備忘録かたがた東京で泊まった宿の情報を書き留めておきます。
もっとも書いたところで、僕自身、いつもは南砂町の「みなみん」にお世話になるか、一気に自治医大前の宇賀神さんのところに移動するかで東京泊はあまり機会がないのですが、それでも今回のように夜遅く着いて翌朝早く出るとなると、他に選択肢がないです。
今回は、羽田空港のカプセルホテル「ファーストキャビン」と、鶯谷の「Hostel Lodging Tokyo Uguisudani」というところに泊まりましたが、前者は深夜早朝の羽田空港の活用に、後者は一般的に東京激安系の宿について参考になると思います。
まず往路で使ったファーストキャビンですが、内容については文句ないです。なんせ第一ターミナル1階の国内線到着ゲート、皆が出てくる出入り口(いくつかあるけど)とほとんど同じ並びにあります。出たら徒歩30秒という立地は、疲れているときはうれしいでしょう。
これが入口。えらい奥まってて京都のうなぎの寝床みたいな。
すぐとなりが空港の郵便局。ポストもすぐそば。ここから徒歩1-2分でコンビニがあります。
受付の対応や一般共有スペースの感じは、普通のホテルと同じです。へたなビジネスホテルよりもいいくらい。カプセルホテルというけど、あんまりそういう感じはしない。
受付でカードキーもらうのだけど、実際にカードキーを使うのは、客室スペースとの境になってるこの扉を開けるときだけ。
各客間はこんな感じ。カプセルホテルの「カプセル」ではなく、またバッパーの二段ベッドではなくシングルです。ただしカーテン間仕切りを下ろすだけで、鍵はかかりません。気になる人は止めたほうがいいです。
たぶんね、法律の規制なのかしらんけど、鍵がかけられるようにすると「部屋」になってしまい、そうなると旅館業法とかなんかあるんじゃないの?ようしらんけど(調べるのめんどくさい)。だからこの手の宿はドア鍵がなくてカーテンのみ。気になる人はやめておいたらいいです。
もっともホテルの部屋荒らし泥棒さんは、もっと金回りのいい人の泊まる高級ホテルで頑張るというけどね。安宿でリスク犯して泥棒やっても、監視カメラはあるわ、身分を明かしてチェックインしないとエリアに入れないわだから、宿泊客同士の窃盗でもないとあんまりケースはない。でも宿泊客が対象になったら全員身分は確認されているから、やる側としてはリスキーです(だからそんなにない)。
スペースのなかはこんな感じ。
大きなスーツケースは入らないので、前に置いておく感じ。時間が遅くなったら、皆さん自分の部屋の前にスーツケース置いてました。
なお、このホテルは、男性部屋と女性部屋が区分けされてます。
寝床の横に貴重品入れがある。
寝っ転がって見る風景。手前の灯台の画面は僕のラップトップの壁紙。向こうのディスプレイはテレビ(イヤホンでしか聴けない仕様)
共有スペース。ここでメシ食ったり、テレビ見たり、仕事するエリアもあった。
すぐとなりに喫煙室があるのは助かる。一回品川のホテル泊まって、全然吸えるスペースがなくて、その都度靴はいて外に出てました。それに比べれば楽。
すぐ横に自販機が。まあ普通の相場。
ただビールは高いな。写真撮ったのは、あとでコンビニに買い出しいったときの備忘録のため。
アイスの自販機がなかなか魅惑的だった。買わなかったけど。
これに加えて大浴場があるのは良かったです。
けっこう真剣に大きくて、今回の短期帰省で日本で入った風呂で一番良かった(あとは自宅の小さなマンション風呂だしね)。ドライヤーの風の強さも日本とは思えないくらい強かった(オーストラリア1200Wに比べて日本のドライヤーは弱い=600Wとか、電圧100Vだからってのもあるのだろうが)。
大体なんでもある感じ。ないのは卓球台くらいかしらねー(笑)。
朝は第二ターミナルからのフライトで一応1時間前に出る。
第一と第二は歩いてもいけるけど、無料リムジンの方が楽。数分で着く。
早く着きすぎて暇だった
暇なのでショップを覗いていたら、「のび猫」という土産物があった。
ダックスフンドみたいに胴長にびよーんと伸びている猫なんだけど、いろんなバージョンがあるのが笑える。忠犬ハチ公、パンダ、西郷さんあたりの定番はわかるとして、あとは何よ?というと、右端が千葉からアサリの行商にくるおばちゃん。左端は江戸切子。上の段、左端の黄色いのは東京ばなな、赤いのは東京タワーだそうです。ほお。よく考えるわー。
で、このファーストキャビンですが、Booking Comで見たら9750円で、ファーストキャビンの本家のサイトを見たら7500円でした。当然、本家で取りました。
帰路もここにしようと思ってみたら、今度は1万7500円になってた(高い方の部屋しか空いてないし)。ガビーン!
すごい値の変動が激しいのね、ここ。週末前とか連休とか忙しそうなときは高く、暇だと安いというのが極端。なので、良いんだけど、値段には気をつけるべきです。あとで見てたら7500円というのはかなりラッキーな部類みたい。
でも、7500円ならいいけど、1万円以上のクオリティあるか?といわれると微妙ですよね。そこまで出すなら近くにホテルもあるし。そりゃ移動の手間暇がかからないのはすごく楽だけど、その手間隙に幾ら値付けをするかです。
帰りは仕方ないから外を探してたら、前に泊まった(翌日にナルリエ・コンビと原宿・浅草の東京見物をした前日)、鶯谷のバッパーが、なんと1800円で出されていました。1800円!?クソ安すぎるんじゃないかと思ったけど、何でも経験しておくもので、一回自分が過去に泊まったところだと、そんなにひどくはないといのがわかるし、手続方法とかも履修済で気楽なものです。もうそれでいいや、と。
荷物を受け取って鶯谷に行くまでに下準備をしました。
なんせ翌朝は朝の8時台にシドニー発だから、レンタルWIFIを返却投函するのに手間取ったり、コインロッカーの位置が分からなくなったり、なぜか開かなかったりというトラブルが予想されるので(今年はこういうのがとても多いので神経質になっている)、転ばぬ先の杖で下準備を。
これは伊丹で乗るときに預け入れ荷物。去年のフライトで出てなくて、係員の人に探しにいってもらったのだけど、そのとき「こういうカバンです」と写真見せたら早かったなーと思ったので、以後撮るようにしてます。
羽田で使用したコインロッカーの位置。
コインロッカーの風景(コインロッカーが幾つもあるので)
今回は小で済みました。400円。2日にまたがるから800円かーと思ってたら、不思議なことに追加料金がかからなかった。理由を調べてる暇がなかったけど。
最近は鍵ではなく、レシートに番号とQRコードが印字されており、それで開く。これも写真に撮っておけば足りる。失くすと面倒だし。
レンタル返却用の郵便ポストの確認。ANAの国際便は、第二ターミナルから出る場合が多く(ここんところ常にそう)、第二ターミナルにはポストが少ない。JALは第一が多く、この場合はチェックインカウンターのすぐ近くのポストがあるので非常に楽。でも第二はチェックインが三階の端っことえらく離れているし、ポストが一階、しかも外にしかないので前回焦って走って、返却物をひとつ入れ忘れて追加料金払うハメになった。その経験で、ポストを事前に確認。さもないと出発時間が迫っているのにポストを探して半泣きでさまようハメになる。
バス乗り場のところなのだが、これが数百メートルあるので、9番バス乗り場と番号で覚えてないと現場では戸惑う。
さて下準備を済ませてモノレールで浜松町、そこから山手(京浜急行)線で鶯谷まで。びっくりしたのは、夜の10時を回っているのに人だらけ。東京はいつもそうだよねー。
鶯谷に着いたのは夜の11時を回ってました。事前に調べたところ近くの飲食店は23時閉店なのでコンビニかなーと。コンビニも駅チカにあるLAWSONとホテルに近いファミマがある。最初LAWSONを見たら、レジ前に10人くらい並んでいるのでうんざりしてファミマにする。
中を突っ切っていった方が早いので路地裏を抜けようとすると、おお、鶯谷といえばこれだよ、って感じで、ラブホテルが林立していました。なんか昔よりも賑わってないか?倍くらい店が増えてるようなって、かなり昔の話なので比較しても意味ないけど。
ファミマでパン買って、記憶通りの場所にホテルがあった。
違ったのは、玄関扉にロックがあって暗証番号を入れて解錠するはずなのに、ロックがなくなっていてそのまま入れるようになっていたこと。事前のメールその他で、解錠の方法とかしつこく書いてきたくせに、いざいってみたら鍵がないという。
「話が違う」のはチュックインのときもそうで、階段のぼった二階に無人フロントがあって、そこで自分でチェックインするタブレットがあるのだが、これが事前に聞いていた(前回もそうだった)手続と違って、やれ身分証明書を出せとか言われてカメラの前にパスポートを出したり、5秒間顔動画を撮らされたり、面倒くさくなっている。だったら書けよと思うのだけど、そういうあたり、現場での変更が事務に反映してないのね。
同じことは貴重品入れにも言えて、なんぼ読んでも使い方がわからん。画面をタッチというけど「画面」がわからん。時計みたいになってる部分かと思っても、そういう機能はないっぽい。これもう使ってないんじゃないのか?
ベッドはこんな感じで、それはまあいいとして、バッパーなんてなんてこんなもんだし
ただ、この天井はちょっとなんとかしたほうがいいよ思うよ。隙間からネズミとか出てきそうじゃん。まあ、出てきても、Lane Cove時代には家の中にポッサムとか普通に入っていたから、そういうの慣れてるけど。
ダメダメなのは以上くらいで、あとは健気に頑張ってますね。
土足厳禁なのかはしらんが、皆ここでスリッパに履き替えている。けっこう小綺麗な。
ロッカーもあるし
ここが小さく区切ったベッドエリア 上の段にあがる階段なしょぼくて、上から降りるときに怖いです。また捻挫したらどうしようって。
チェックアウトした人がしばらく荷物を置いておく部屋。
共有スペース
ベーシックな機能だけの宿だけど、なんせ1800円ですからねー。野宿よりはマシってくらいで手を打ってもいいくらいで、そう思えば別に悪くないです。布団もヤな感じじゃなかったし。
今調べたら、東急の安宿が安めになってますね。ほかにも2000円台がちらほらあった。このホテルは通常で2800円くらいなんだけど、さっきみたら直前でとると1900円というのあったよ。
そういえばこんな貼り紙があった。agodaがホテル側の連絡事項を客に伝えていないので、面倒見きれませんという告知。いろいろありそうねー。
それはそうと、このホテルには僕の好きな屋上があるのよね。前回発見したが。
ここはタバコ吸えるわ、誰もいないわ、見晴らしいいわで、前回もほとんどここにおった。授業サボって屋上にいる感じが良い。今回もここで、さっき買ったパンを食べたのでした。
結局、寝床に入ってすぐ寝て、3-4時間くらいしたらもう起きて(4時)。最後の最後で忘れ物をしたら悲劇過ぎるので、何度も入念にチェックして、出ました。
滞在時間5時間くらいだけど、それでもぐっすり眠れたからよかったです。
夜明けの一服。前回もここの写真をあげたなー。
再び近道であるラブホ街道を。もう覚えた。
この「目が合いましたね」という文句が笑った。
もうほんと駅のホームの真ん前なのよね。
過ぎると昔ながらの商店が並ぶという。
駅のホームからもよく見える。
やたらラブホテルにこだわってるけど(笑)、愛着あるのですよね。なんといっても大阪に住んでるときは、駅は京橋駅で、太閤園の裏手で造幣局の桜の通り抜けの近くで、、とかいうけど、要するにラブホテルのメッカ桜ノ宮エリアなのですよ。ビルの上に地球が回ってるようなド派手な(地球なくなったみたいだけど)。そんな異空間も昼間の生活圏内にあると慣れっこになって、逆に人通り少ないし、落ち着いた感じで良かったのですよね。昼間にみると独特に白けた感じがするのも味わい深い(笑)。今回も鶯谷のラブホ街を歩いてて、ああ、懐かしいな、落ち着くなあと。
そうねー宿で必死になるなら、ラブホという手もあったな。改装して一般宿になってる地方宿もあるみたいだけど。大体一泊5000円代からあるしね、週末は高いけど平日だとやすいし、予約いらないし、ビジネスホテルとは比較にならないくらいベッドはデカいし、風呂は広いし、食事も頼めるし、タバコ吸える部屋が多いし、遊び道具(ゲームとかカラオケとか)あったりするし。
おまけに帰路ですが、まあ普通に帰ってきたのですが、
暇すぎるので現在位置を見てて、ちょうど北緯0度地点。すなわち赤道通過の時点。
これがちょうどど真ん中になるのですね。これまで飛んだ距離と、これから飛ぶ距離がほぼおなじになるという。それだけの話なんだけど。暇で暇で、そんなことでもして喜びを見出さないと。学校の頃の授業を思い出すわ。
シドニーに着く頃には夕焼けが。
空港駅のホーム。東京と違って、ガッラガラ。夜の7時でもうこれ。あー楽。気持ちええわ。
クーラーのない部屋で死んだマグロのように寝てましたが、帰ってきたら、まだ肌寒くて楽ですわ。
ただ、今日、昼間に見たら、もう藤が満開ですよー。ツツジも咲き乱れてきたし。春爛漫なんだけど、夜と朝晩はまだ寒い。明日の朝なんか10度予報で、結構寒いよ。今もダウン着てるし。そのくせ昼間は暑い。最低気温と最高気温の差が15度以上ある日も。
日本に行ったり来たりでで、夏になったり冬になったり訳わからんわとか思ってたけど、なんのことはない、シドニー現地も「一日に四季がある」とか言う人もいるくらいの日較差なんで、まあいつものことかという感じ。