この日はふじさんと会う予定が、それに村田さんもジョイント。
前回、ふじさんと訪れたら休業だったレストランにリベンジです。
いつもの四条河原町ですけど、来るたびに様相が変わってます。昔あった店でどれだけ残っているのだろうか。
バス停には納涼の霧吹き(ミスト)。もはや京都名物って、他の都市もやってるんだろうけど、京都は随分前からやっている気がするぞ。コロナ前にもやってたし、先日の金閣寺でもやってたし。
レストランは新京極の四条通すぐ近く。1130開店なので1120分集合にしました。が、1115にはすでにみんな集まってて、すごいやる気満々な(笑)。
一番乗りの村田さん。ほどなくして全員(3人だけだが)集合
ふじさんのジャケットは、両側に扇風機がついてて発汗してもすぐに空気の対流で乾かしてくれる、結果的に熱がこもらず涼しいというモノらしいです。ふじさんによるとマジに涼しいらしい。ええなー。オーストラリアにも売ってるのかなと思って調べてみたら、2年前に新聞記事になってました。
ただこの記事は東京の特派員のレポートで、展示ショーでこんなんあったよという記事。
実際に売ってるのかなと思ったら、売ってました。Amazon AUでもあったし。ただK-Martなどの一般量販店までには降りてきてないみたい。でも現場作業員のプロ系のショップにはあるようですね。
さて揃ったところで再チャレンジ。洋食屋の「秀」というお店ですが、別に長蛇の列というほどのこともなく、無事に入れました。
四条通から一本北にのぼった小さい路地を曲がった所にあります。知らなきゃ絶対行けないわね。
この土日限定スペシャルランチ(数量限定)がお目当てでした。ちょうど日曜だったということもあり、もう迷わずこれ。内容を吟味することもなく、これ。限定スペシャルに弱い消費者心理そのもの。でもまあ悪くはないよ。
二階もありこちらの方が落ち着いている感じ。
これが(超局所的に)噂の土日限定ランチ。
美味しかったですよー。何の変哲もない感じだけど、丁寧につくってある「日本の洋食屋さん」の一品。ファミレス系とは似て非なるもの。これはもう日本料理だと言っていいのではないか。オーストラリアのほうが西洋食ではより本場なんだろうけど、デミグラスソースなんか無いもん。グレイビーソースは普通にあるけど、全然別物だし。それにハンバーグだけというメニューはそんなに無い。ハンバーガーにする以外の食い方はない感じ。
僕も最初は自分で作るときに日本風に凝ったハンバーグ作ってました。玉ねぎ刻んで、塩コショウとナツメグ、生卵いれ、牛乳いれてとにかく肉臭さを消す感じね。あれはあれで美味しいんだけど、だんだん面倒くさくなってきて玉ねぎだけ、どうかしたら玉ねぎも省略してただミンチ肉を丸めて焼くだけになってきました。肉味に慣れたというのもあるのだけど、それでも全然美味しいのですよね。
でも、だからこそ日本風の洋食を食べると、やっぱこういうのもいいよねーと思います。全然別物。
とりとめもなくあれこれ喋ってましたが、あまり長居をするとお店に悪いので、そこそこで退店。
どうしましょうかで、木屋町界隈に面白いカフェとかあるかもしれないよと、僕が勝手な推測で言って、そちらへ。その前にここまで来たらで、鴨川の河畔におりてみました。
いいね、この広々感。
おなじみの納涼川床が並んでいるけど、客は少ない。そりゃそうだよねえ、全然納涼じゃないもん。クーラーきいてる中のほうがいいよね。
この遠くに見える北山の影が好きなのですね。前にも載せたことあるけど。山のグラーデーションが墨絵みたいで綺麗なのですよ。
ここで一枚。
そういえばずーっと前もここで誰かと写真撮ったなー。奥村くんと最初に会ったときがそうだったな。あのときは桐原さんご一家も一緒にいて。
とりあえず店探しで先斗町の小さな道を。
昔昔、このあたりに「栞」という喫茶店があって、鰻の寝床の京都家屋らしい造りで、奥に細長く、落ち着いた感じだったのですがとっくに消滅。また似たようなのがあるかなと淡い期待をしたのだが。
「はー、こうなってるわけですね」という感じで、先斗町も変わりましたね。皆で言ってたけど、昔はこんなに一見さんフレンドリーな町並みではなかったですよ。そもそも店なのか一般の民家なのかよくわからない、知らなきゃ絶対入れないような店が多かったけど、今はわかりやすい看板と、写真付きメニューとで、なるほどそりゃそうだよねえって。
でも、思ったけど、そんなにぼったくってないね。東京の築地に寿司食いにいった人があまりの高値で目眩がしたとか言ってたけど、京都はそれほどでもない。
金閣寺の項でも書いたけど、そんな昔と変わらん。てかインバウンドとか言っても昔から京都はインバウンドが多かったしなー。
川床料理でも、普通に1万とかするだろうとか思ってたら、スキヤキ3900円とかそんなレベルで、これ前よりも安くなってないか。だとしたら観光客が増えて値段が下がるという非常に珍しいパターンだよね。高い敷居が低くなったという。ま、ほんまもんの玄人衆が行く店はまたどっかにあって、違うんだろうけどね。
カフェのように単品単価の安い業態は先斗町にはないかもで、木屋町の方に移りました。こっちの方が雑然パワーがあるので。
ちらと読んだ、「小学校を改装した空間」とかがあるとかで、確かに古い小学校が高瀬川沿いにあったなーと。
すぐに見つかりました。立誠小学校をおしゃれに改築したところ。
中もカッコよく改築されていて、ホテルまであった。
図書館もあった。見えてるところが全部なので図書「室」って感じだけど。
校庭もこんな感じに。
ここにもお洒落なカフェがあったのですが、観光客の皆さんやカップルがデートを楽しむ感じで、うるさいジジーが3人も入って高歌放吟(はしないけど)には似つかわしくないなと思って諦め。てか長居できそうな雰囲気でもないし。
あ、長居=クーラー環境の確保って意味です。
村田さんは京都での教師生活も長かったから、最古といわれる立誠小学校も知っておられて、「こんなになっちゃんですねえ」と感慨もひとしお。
てか、常に「こうなってるんですね」をしきりにいっておられて、彼が一番べったと京都に住んでるんだけど、それだけに今昔意外感が強いのでしょう。普通に暮らしてたら四条界隈や都心部には出てこないもんね。シドニーでも僕がシティにいくのはシドニーオフでもやらないと行く用事もないし。
木屋町界隈を歩く。ただここは昔からカオスな感じなんで、何がどう変わったのかわからん。幾分かはこざっぱりしたけど、それでも何でもアリ感は健在。
こんなとこに本場の博多ラーメンが。しかし、最近できたという感じでもなく、昔からあったんだろうけど、覚えていない。
で、結局眺めもいいしで、三条大橋のスタバにしました。
この先が三条通。
右折すると川向うに三条京阪が見えるのは昔の同じ。
確かのこのスタバは眺めがいいし
ここは、数年前の京都全国オフの二日目に行きましたよね。それで知ったのだけど、なかなかいいじゃんと。地下にも席があるのもその時に知った。この日も席がなく、ようやく見つけたのが地下席。
そういえばここのトイレが、買うと暗証番号を教えてくれて、それを入力して入る形式になってます。んでも、女性用ひとつ、共用ひとつの2つしかないから、常に並んでいる。並んでるから、前の人が出てきたら扉を閉める間もなく次の人が入る。だから結局暗証番号を押す機会もない。意味あんのか?という気もします。てかトイレ増やしてくれい。
どーんと一番でかいの。値段表みたら一番大きいのが一番コスパが良いから。しかし、SMLでいいのに、ショート、トール、グランデ、ヴェンティとか分かりにくいじゃん。え、あれなんて書いてあるの?と戸惑って「いっちゃん大きいの」といって買いました。
あとの二人がそれぞれにサイズが違うので比較しやすくて笑えるんだけど、この大きさで普通に考えたら小中大で100円300円600円くらいだろうに、小が555円で大が685円ならば、大一択でしょうと思ったんだけどねー。
地下も眺めがあるのがいいね。
ここでまたひとしきり喋ってました。とりとめもなく話してましたけど、ああ、そうだ、村田さんの双子の娘さん、いずれも東京と大阪に就職が決まって、巣立っていったそうです。
双子の娘さんって、まだ高校生の頃、僕がやった伏見の空き家掃除オフに参加してくださったお二人でしょ。早いもんだねー。とても明るくて気立てがよくて、親御さんも鼻高だろって。それが育って、それぞれ阪大と関大にいって、無事就職。村田さんも娘自慢ばっかしてもいいのに、全然そういうのしないのね、この人。
三条河原町で、村田さん退場。
ふじさんは阪急、僕は市バスなので、二人で河原町を四条まで下っていきました。このへんは見るたびに店が変わってるんですけど、それにしても変わりすぎ。
まあ、変わるというのは、街が新陳代謝する力を持ってるということだし、悪いことではないですけどねー。
というわけで、数時間のお付き合いでしたが、お二人にはおありがとうございました。