昨年11月後半にオーストラリアにワーホリで来られた加藤花子さん。プロフや初動の様子は、過去記事に書いてます。かいつまんで言うと、カナダワーホリを経験後、日本に帰国していろいろやっていたけど、ワーホリ年限が切れるまでにもう一度海外に行きたいということでオーストラリアへ。
すでに経験済ということで、いきなり田舎のファームにいくか、ちょっと準備体操のような感じでシドニーで慣らしてからいくか悩んでらしたのですが、とりあえずシドニーでということで、一括パックの一日プランと語学学校4週だけ通うことに。学校終了後も一ヶ月ほどバイトでお金をため、いよいよ本題のラウンドへ。それも最初から考えていたタスマニアへ(夏のうちに行っておかないと寒くなるので)。
タスマニアに旅立ったのが1末か2月の初旬。それから約一ヶ月半して、近況メールをいただきました。以下、許可を得てメールを掲載します。
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田村さん お久しぶりです!
久しぶりにちゃんとネットが繋がる環境になったので連絡させてもらいます笑
(注釈:今回加藤さんは、現地に突撃してファーム探しという正攻法ではなく、事前にステイ出来る農場を予約しています。WWOOFに似たWorkwayを経由で。
ここで、ラウンド基礎知識の解説ですが、いずれも「無料ゴハンと寝床」と「(農)作業」をバーターでやるもので、住み込みボランティアみたいなものです。WWOOF(ウーフ)は、Willing Workers on Organic Farm(=直訳すれば有機農場への自発的労働者)の略です。APLaCの過去の先輩たちも沢山利用してます。お金はもらえないけど、逆にお金が出ていく心配もない。エコとかオーガニックに関心のある人は、本物を実体験できるのでその経験値がご褒美です。
その昔は、WWOOF滞在日数も二回目ワーホリにカウント出来たんだけど、廃止になってしまいました(皆で反対署名運動とかやったけどダメ)。もっとも、それだけに、二回目狙いのなんちゃって君はいなくなり、本気のウーファーが集まるので経験の純度は上がったかも。
ゴハン・寝床と仕事のバーターは、有機農場に限らず(あるいは有機農場であっても)他にもあります。HelpXなんかもそうですし、Workwayもその一つ。いずれも国際機関であり、要は「縁結びシステム」です。人手が欲しい現場と経験を得たい人とを結びつけるという。各国にあり、オーストラリアはWWOOF Australiaであり、日本にもあります。ワーホリのラウンド経験をしたいけど、お金も時間も足りないって人は、日本でウーフをやるのも手です。以上、注釈終わり)
(加藤さんがWorkwayを選んだ理由は…以後加藤さんのメール本文に戻る)、特にタスマニアは仕事が見つかっても家探しが大変っていうのと、車を持ってないっていうのもタスマニアでファームが厳しいかなと思った理由の一つでした。facebookのグループとかで仕事見ていてworkawayというサイトがあると知って、ホストも利用する側もお金払わないと登録できないので信頼できるかなと思って。
デボンポートの近くのLorinnaって村です。募集には”ガーデニングの手伝い、一緒に農業を学ぼう、文化交流”など書いてありました。写真もあって、ホストの家族構成とか趣味とかも色々書いてます。そこにした理由はガーデニングとサステイナブルというかエコな暮らしには興味があったと家の感じも気に入ったので。あとはいくつかメッセージ送ったんですけど、返事が来なかったり日にちが埋まってたりして1番最初に話がスムーズに進んだところにしました。
Lorinnaには3週間くらいの滞在のつもりだったんですが、途中でホストのお母さんがコロナになって(
Lorinnaでの生活はオフグリット自給自足で、ネットもamaysimは全然繋がらず家のWi-
電気はソーラー、水は小川からなので、ほんとに天気に左右されて晴れると電気はいっぱいあるけど、
一番衝撃だったのは1週間くらい晴れが続きすぎて、
カヌーはホストが持ってるのを借りてわたしが乗ってます!
村のアクティビティといえばこの湖!って感じで泳いだり、岸でのんびりしたり、カヌーしたりしてました。
カヌーを借りた時はホストがコロナになってた時でどこにも出掛けられないけど私が退屈だろうと、湖までカヌーを乗せてドライブしてくれました。初体験でしたがむずかしくなくて天気も良い日で気持ちよかったです。
仕事としてはガーデニングで植え替え、草刈り、
私がペットも飼ったことがなくて動物が得意じゃないって伝えてた
ブタは食べる用に飼われていて、
村の人たちのつながりが強くて、村にはお店もないので、ミルク、卵、
月1回くらいpermablitzというみんなで学びながら実践
bioreactorという作物の成長を良くする肥料のようなも
あとはブッシュウォークやクレイドルマウンテンにも行きました!
限られた食材でお菓子作りや料理など色々経験させてもらいました
ラッキーだったのはホストのお母さんが学校の先生で
英語の日記を見てもらったり、
下の森の写真は初めてブッシュウォークに連れてってもらった時のものです。
家から片道1時間くらいでした。よく見たら写真にも写ってるんですが色のついたテープみたいなのが木に結んであって、それを頼りに進めば迷わずに森から抜けられます。自力で(車なしで)湖に行く場合も、そのブッシュウォークを片道1.5時間くらい続ければ家から湖まで歩いて行けました。
下の写真は、ガーデンにあったローズがとても綺麗だったのでそれとガーデンか家の周りにあった黄色系の花でわたしがアレンジしたものです。家のサンルームと花がいい感じなので気に入ってます。
すみません文章書くの得意じゃなくて長くなってしまいました…
そして昨日、前のホストがホバートに行くということで一緒に車に乗せてもらって今はホバートのYHAに滞在してます。
月曜からは別のworkawayで行きたかったブルーニーアイラ
仕事もしないといけないので次は1週間から10日くらいの滞在で3月になったくらいから朝晩は10度切る日も多くてタスマニアや
追加質問:こちらに来られて、いきなりラウンド出るか、あるいはシドニーにずっと居るのもいいかなとか、けっこう迷ってたと思うのですけど、実際にタスマニアに来られてどうですか?
つまり、「こんなんだったら直行すればよかった、シドニー無駄だった」とか「いや、いい感じにステップ切ってやれてると思う、いきなりだとしんどかった」とか、そのあたりはどっすかね?もうシドニー時代は遠い昔の話のようでしょうけど(笑)
わたしの場合まずシドニーは絶対必要でした!まずお金の面で…今は稼いでないので少しでも貯めておく必要はありました。むしろもうちょっとあった方が良かったなと今バッパーにいて感じてます。workaway中はほんとにお金使うところはないのでいいんですが。
英語の面でもシドニーにいる時は語学学校とかジャパレスとか英語ネイティブじゃない友達が多かったのでそこまで感じなかったですが、こっちきてほんとに英語わからないと思いました。あとは私のホストはworkaway1人だったので同年代の友達はここではいなかったです。ただ同じ村に思ったよりworkawayで来てる人が多くて入れ替わりも激しいのですが2−3家族に1組くらいはworkawayerいた印象です。今のところはこのステップで良かったかなと思ってます。これからお金は貯めます。
今ホバートに来てカフェがあって、マーケットがあって、服買うところがあって、人が程よくいっぱいてなんか安心してます。特に買うものがある訳じゃないしLorinnaの生活も気に入ってたんですがやっぱりわたしは街が好きかもと思ってますー
けどシドニーから出たという選択も良かったです。英語ももちろん、いろんな植物の種類も知れたし(ちゃんと住む家が決まったらハーブくらい育てようと思ってます)、動物も少し触れるようになったし、これまでなんとなく使ってたエコな商品にももっと意味を考えるようになったし。ワーホリじゃないとこんな色んなとこ行ったり経験できないと思います。
なお、ラウンドいくとテレストラが強くなるのですよね。これ言ったと思うけど、Amaysimはオプタス回線です。だけど、とりあえず最初に開通するならサポートがいいんですよね、ここは。選択肢も細かいし。初動には向いてる。
テレストラ回線ベースは、Boostがそうです。ただしサポートがなんかあぶなっかしい印象はあります。あと、僕が使ってるのはALDIのSIMです。これはロールオーバー(使い残し分が翌月に回る)のでいいんですけど、ただしはじめに5ドルというのが高いのと、みつけにくいんです。ALDIの店のレジの周辺に、電池なんかと並んで青いパッケージで売ってます。こちらは、電話番号そのままで変えずに無料で電話(SIM)会社乗り換えることが無料で出来るから楽ですよ
なるほどテルストラ回線も安いのあるんですね。ALDIのSIM翌月に繰り越せるってのは良さそうです。結局先月は全然データ使ってなくてもったいないなと思ってたのでまた必要になったら他の会社も考えてみます!