オーストラリアのワクチン副作用の救済システム

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オーストラリアでもワクチンの副作用(side effect)の症例はあり、その場合の賠償の方法なども定められている。現在、1万人以上のオーストラリア人が副作用に関する損害賠償を考えているとのこと。オーストラリアの国内メディアではあまり取り上げられていないのですが、海外のメディア(それもメジャー系)では取り上げられています。

例えば、Broombergの11月16日付記事では、
”More Than 10,000 Australians Want Compensation for Vaccine Side Effects: Report”
と報道されています。

あるいは、マイクロソフトのMSNニュースでも同じく

RT(ロシアのニュースチャネル)の
https://www.rt.com/news/540541-covid-jab-compensation-claims-soar/
これが結構詳しいので、参考になります(冒頭の写真がそのスクショです)。

このRTの記事を訳しながらざっと紹介しますね(これが救済システムの説明にもなるので)

★11月の時点で、ワクチン副作用による賠償を考えているオーストラリア人は1万人を超えている。

★現行の救済システムでは、副作用に苦しむ人は、症状に応じて、5000ドル~2万ドルの賠償を得られる。

これはオーストラリアの政府サイトで、出来ます。

★9月にこの救済スキームが開始されてから、すでに1万人を超えるオージーが申請する意図を明らかにしており、もし、そのまま認められることでもなったら、政府は約50ミリオン豪ドルの負担をかぶることになる

★Therapeutic Goods Administration(薬事関係のお役所)に発表によると、11月7日の時点で副反応は7万8800件報告されているが、大変の症状は軽い(頭痛、悪寒、腕の筋肉痛)。
スキームによれば、激しい症状を示し、少なくとも病院に一泊以上した人だけが申請することができる。もっとも、それがワクチンに関連するという証明が必要なのだが、現在のところ、いったい何が証明書として受け入れられるのか、その正確な詳細は明らかになっていない。
(しかし、Shine Lawyersという弁護士事務所の医療過誤賠償チームの人からのコメントが掲載されているのですが、そのあたりはこちらのロイヤー、もう食らいついたら離さない鮫のような連中が、虎視眈々とビジネスチャンスを狙ってる感じではあります)。

★カバーされる先例になりそうなのが、アストラゼネカの血栓系(“thrombosis with thrombocytopenia syndrome (TTS)” )、ファイザーの循環器(心臓)系 “myocarditis and pericarditis” 。ほかには、Guillain-Barré syndrome,(ギランバレー), and immune thrombocytopenia (excessive bleeding due to low platelet levels)など。

★予定されている2万ドルを超える賠償を求める場合(死亡も含む)、法律実務家によって構成される独立審査委員会によって審査され、その勧告によって賠償がなされる。これまでのところ9名がワクチンによって亡くなっていると報告されている。

★先の弁護士事務所では数多くの申請案件を受けており、なかには政府所定の要件を満たさない(でも症状に苦しんでいる)人もいるとのこと。

以上、あまりメジャーメディアに流れてない情報なのですが、知っておいたほうがいいかなと。つまり、もしそういう症状が出た場合でも救済はありうるのだ=本当に救済されるかどうかは別としても(苦笑)=ということ。

もっとも、これは別に書きますが、オーストラリアがキツネ憑きのようになってトチ狂っていた時期(数ヶ月)は過ぎたかなーという印象はあります。オミクロンも馬鹿騒ぎしてないし、早々に「ロックダウンはしない」宣言をしてるし、メディアの取り上げ方も比較的小さい(日本のほうが騒いでるね)。そう思う根拠はいろいろあるんですけど、それはまた別の機会に(てかオンラインサロンのほうに書いてしまった)。

 

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