旅の途中経過とHobartでゆかりさんにお会いしたご報告で連絡しました。
12月末にSydneyを出てMelbourneに寄ったあと、HelpexとWwoofを使ってTasmaniaを旅しています。
4軒のホスト先でお世話になったあと一度Hobartへ戻って、現在は5軒目のHamiltonへ滞在しています。
Hobartでは田村さんからご連絡いただいていた、ゆかりさんのお宅にお邪魔させていただいて、共通のホスト先だったForest Walks Lodge(Jackeys Marsh)やさまざまなお話しをして、休日にご家族とBruny Islandに遊びに行って幸せな時間を過ごさせてもらいました。aplacの先輩であり人生の先輩のゆかりさんとお会い出来て、旅のひと段落も今までの振り返りもできたように思います。改めて紹介いただきありがとうございました!
また、Hobartではたまたまエレナさんと滞在時期が被って、これまた穏やかで落ち着くセーブポイントのような時間を過ごしました。お互い料理が好きなので安くて美味しいご飯を作ったり靴下を縫ったり、aplacの出会いに感謝です。
1軒目-Boomer Bay
シェフのMikeはこの地で3度もBush fireを経験していて、自然の恵みも恐ろしさも味わって、それでもなおTasmaniaが好きでここでレストランをやっているのだと話していました。
Helper用のコテージの前にいる羊を捌いてレストランに出していて、わたしもいただきましたが、驚くほど”普通に”美味しくて、生き物と食べ物の距離の近さを自分があまりに意識できていないと感じました。
2軒目-Lapoinya
ここはChristmas Holidayの間に生え揃ったweedsを抜いたりgarlicを抜いたりと、わたしにはかなりハードワークで恐ろしい筋肉痛のあと発熱したりしていました。笑
Helper仲間はGerman, French, Italianと英語が堪能な人が多くてそれなりに苦労も孤独感もあったのですが、ホスト先の車を借りてみんなでTarkineを散策したり終わりのないweedingやHelper用コテージに入り込み続ける虫退治の愚痴を言い合ったりして楽しく過ごしました。
ホストのご親戚にClaire Anne Taylorというシンガーソングライターがいらして、近くのSisters Beachで小さなコンサートをやっていて地元の人たちが本当に楽しんで一緒に踊っているのも素敵でした。
ホストの家に”Dance like no one is watching / Love like you’ve never been hurt / Sing like no one is listening / Live like it is Heaven on Earth”と描かれたボードが置かれていて、”まさにそれを体現している人たちだ”と眩しく見えて、わたしも少しだけ一緒に踊りました。
3軒目-Somerset
前回に同じく主にweedingをやりつつGardenやChickenの世話をしました。旦那さんがTasmania Universityの教授、奥さんが国境なき医師団でパレスチナへ行ったことのあるお医者さんとインテリジェンスなご家庭で、もっと英語ができたら聞きたい話がたくさんあるのになぁと思いました。
Sydneyを出る前に語学学校経由でCambridge FCEを受験してPassしたのですが、5歳の娘さんよりも会話が分かってない瞬間も多くて、まだまだ勉強が続くなぁと気が遠くなる思いです。
ホストの友達にアート関係のマネジメントを仕事にして日本で10年以上働いていた方がいらして、その方の家で誕生日を祝ってもらったり、日本語の賞状を一緒に英訳するお小遣い程度のPaid jobをもらったりしたのも良い経験でした。
連れて行ってもらったBoat Harbour Beachは今のところオーストラリア一番と思っています。Tasmania北西部は空も海も木々も花も全てが彩り豊かで、一週間ほど高熱で寝込んだ後に見た世界の鮮やかさに息をのみました。
4軒目-Jackeys Marsh
ここでの2週間は本当に素晴らしくて、包まれるようなForestと知識豊かで穏やかなホストのお二人の雰囲気に包まれるように、心も身体もゆっくりメンテナンスされていくような気分でした。
ここで暮らしていると、人も生き物のひとつでこの地を間借りして少しの間だけ生きている存在なのだなぁと感じます。
それと同時に目に見えない何かの存在もこの世界には”在る”のだとも感じました。
それはLodgeのお客さんと共にSeanに連れて行ってもらったForest Guideで、Aboriginalの方たちが神聖視していたという場所を見たからかもしれません。そこはRain Forestを歩いているとぽっかりと空いた草原で、日の光が当たってきらきらしている不思議な場所でした。
確認はできない”何か”が在る感覚は、わたしの好きな小説家の人たちがよくテーマにしていて、人生を通して深めてみたいテーマのひとつなのですが、この地で働きながらほぼ毎日のようにForest Walkをした日々は頭でなく身体で何かを感じられた素晴らしい経験でした。Jackeys Marshを離れて1週間経ちますが、まだ身体のどこかに森があるような気がします。
選択肢多すぎ
ここまでHelpexとWwoofをしながら場所を移り歩いてきて、Farmやら何かしら働きたいなという思いもあったのですが、冒頭にも書いたようにこの生活が面白くもっと深めてみたいとも思っています。
とはいえ”働きたい”の裏側には何か新しいことに挑戦したい思いがあるので、気になっていたバイオリンでのBuskingをやってみようかとバイオリンを探しているところです。それなりの値段で持ち運びやすいものが買えると良いのですが…。
また連絡します。
田村からの返信
志保さん こんちわー
経過報告、ありがとうござました!これ、完璧にできあがってるので、そのままブログの紹介記事に使えますが、公開してもよろしいでしょうか。
さてさて、大分「夢と冒険とロマンの旅=WH」って本道に乗ってきた感じですよねー。
最後に書かれてたように、(「選択肢多すぎ」ってサブタイつけましたけど)、もともとオーストラリアって2年位じゃ足りないです。表面撫でるだけならすぐに終わるけど、そこに住んでる人と交流したり、その上でその土地の自然を堪能したりしてると、いくらでも深くなるので、もうきりがないですよねー。
ある意味、なりゆき任せとかいうか、出たとこ勝負というか、流れに乗っていけばいいかと思います。
「心の赴くままに」ってやつです。
土台すべての可能性を潰すことなどできないですし、それって全てのパラレルワードを全部体験ということで、何千人の自分が必要って話ですもんね。
最後のところ、ゆかりさんも行ったというところ、Jackeys Marshですけど、そこで書かれていたことは興味あります。なんか霊性というか、聖性を帯びているところがあるんじゃないかとか、「なんかいる」感とか、僕も思います。夜の山のなかで一人でぽつんといると、なんか居るわって気がしますよね。それもひとつじゃなくて、ちょっと居すぎじゃないかってくらい、うじゃうじゃいる感じがして圧倒されます。
ところで、ゆかりさん、どうでしたかー?
いい感じの人だったと思うけど、あの人、少年少女のキラキラ感を失わないですよね。高い知性が、自分のなかのキラキラ子供を殺してないという、わりと珍しいタイプです。妙に賢く育つと、ひねこびた大人(笑)になったりするもんですけど。
振り返ってみたら、去年の今頃は花見やって、6月頃に東京で僕と会って、、とかやってたわけで、思えば遠くへ来たもんだ、って感じでしょう。
ゆかりさんに対して、あなたは「世界と戯(たわむ)れ遊ぶ」人だなーって言いましたけど、志保さんもそうかもしれないですね。
世界と遊んできてください。世界って、わりと「いいヤツ」なんで(笑)
志保さんから再返信
ブログに使っていただいて大丈夫です!
心の赴くままに、ってやつです。
流れに乗る感覚、大事にしたいです。なんとなく次はPerthに行くことになりそうです
いい感じの人だったと思うけど、あの人、少年少女のキラキラ感を失わないですよね。高い知性が、自分のなかのキラキラ子供を殺してないという、わりと珍しいタイプです。
お会いした瞬間から声に張りがあって雰囲気がキラキラしている方だな〜と思っていたので、田村さんのメールを読んでまさに…!と思いました。
そう思うと、”遠くへ来たな”と思いつつも、何かしらが繋がって今ここへ辿り着いた感覚もありますね。
>世界と遊んできてください。世界って、わりと「いいヤツ」なんで(笑)
思う存分遊んできます^ ^