お待たせしました、最後の南砂町のオフの様子をレポートします。
最大に早くて「昼過ぎ」ということで、手持ち無沙汰な間に軽く会場を整理。
二階のメイン
私物を一階に運んでここで待機
お昼を廻った頃、まず野澤Yoshiさんが来て、来しなに会った佐藤さんとイオンに買い出しにいくと。彼らが戻ってくる前に、TAKAさん、澤田さん、そして家主のイマミホさん登場。
このあたりは常連な感じで「やあやあ」という、感じとしては、放課後の部室みたいな感じ。授業を終えた部員が三々五々集まってきて「よお」とか言ってる感じです。
でも、常連とかいいつつ、イマミホさんのこの私邸(みなみん)を使わせていただくのは今回で3回目に過ぎないです。2023、24、25年。2022年は湯島カフェでやり(+上野散策、中野、神田食べ歩き)、コロナ前の2019年は中野→箱根→小田原→浜松町でした。18年は中野→古民家→羽田、17年は西日暮里でしたね。
だから南砂もそれほど深い歴史があるわけではなく、また常連といっても一番頻繁に会ってる人でも年イチペースです(TAKAさんのお花見オフはあるけど)。一般のつきあいでいえば、ここまで親しくなるような頻度ではないです。でもなぜか親しくなってしまうという。
さて、人数が増えてきたので2階に移動します。
買い出しから帰ってきた佐藤さんと、Yoshiさん。
過去二回と違って今年は暑く、お二人とも疲弊してましたね(笑)
やがてやってきた航平くんも、扇風機の前で疲弊(笑)
最近の仕事はどうなの?過労で死んでない?ときくと、いまは「じゃらん」に移動して多少は労働環境が良くなったようです。とはいえ第二子誕生やら、実家の建て替えやら諸事奔走という感じで、元来は自由な風来坊の趣味人がよくまあやってるよなーという。他人が期待してるとなにがなんでも満たしてやりたいということなんだろうけどね。
ここからいよいよ五月雨が本格化し、「着きました」メッセを受けては図書館まで迎えに行く。
今回の最年少の勝又くん(右前)。まだ大学一年生。
彼は、箱根オフで一緒だった海洋物理学の勝又氏の甥っ子さん。既にWHは終えて、日本に戻ってインバウンド相手の起業をしようとか、そのためにクリーニングの技術習得でバイト中で、今回もチャリを走らせて来てくれました。日本に戻ってから、さてどうしようかですが、土地建物などについて建築士のTAKAさんと話が弾んでいた様子。
TAKAさんも建築士時代は盆暮れ正月関係なしの激務で、今でいえば超ブラックなんだけど、上下左右どこを見ても全員がドブラックだから黒いとも思わず、そういうもんだでやっていた。僕の弁護士時代もそうだったけど。プロの技術を習得するためには、やっぱ一回どっかで人間やめるくらいの修行時代が必要なんだろうなとは思うけど、そればっか永遠に続いたらたまらんよね。僕もTAKAさんも、ちゃぶ台ひっくり返してオーストラリアへ。
20年ぶりの再会である山本くんがご家族で登場(ご家族=奥さんと子ども二人=と一緒に撮りたかったんだけど機会を逸した)。
いや去年の青木くんや山口くんもそうだったけど、てか常にそうなんだけど、20年くらいのブランクあっても、人ってそんなに変わらんですね。山本くんがきたのは、まだ20才の頃でした。WHでなにかしらの自信をつけて、帰国後はやっぱ大学行こうで大学入って、卒業後はITのSEで今もそう。サラリーマンの傍ら、副業で不動産投資をやってて、銀行にお金を借りて古いアパートを一棟買いし、賃借収入を得て、返済をする。ちょい前は銀行も貸してくれたんで、それを4棟やってるそうです。それを勧めてくれたのは中国で出会った奥様(中国の中の朝鮮族らしいけど、日本語お上手)。ああ、僕のシドニーの知り合い(てか昔シェア先でよく紹介していた)中国系の女性も、こういう投資はイケイケでやりますよね。
彼らが凄いというよりも、僕も含めて日本とはリスクに対する感覚が違う。世界の連中は50対50の成功率だったらもう迷わずGOという感じ。僕も50くらいだったらいくけど、これが20でも30でもいくというのが多い。日本人とばっかつきあってると、常に勝負に出るとか、「前に進む」感覚がおかしくなりそうで、そこは怖いですね。その意味でシドニーにいるのは良い環境だと思います。ちょっとでも勝算があるなら迷わずGO、勝算がまったく立たなくても、やりたいんだったらGO!という感じで。
勝又くんの20年後が山本くんで、「あなたの20年後が来たよ」と引き合わせて、いろいろと盛り上がっていたようです。いいね、こういう感じ。
そしてまた、20年後には、勝又くんに「20年前の自分が来たよ」とか紹介してるかも。そのとき僕は85歳なるんだけど、なんかまだやってそうな気もする。でもこういうことを書くとフラッグが立ちそうなので、このくらいで(笑)。
さらに来られたのが平田さん。左の女性。過去数年、年一以下のペースでメールをいただき、コロナ期にやってたオンラインオフにもご参加いただいていた方です。
彼女はオーストラリアや海外は履修済で、帰国したあとあれこれトライし、いまはつくば大学の面白そうな部局での事務をやっておられ、田んぼだらけの地元のシェアハウスで蛙の声に癒やされながら暮らしておられるそう。
彼女曰くは、仕事は面白いし、さらに技術として極めてみたい気もするけど、同時に一巡感というか、ひととおり新しい学びは終えて、あとは繰り返しで退屈になりつつもあるという、誰もが感じるそういう時期。そこで彼女の言葉を借りると、「海外が切れてきた」と。
ああ、わかるわ。海外独特の自由でエネルギッシュな感覚がだんだん希薄になってきて、禁断症状になるという。僕なんか1ヶ月日本にいるだけで、もう切れてきたもんね。今シドニーに戻ってきて、ほっとしてます。言語化しにくい感じなんだけど、「収まるところに収まっている」世界観がもどってきたって。日本の世界観って、どっかしら観念先行で、頭でっかちで、眼の前の現実のリアリティが、ややもすると乏しい。こちらに来るとそこに木が生えてるだけで、あるいは果物が一個転がっているだけど、「ある!」という実在感があります。わからんだろうけど。これってなんだろうねー?でも切れてきたなら、補充リハビリしにいくのも手です。
といいつ皆さん暑いので、イオンへの買い出し名目で涼んできたり、出たり入ったりでした。しかし、予想したほどの蒸し風呂地獄ではなかったですよ。
とりあえずこの時点で集合写真を。
しかし撮ったと思ったら、またマリさんとSaekoさん、タニー谷端くんが、仕事やら家庭サービスに区切りをつけて駆けつけてきてくれて、ここで一枚。日が長いので外はまだ明るいけど、すでに夕方の6時40分でフラッシュ焚いて撮りました。
これで全員かと思いきや、この時点で、すでに山本くんご一家はお帰りになっていたので、全員集合写真はなしです。巻頭にはこの写真を使いましたけど、山本くんごめん。
ここでまた晩飯を買い出しに行こうかという話になったけど、後片付けもあるし、ご近所迷惑もあるし、どっかクーラーのきいたファミレスにいくことに。
その前に頭数が揃っているうちに後片付け。人数多いと捗るわー。
結局近所のデニーズに行きました。
なぜか知らんけど、男組と女組に別れてしまいました。僕は女組に座ってたけど(笑)。
深い理由はなく、単に店に着いたときの順番がそうだっただけです。イマミホさんはチャリの、マリさんは車の置き場を考えたりしてたので、それで遅くなったし。
(もっとも待ち時間が長ったので、ちょうどいい感じではありました)。
時間的に前後しますが、入念にメニューを決めているときの一枚
結局夜の9時近くまでワイワイやってたいたのかな。
最後はイオンを通り抜け、それぞれ帰路につきました。僕はみなみんのところでお別れです。なんかちょっと淋しいね。またやりましょう。
そんなに頻繁に会ってるわけでもないのに、学校時代の部活の友達みたいな親しみと連帯感はどこから来るのか?です。TAKAさんがいつも言ってて(今回も言っておられた)のは、オーストラリアから日本に帰ってきて、いろいろな違いに気づき、それを語りたくなるんだけど、語る場所がない。わかってくれる人がいない。喋ると「また始まったよ」とか、海外かぶれがなんか言ってるくらいの扱いを受けて、それがつまらない。
そこへいくとこの集まりは、海外体験をしているのは当然の前提だから、一番大事な部分を共有できているから話がしやすいし、その先の実のある話ができるし、また単に話をしていて楽しいからでしょう。
もっとも、さらに言えば、海外体験ですら必要不可欠ではなく、「先入観や記号で人を見ない」から楽なのでしょう。肩書や社会的身分なんかほとんど誰も気にしてないし、だからそれに沿った演技をする必要もないし、身構えくてもいい。ただストレートに眼の前の人を見るだけ(これはオーストラリアに来たときに誰でも感じることでもある)。嫉妬も、羨望も、貶めたり、マウントすることもない。する必要がない。
考えたら面白いね、海外というフィルター一枚通すだけで、ナマの自分、素の人間関係に戻れるというのは。フィルターは別に海外でなくてもいいし、趣味の集まりでもなんでもいいのでしょう。フィルターで魔法をかけるのか、フィルターで魔法が解けるのかわからんけど(後者だという気がする)、これだけでエッセイ一本かけそうなネタです。
ついでに帰路まで書いてしまうと、翌朝5時台の風景
日曜の朝だから誰もおらず気持ちいい。
でも葛西駅のリムジンバス乗り場は混んでいるという。
このリムジンバス乗り場で乗車券売機があるのだが、前に触れたが、この画面が意味不明であるとか、ICカードは車内で使えるのかという疑問は未解決のままです。
また羽田のチェックインがわかりにくいことも書いた。
さらにいえば、レンタルWiFiの返却に手間取り、一つ送り忘れたものがあり、あとで3000円の賠償をしました。USBのACソケットだけど、オーストラリアから送るとなると面倒くさい。費用もかかるし、長蛇の列だし、梱包が面倒だし。
なんでかといえば、ANAの国際線第二ターミナル出発で、普通の第三ターミナルだったら、チェックインカウンターと保安検査場の間にうまいぐあいにポストがある。ところが第二ターミナルになると郵便ポストがない。国際線(3階)からまた1階まで降りて、しかも外のリムジンバス乗り場にあると。でもバス乗り場がまたクソ長いので、探しているとめげそうになる。必死に走り回ってて最終チェックがおろそかになってしまったという次第。結局ポストはリムジンバスの10番乗り場の近くにあります。もし第二ターミナルで最後に郵便を投函する人は覚えておくといいですよ。
下の写真の右手に赤いポストが見えます。
それ以外は特筆すべきこともなく、すんなりとシドニー着。着いたら夜だし、寒いしで、「身が引き締まる思い」という感じ。
以上、オフのレポートはここまで。
あと小話も多少あるので、気が向いたら書きます。