稲垣さんの近況です。
彼女とも付き合い長いですねー。最初ワーホリで来たのは2016年だけど、その前に京都でお会いしたのが最初でした。その後いくつか記事にしてますが(津のオフのときもご自宅を提供していただいたり)、メインのワーホリ体験談、その後のジンバブエ海外青年協力隊などは上げてないです。WH体験談は実はあるのですけど、色々ありすぎて平面的になってしまったので、アボリジニ体験版に取り敢えず絞ってとかやってるけど、これも最後の詰めのところで止まってます。
こんな調子では、いつになったら現在にたどり着けるのかって感じなので、そこはもうライフワーク的にして、とりあえず現状を教えて~と言って書いてもらいました。
というのは、去年の夏帰国したときに、稲垣さんと翼さんというどちらも新婚の二人が遊びにきてくれて、えらく楽しそうだったんで(新婚だからそりゃそうなんだろうけど)、まず新鮮なうちにそこを書いてもらいたいなと。ノロケでもなんでもいいから、気にしないでって。
稲垣さん、以前からほんとあれこれ精力的にやっていて、WH中もMeetupを主催したり、フリマに出店したり。ジンバブエ行もそうだけど、もちろん日本国内でもあちこち出かけて、いろいろ模索して。これだけやってる人も珍しいよってくらいなんだけど、結局、落ち着いたのは「日本での普通の結婚」だったりするのが面白い。
あれだけやったからこその今の落ち着きなのだろうなーと思うし、「結局」でも「普通」でも無いんだろうなーとは思うのだけど、、、というか、本人曰くは、その「落ち着く」という行為自体が最大にチャレンジングなことらしいです。ま、そこらへんの位置づけとか考察とかは語りだしたら山ほどあるでしょうが、それらは後のお楽しみに取っておいて、今は、その「フィット感」がなかなか興味深かったので、そこをサラリとスケッチしていただきました。
以下稲垣さんの文章です。
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結婚生活の客観と主観を書いてみました。
語学留学でオーストラリア13か月→海外協力隊でジンバブエ13か月→兵庫のど田舎パワハラメンヘラ職場2年からの流れです。
新婚生活客観(結婚前)
夫:39歳、北海道出身、千葉在住、プログラマー
私:38歳、三重県出身、兵庫在住、雑貨店の接客とオンラインショップ関連の仕事
2022年03月: イベントで現夫と隣の席になる(東京)
2022年04月: 初デートをする(兵庫)
2022年05月: 泊まりに来る(兵庫)
2022年06月: 泊まりに行く(千葉)
2022年07月: 旅行・プロポーズ(沖縄)
2022年08月: 実家挨拶(三重)
2022年09月: 実家挨拶・入籍(北海道)
2022年10月: 新居のための椅子を買いに行く(山梨)
2022年11月-12月 新婚旅行 (メキシコ)
2023年01月: リフォーム開始
2023年03月:引っ越し、新居で同居スタート(三重)
新婚生活は、楽しい!
三重県で新婚生活が始まって1ヶ月経ちました。
人生のボーナスステージに入ったかのような。毎日何をやっても楽しくて、笑いが絶えない日々です。
時々、北海道出身の夫を連れて、私の地元である三重県を電車で観光します。彼の反応を見るのが、新鮮です。
最近は、いろんな種を発芽させたり、ギター・読書・zineを作る準備・料理の他にもパンを焼くのに挑戦したりしています。
こう書くと現代版お手軽ヒッピーのような感じですね。俗世間から離れて暮らしているような。
私は、現在求職の身ではありますが、今は家にいるのが楽しくて…。
今後はライティングとデザインで在宅の仕事もしていきたいと考えていて、準備を進めています。
文章の表現力を上げていきたく、インプットを兼ねて、耳の聞こえない人のための、本の音声データを作る音訳ボランティアを始める予定です。地元での新しい繋がりは、ここで作っていけたらいいなと思っています。
※新居のキッチン
やりたい暮らしの実現
7月に私からプロポーズをした後、二人で住む場所をどこにするかを悩んでいました。
夫の実家である北海道はどうか、私が仕事を続けるなら兵庫県のいくつかの市はどうか。夫の住んでいる千葉県はどうか。それ以外にも、そこの市長はどんな思想を持っているか、
家賃の相場はいくらかなど、自分達の譲れないポイントはなんだろうと考えました。
結局、夫が「三重県にある不動産をいつか自分達が管理しなくてはならないなら、その物件に自分達が住もうか」という提案をしてくれ、私の実家がある三重県津市に住むことにしました。不動産とは、以前にAPLAC津オフで使っていただいた、三重県津市の亡き叔母の平家です。
夫は、リモートワーカー(今後もずっと)なので、住む場所はどこでもOK。
私はどうせなら、憧れだった、オーストラリアで訪ねた自給自足に近い暮らしを、家賃のかからない場所で小さく始めてみようと思いました。
リフォームは、知り合いの設計士さんに設計をお願いしました。私がやりたい自給自足に近い暮らしを理解してくれている方です。日当たりを考慮し、夏も冬も光熱費が極力かからないように断熱をしっかりと。台所から、すぐ外に出て生ごみを土に入れられるように勝手口を(ゴミを肥料にするため)。そして、家庭菜園のちょっとした作業がやりやすいよう、ウッドデッキを。このウッドデッキは、お茶や日向ぼっこするのにも最高です。
※ウッドデッキで母と夫とお昼ご飯を食べているところ
※中央に不要になった瓦を使ったハーブガーデン、手前がたねを蒔いた苗ポット、奥にある黒い箱が生ごみを発酵させるコンポスト
クラブ活動
食糧危機に向けて危機感を持って、夫も私も割と買い溜めをしてきたタイプ。しかし、それにも限界があるので世界がどうなっても、お金がなくなったとしても生きていけるように、家庭菜園を始めました。
野菜づくりのため、肥料を買い続ける農法では続けていくことが金銭的に難しくなるので、無理なく続けていける方法を調べました。その結果、私たちの住む市で、私たちの希望する農法をしている方Hさんをネット上で見つけました。コンタクトを取り、実際にお会いすると、Hさんの畑は、自転車で20分くらいの距離。
Hさんは、早期退職の60代のおっちゃんで、釣りやキャンプ・原付のカブを愛し、野菜作り2年目を心から楽しんでいる人。
「シャバの仕事もしておかないとね~」と言って、時間の融通のきくアルバイトを複数掛け持ちして元気に働くHさん。
Hさん含め私たち夫婦3人で、”自然農クラブ”を結成しました。
これから週に1.2回、夫と一緒に畑で作業させてもらい、楽しく学ばせてもらいます。
以上です。稲垣