するかが実費です。オーストラリアよりも物価が高い国はそうそう無いような気がするので(スイスは高かったけど)、留学予算を使って他になにができるか?というオルタナ選択肢であげてもいいと思った次第。そういうプランBもあるよと。
マレーシア留学・就職
これはただのフラッシュアイディアですけど、僕が20-30代だったらどうしてたかなと考えると、先物買いとしてアリだなと。まずゼロから考えると、地図を見るといい位置にあるんですよね。前にだした地図をもう一回広げると、
マレーシアって、日本・中国・インド・オーストラリアのちょうど中間くらいにある。でもって今現在で東南アジア4カ国がBRICSに加盟申請してて、インドネシアが正式加盟、マレーシアがパートナー国かな。もともと華僑と印僑と地元マレー人の三位一体の国で、近未来のBRICS世界の雰囲気に慣れるにはいいかも、と。
シドニーで紹介している語学学校も、マレーシアには分校があります。しっかり注目・実行されている。
まあ僕自身行ったこともないのでよくわからんけど、オーストラリアに来るときになぜオーストラリアを選んだのかと同じように考えると、面白そうだなーと。ここを詳しく書くと長くなるので簡単に触れるだけにします。
30年前になんでオーストラリアにしたのか?といえば、長期的にみれば地球はどんどん一つになっていくだろうし、民族も文化も溶け合っていくだろうし、そこでやっていくためには、いわゆる外国人理解と慣れが必要。それもありとあらゆる人種が混在していて、且つ仲良くやってるところが良い。オーストラリアとNZはこれだけ多民族国家でありながら奇跡的にうまくやっている世界でも珍しい国ですから。
一方、マレーシアの場合、もともとインド・中国・地元という三色弁当状態のところ(ブミプトラ政策など地元民優遇政策などもやっている)、うち二色が印中というこの先の世界の原動力になるところなので、まずは慣れろ、頭ではなく皮膚感覚で当たり前になるくらい慣れるべき。それがアジアその他と融合していってどうなるかを感じることは、この先の無形資産になるなと。
あとマレーシアはオーストラリアよりも安いです。語学学校の費用も半額以下です。生活費もそう。ただし、働いたところで時給300円ですので、そこはそんなに期待できない。もっとも僕が来た頃のオーストラリアの給料は日本の半分でしたし、それが今では軽く日本の2倍です。特にオーストラリアが激しく成長したわけでもなく、日本が停滞しすぎているだけです。マレーシアの場合はオーストラリアよりももっと早く伸びるかな。しかし、いちいち日本円に換算してどうのっていうよりも、どこの国どんなレートであれ、その国で稼いでその国で生活するなら大体どこも似たようなもんだと思いますよ。購買力平価ってやつで、その国の最低時給1時間働いたら、一食食べられるくらいの感じで、これはどこも似たりよったりじゃないですか。マレーシアで時給300円ならランチも300円からありそうですし、日本で時給千円ならランチも千円、オーストラリアで時給2000円ならランチも2000円で、大体合ってるでしょ。
プラス面としては、将来的な仕事関係でオーストラリアよりは有望じゃないですかね。とりあえず日本語能力を買われて就職するという日系企業でも、オーストラリアに来ている日系企業は少ないけど、東南アジアにははるかに大量にあります。ま、現地の日系企業に入っても面白くないかもだけど、次のステップストーンにはなりえます。シンガポール就職の説明会でお招きした講師の方が触れてましたけど、しばらく日系企業に勤めて、それから現地企業に行く人もいるらしいです。ちなみにシンガポールはマレーシアの先っぽにあります。またオーストラリアでなんかコネを作って日本とビジネスしよう、起業をしようといってもオーストラリアはネタが少ないんですよね。
マイナス面では暑いこと、あと人種割合がよりアジア、中央アジア、中東などにシフトするので馴染みにくいというのはあります。といっても、シドニーもかなり坩堝だし、Auburnとかよりディープだし、似たりよったりかも。
↓下の写真はAuburn駅前
留学すっ飛ばしていきなりマレーシア就職というのもあります。検索すると結構でてきます。
今もインド在住の卒業生にどうやってインドの仕事を得たの?と聞いたら、海外就職用の人材紹介会社に頼んで調べてもらって、それが最初の一歩だったそうです。
細かく検討すればいくらでも論点はあるでしょう。いやこれからはラオスですよって人もいるかもしれないし、同じアジアならブルネイがいいとか。まあテキトーに言ってるだけですけど、ここで言いたいのは、知らないとそもそも選択肢にのぼってこないでしょ?ってことです。それに行ったらどうなる?というのも全然見えないんだけど、だからこそ行く、視察に行くくらいの感じでいいんじゃないの?ということです。
僕も最初は視察のつもりでオーストラリアに来ましたしね。実際に住んでみないとわからんよと。それ以上先の話を考えようとしても絶対的に情報不足で、考えてるのか妄想にふけってるのかわからんくらいなので生産性がない。「やってみたら分かる」「やらないと分からない」ことって、世の中たくさんあります。てか、ほとんどがそうじゃないかな。考えて→結論だして→やるのではなく、考えるためにまずやってみる→その現実をもとにまた考えるとした方がいいです。(クロスワード)パズルでも分かるところから先に埋めていくでしょうに?これ、最後まで完璧にわからないと一文字も書き込んではいけないとかいったら、多分無理ですよ。やろうって気にもならない。
逆に海外勤務がある日本の企業に潜り込んで、どこの国でも飛ばされてくるという手もあるでしょう。そういえば先物買いで、外大でシンハラ語(スリランカ)を習得し、めでたくスリランカに工場のある会社に採用され、スリランカに数年駐在した人もいました。
(5)そもそも海外にいかない~日本のオルタナライフ
これもアリです。
てか、学ビザ申請して結局ダメだったり、長期にわたって待たされるかもということを考えたら、プランBの日本編をそれなりに充実させておくべきでしょう。
海外留学・移住するくらいの気合と根性をもってすれば、日本でできることはまだまだたくさんあります。だけど、国内系は、なまじ今の生活環境と地続きなだけにどーんと飛躍した発想に至らないのですよ。
日本WH・日本ラウンド・稼働
日本にもWHで訪れる海外の人はたくさんいます。オーストラリア人も結構来ています。彼らは日本でどこに行って、なにをしてるのか?聞いてみたら普通の日本人よりも日本を堪能してます。田植えやったり、坐禅くんだり。網走から宮古島まで旅をしまくったり。
日本を外国だと見立てて、遊びまくる、味わい尽くすということは、人生の一時期にやっておいても損ではないと思います。息の長い趨勢として田舎回帰の流れは続いてますし、過疎対策でも農業回復のために日本人はもっと散らばったほうが良いし、その方が人生打開の道があるかもしれない。実際にあちこちほっつき歩いて体験してるのと、都会に住みながら頭の中で夢想してるのとでは全然違うと思いますよ。
繰り返しになりますが、重要だからあと10回くらい言いたいですけど、行動力や実行力のコツは、あまり煮詰めて考えないこと、計画を立てすぎないこと、漠然とした動機のまま動いてしまうことだと思います。現実を支配するものは現実だけなので、まず現実に触れる。リアルを知る。それから考える方がいいです。さもないと勝手な妄想を膨らませて現場に行った瞬間終わってしまうという悲惨なことにもなります(or やりもしないで諦めたり)。なので「諸国漫遊だあ」というお馬鹿なノリ一発でいいです。また同じように、およそ自分の人生とは接点のなさそうな仕事(バイト)を優先してやってみる、味見をしてみるというのもアリでしょう。
なので、とにかくなんでもいいから自分の「領土」を広げる。事あるごとに言ってますが、若いときに走り回ったエリアがその人の一生の領土資産になるので、国盗り物語のように自分の領土を広げておくと将来への投資になりますよ。領土獲得といっても攻めたり買ったりとか面倒なことではなく、単に行ってみた、やってみたというだけで広がるからお安いものです。
過去例では、WHで帰国してから富士山頂で働いた人もいますし、会社辞めて四国に手打ちうどん修行をおさめてから世界一周うどん旅をした人もいます。1年を何回かにわけて車中泊で全国行脚した人もいます。
リゾートバイトなんかオーストラリアに来る前にやってる人も多いですけど、ニセコや白馬などオーストラリア人だらけのエリアだったらオーストラリアに来るのとあんまり変わらないようにすることも可能でしょう。オーストラリアに留学して、結局日本人村に埋没して終わるくらいなら、ニセコで朝から晩まで英語喋ってるほうが上手くなるかも。
英語の勉強
効率は悪いですけど、日本にいても英語はできます。かつてWHで来た人でも、日本にいる段階でIELTSで6点とった人もいれば、ケンブリッジのFCEを取った人もいます。最初にそのくらいの英語力で発進すれば、その後の展開もまた違ってきますけど、ここで言いたいのは、1年留学してもそこまでいけるかどうかってレベルを、日本にいながらやることは可能だということです。やってる人はやっているんだから。
ただしそのくらいのレベルでは、現地で本気で職探しその他で戦うのはなお足りないので、オーストラリア現地でまた実践を通じてみっちりやらねばならないでしょうし、実際にやります。さきの二人もWHで来て語学学校にフルでみっちり通ってます(実力のある人ほど手を抜かずに勤勉にやる傾向があるし、実力の低い人ほど舐めてますね)。
海外稼働のしやすい手に職系
先に書きましたが自動車整備工とか、建築現場関係とか、ガスの配管とか、寿司などの調理師の職歴などは、永住権が取りやすいし、また仕事に就きやすいです。給与も日本に比べればかなり高い。数十年単位での展開を考えると、数年くらい費やして技能と職歴を得ておくのも良策だと思います。
オーストラリアで重宝されるということは、オーストラリア以外の国でも重宝される可能性が高いです。オーストラリアの永住権や労働ビザだけに囚われずにものを考えると良いです。グローバルサウスの開放や底上げ傾向からすれば、いずれ世界中のどこにいっても寿司を楽しんでたりするでしょう。完全に定着してますしね。
シドニーのイスラム系住人が多いエリアにもジャパレスはあり、イスラム系とおぼしき若夫婦が頑張ってやっていて、イスラム系のお客が入ってます(ヒジャブ=スカーフつけてる女子学生さんとか)。みるとキチンとした日本料理になってて、多分日本で何年か修行してきたんじゃないかな。他にも、ちょい高めの店のHPなどをみると、日本人以外のシェフ紹介で「日本で修行」とか箔付けに書いてます。日本人がフランスで修行して、日本でフランス料理屋をやるようなものです。一回きっちり修行しておくと、一生物の財産になりえます。
あと車にせよ建築にせよ現場系技術は、ソリッドに役に立つので汎用性が高いです。他の国で求められる点に加えて、日本でも求められる、というか自分が求める。つまり先々、田舎の古民家を買うとか、空き家を安く購入するとかした場合、基礎技術があるなら自分で修理やメンテが出来るわけですしね。分野が違ってもある程度アタリがつくでしょう。また他人もヘルプしてあげられるし。
空き家の管理・見回りをする業者さんがありますが、不動産屋や工務店が多角経営でやってる場合も多いなか、消防署を長年勤めてリタイアした人が個人でやってるところもあって、それが逆に信頼になっているケースもあります。他の領域のビジネスに関連してないから(例えばリフォームや賃貸売買の)営業をかけられることがない、その代わり火事の現場を何十年も見てるから、こうなったら危ないというのも知っているだろうという信頼です。
ここで分かるのは、過去の職歴も平面的に捉えずに(消防士だから消防関係の仕事とか)、もっと実質的にバラして考えると思わぬ道が開けるかもしれないということ。また何がどう訴求するかわからんので勝手に諦めないことです。しかし、いずれにせよベースになるのはソリッドな知識と経験です。
そういったものを1年、3年、5年、10年かけてでも得ておくのは、人生100年において悪くない投資だと思います。
他の勉強・資格・技術=自信と武装
現場系ではなく、この際に医者になるとか(笑)。まあ、医師は医学部いかないと受験資格がないから(or 一定の実務経験が求められるのでどっかの機関でやらないとダメ)、時間も費用もかさみますし、その割には将来リターンが微妙なところがあります。その点、社会系の資格は誰でも受けられる場合が多いです。司法試験も授業料の高い法科大学院に行かなくても、予備試験を受ければいいですし(法学部出てなくても良い)、実際予備試験あがりの人の合格率が一番高いし、イソ弁就職でも受けがいいんじゃないかな。ただし今弁護士になって儲かるのか?という根本的な問題はありますけどね。
資格や技術と、食えるかどうかはある程度切り分けておいた方がいいかもしれない。ぶっちゃけ資格だけではメシ食えないです。今どきそんな金看板になるも資格なんか無いんじゃないかな。昔だって、資格に加えて、なにかしらのプラスアルファ(地道な営業とか、ハードな現場実働とか)は必要でしたし。
が、ここで言いたいのは、一番ほしいのは「自信」、あるいは対世間武装じゃないの?という点です。
自信が大事なのは全てに共通しますが、なんでもいいんですよね。僕も高校のときの部活の柔道で黒帯を取りましたけど、全然弱っちーのは自分でもわかるし、実際それが役に立ったことは以後数十年間ゼロです。それで他人から一目おかれたということもない。要するに全く役に立ってないんだけど、それでも「俺は黒帯」と思うといい気分になれて、それが意外と大きかったですね。客観的にはまるで無駄だったんだけど、主観的には大いに役に立ったと。だからなんか一つあるといいよねって話です。
あと世間的なカッコつけですが、別にずっとフリーターでもいいと僕は思うのだけど、世間はそう見ない気もする。本当は世間の人も意外と理解があったりするんだけど、なによりも自分が許せなかったりするのでしょう。だいたいにおいて「世間の目=自意識の投射」だと思いますから。いずれにせよ、カッコつけたい願望があるなら、真正面からそれを認めて、そこそこカッコつけられるようなものを一つゲットしておくと、あとで動きやすいよ(カッコ悪いことでも気軽に出来るようになるよ)ってことです。
それで実際稼働するかどうかは別として、なんにもないと裸で町を歩いているような引け目があり、服なり武装なりはしておきたいという気持ちはわかります。だったら、すればいいじゃん。
そもそもですね、これだけの選択肢がありながらも、留学を選ぶ心理のなかには、世間的に受け入れられやすい(カッコがつく)という打算があると思います。いや、僕だってそうでしたもん。「爆発だあ!」とか岡本太郎みたいなことを口走ってても理解されないもんね。でも「ちょっと海外留学を」とかいうと収まりがいいんですよ。なんかキャリアアップぽいし、真面目な響きがあるし。これが諸国漫遊とか言ってたら、お前、遊んでないで働けとか言われそうですしね。
これは「その3」で述べたいのですが(まだ続く)、究極の一滴と多様な選択肢との組み合わせであり、その場合、多層構造になるだろうということです。本音部分の第一層と、実利(将来の収益)という第二層、さらに世間的なカッコつけの第三層などの一石三鳥くらいのプランを練るわけでしょう?あるいは時間差攻撃で。もちろん優先すべきは究極の一滴の本音ですけど、それを満たしつつどう微調整するかです。
そのためにも多種多様な可能性と選択肢は、常に探して、考えて、テーブルの上にごろんと並べておくといいです。
体力づくり
これも結構重要かも。特に30代、40代になるにつれて、坂道をころがり落ちるように体力落ちますし、病気がちにもなります。
一方、社会人になってから海外や留学を考えてる場合、どっかしら煮詰まってたり、どっかしらメンタル的に疲弊してたりする場合もあるでしょう。メンタルがダメでもフィジカルは別の話ですし、せめてフィジカルくらい人並み以上のレベルにもっていくと。それに若いうちから不養生が過ぎると、厄介な成人病とかになって将来の動きが大きく制約されてしまいます。
別になにをやれとは言いませんし、お好きなように走ったり、筋トレやったり、泳いだりすればよいかと。まあ、肉体改造系や健康系は、ハマると単純に面白いですしね。
以上、あれこれ書きましたが、勿論これに尽きるものではないです。およそこの世で他人がやってることは全部自分にも出来ることなのだ、くらいに思ってたらいいです。「とりあえず百個書き出しなさい」というのを宿題にしてもいいくらいです。
この話、まだ続きます。
これまで述べてきたこと、オーストラリアの規定から、世界情勢と将来予測から、究極の一滴から、対世間武装から、投資効率から、予算配分から、頭がウニになりそうですけど、全部ぶち込んで、総合的に「じゃあ、こうしよう」という話です。組み合わせの話でもあります。
これまでは二・三次元的にばーっと並べてましたが、先にAをやり、しかる後にBをやるけど、仕込みとしてのCはずっとほそぼそと続けておくという時間的先後も考えて組み合わせる話でもあります。四次元チェスみたいな。