2019年以来、二度目の上越オフです。前回も楽しかったけど、今回も。
今回は往路はバスにしました。結果論としていえば、想定外であり、それゆえの怪我の功名。
一般的な比較でいえば、バスが8-9000円くらい列車(サンダーバード・敦賀から新幹線)で1.2万。所要時間は8時間と3.5時間で微妙なところでした。
列車かなーと思いつつも、日程が近づくにつれ出発の日の便が安くなって7000円くらい。週末になると1万円近くなるのに。これが怪我の功名その1で、最初は週末を考えていたのだけど、参加予定の笹川さんや山崎夫妻、野澤Yoshiさんの都合などから火曜と水曜の平日日程になりました。結果安い便がでてきたという。狙ったわけではないけど、そうなったという。
さて出発は、京都駅裏23時25分。歩いても行けるけど雨降ってるし、荷物あるしで近鉄十条駅から。
もう既にこの時点で「旅情」が。自宅の近所なんだけど。
京都駅裏(八条口)には長距離バス乗り場がずらりと並んで、ここはH2というバス停だけど、このバス停だけでも以下の便が出ているらしい。
ほお、こんなにあるのねーと。ちなみに料金はネットで買ったほうが1割くらい安い。
バスの中は「3列独立」ってやつで、隣に誰も座らず、しかも周囲をグルリとカーテンで仕切れるので、どんなにだらしない格好で寝ていてもOKという、飛行機のビジネスクラスよりもプライベートは良い。写真は僕が右の列で隣が中央列。さらにカーテンで仕切られた向こうに左の列。
乗車率3-4割くらいの空いてる感じで発車。去年松山に行ったときのバスは、ほぼ1-2時間置きにSAで停まってトイレ(タバコ)休憩があったのだけど、今回は1度きりでした。しかも予定していたSAの駐車場が満杯でスルーし、その次のSAも同じくスルーし、予定よりもかなり遅れて3つ目のSA。
でももうこの時点で夜中の1-2時くらいだったので、最初の降車場である長野県のどっかまで、あと3時間くらいだったので、それでも大して不都合はなかったです。
バスの中は完全密室で快適でした。自宅のクーラーなしでうだっているよりも、快適。てか寒いくらいで、仕方無しにTシャツ二枚無理やり重ね着しました。
高速降りて長野県。
黄色い看板は、お葬式の看板。ほお。しかも写っているのは吉幾三で、ここでこんな仕事してたのですねって感じ。
長野市内をうねうね通っていくのですが、思っていた以上に都会でした。長野といえば千曲川で、多分これがそうかと。
長野で10箇所も停まる予定だったのだけど、実際には3つくらいしか停まらなかった。バスの発車時に運転手さんのアナウンスで妙高高原には1時間以上早く到着ごにょごにょとか口を濁し気味に言ってたけど、そういうことか。全席予約だからどこで誰が降りるかは出発時にわかる、つまりスルーするバス停が多いのもわかる。スルーするから所要時間が大幅に短縮されるってことでしょう。
5分早く出た別便は、上越木田という高速道路のバス停、周囲なんもなーいところに早朝5:35着。こちらは7:39妙妙高高原着で、なんでこんなに所要時間が違うのかと思ってたけど、バス停の数。数が大幅に減ったので予定よりも1時間以上早く着きました。
掲示板にも書いたけど、僕は「上越妙高」と「妙高高原」が同じものだと思い込んでました。上越妙高から宿のある高田までの地元ローカル線で6分で着くけど、妙高高原からだと50分くらいかかる。30キロも手前にあるのですよ。土地不案内だと「上越地方にある妙高高原」って意味で鉄道的には「上越妙高」といい、高速バス的には「妙高高原」というだけで同じものだと思ってた。丁度大阪でJRでは「大阪」駅だけど、阪急や阪神電鉄では「梅田」というようなものだと。大チョンボ。しかも50分電車に乗る電車代が790円もするので、安くなった差益が減ってしまう。あちゃーだけど、まあいいか。結果的にこれが怪我の功名その2になります。
妙高高原に着いた。
レトロで、いい感じの日本の地方駅です。
この感じがいいです。
でもなんか雰囲気金持ちっぽいのですよね。佇まいがスイスかカナダみたいな感じで、外人さんには馴染めそうな。
あとで妙高出身の佐藤さんに聞いたら、妙高は外人(オージーが多いとか)の別荘が並んでて、ほとんど外国みたいな感じらしいです。なるほど、そうなるのも分かる気がする。
日本は観光資源として海も山もあるんだけど、海は世界的にライバルが多い。カリブにせよ、セイシェルにせよ、タイのプーケットにせよ。でも山、整備されて、行きやすいスキーや登山リゾートは、海ほどライバルがいない。最初オーストラリア人がニセコに群れていると聞いて、なんで?と思ったけど、なるほど、わかる気がする。
逆に日本人の場合、ハワイに始まり、グアム、サイパンなど海系リゾートで海外に行く。海外の山に行くのは、アイガーにせよヒマラヤにせよ、本格的な登山家が多い。
しかし日本人的には、いい感じの日本のローカル駅でした。
地元の火曜日の朝の通勤風景。発車が近づくに連れ、中高生がどんどん乗り込んできて、ほとんど通学列車になったけど、写真はなし(盗撮みたいになちゃうしね)。
でもこの日本映画の映像のような風景を見れただけで、来た甲斐があったというもので、余計に50分電車に乗る罰ゲーが、実はご褒美だったという。
とにかく緑が印象的で、オーストラリアとは明らかに違う、多湿な日本(アジア)独特の濡れたようなつややかな緑。最後の棚田にとどめを刺すのですが、終始堪能しました。
高田駅に着く。学生さんたちもどっと降りる。
これはこれでのんびりした風情が良い。でも妙高高原駅からしたら、随分町中な感じ。
事前に笹川さんから聞いていたように、駅の反対側はお寺の密集地で、ホームからでもよく見える。
高田駅。ここは前回もちょっと来たな。駅前には学生さん用のスクールバスも。でもいくつも学校はあるようで、バスに乗る人、置いてあるチャリに乗る人、歩いて行く人。もう子供だらけで、どこが少子化なの?という感じ。
駅前不動産。売地が多かったけど、意外と高い感じがしました。 季節柄、どこにも咲いている紫陽花。
のんびり高田の古い町並みを歩いてお宿へ。
家の前の庇が突き出して、アーケードのようになっている雁木造り。大雪対策で昔からある伝統的な様式。 朝顔。
6年前と同じお宿に着く。
懐かしいリサさんが出迎えてくれて、玄関横の小部屋で宿帳記入。同じく黒猫のクロちゃんも挨拶にきてくれて。
朝も早くからアーリーチェックインさせてもらって(笹川さん連絡係りありがとうございました)、のんびり出来ました。おまけにその場で豆を挽いての(音が聞こえた)美味しい珈琲も。
お部屋が出来ましたということで一階の部屋へ。
この一部屋で3人(僕とYoshiさんと佐藤さん)なのかな、3500円なら当然そうだよなと思ってたら、続きの部屋もぶち抜きで利用して良いと。
久しぶりに見る立派な神棚。
日本家屋独特の間仕切りは障子一枚なのだけど、大学1年の頃の下宿がこんな感じだったし、中高時代の東京下町(佃)の長屋時代もそうだったので、懐かしい。
しばし爆睡しました。松山のときは、何時間も時間つぶしでほっつき歩いてましたが(それはそれでおもしろかったけど)、朝寝れるのはありがたいです。
障子をあけると台所。この換気扇の下が喫煙所。 その先がバス・トイレ。
部屋屋の横の廊下を進むと、玄関
部屋の中には上越の郷土資料のような書籍が多く、ふむふむと読んでました。
絵本がまたよく出きていた。
郷土紹介といっても、結構今風のアニメ的なかわいいキャラ化されていた。
どれもこれもきちんとしたプロの仕事で、力を入れて作ってるなーというのがわかります。
お昼くらいに佐藤さんが合流。これからWHを考えていて、先輩たちの話を聞きたいと。山盛り聞いたと思うけど。
とりあえず彼がオススメしてくれた近くのお店で、オススメのシンプルなラーメンを。
普通に美味しかったですよ。「普通に」というのがキモで、一切奇をてらって無くて、ひたすら王道な感じ。それだけに飽きが来ないし、すっと食べられる。おまけのオニギリも美味しかった。さすが米どころだなと思わせるのはこの先何回かありました。
二人で駅まで行き、上越妙高駅の集合場所へ。駅までの道が軽く珍道中で、二人で適当に歩いてたら線路で行き止まりになったり。
上越妙高駅、新幹線乗り場の近くで待ってたら、山崎夫妻がこられて。山崎優さんは7年ほどメカニックをやってて、それでシドニーでも職をゲットしたけど(70連敗の末に)、同じメカニックだった佐藤さんにいろいろと伝授の図。
そして今回のオフの総監督の笹川さん登場。二時までこの近所でバイトやってて、その足で合流。
ほどなくして、東京からマリさん、野澤Yoshiさんも来て、全員集合の図。
長くなったので、とりあえずここまでね。
続きは次回。