New Face:増川さんと中村さん

Pocket

同じ日にオーストラリアに来られ、同じように一括パックをやり、同じ日にシェア移動という、まるでシンクロナイズドスイミングみたいなお二人ですけど、もともとは全然別系統。増川(薫)さんは東京圏、中村(はつね)くんは大阪圏。増川さんとは、前回の帰国の最初のときに南砂町オフで、一足お先に来られている秋葉さんとともにお会いしました。中村くんとは、蛍池の長田くんの事務所をお借りしてのオフのときにお会いしました。

コンタクトが先だった増川さんから先に紹介すると、彼女は3歳のときからバレエやってて(お姉ちゃんがやってたので私も~という流れだったらしい)、そこからずっとダンサー。職業的にはその関連で、高校の活動のブラバンのレッスン講師やら子どもたちのダンス教室の講師やら、フリーランスでも。チアリーダーもやってて(ガチに体育会系のやつ)、それで推薦入学なんかもできたらしんだけど、なんかもっと自由にやりたくて。オーストラリアに来る前、APLaCをなぜ知ったのか?話でいえば、働いてた高校つながりで、たまたまインドから帰国していた錦織千絵ちゃん(何度も出てる)と知り合い、「インドおいでよ!」という誘いで20日ほどインドの普通の地元の暮らしを満喫。これは面白いで、だったらAPLaCがという流れだったらしいです。

中村くんは、大阪人(茨木)なんだけど大学が信州大学で、その間山小屋に寝泊まりしてバイトして、すっかり自然に染まって、大阪人というよりは信州人みたいな感じ。大学時代は教育学部で、そのあたりの教職資格(幼稚園やら小学校やら)をとり、障害児のサポートワーカーや、チャイルドケア、個人チューターなどをしておられたようです。基本子供系、教える系、そして自然系な感じ。小柄でニコニコ童顔なので、最初に蛍池オフで会った時も、地元の高校生?と思ったくらいです。

昔はAPLaCの自宅にお泊りしてもらってたので、話す時間はたくさんあったんですけど、最近はバッパー泊りで、しかも日豪彼我の価格乖離(オーストラリアの方が何でも高い)が年々激しくなってることから、生活技術の叩き込みやらシェア探しの密度が濃くなってきていることもあり、のんびり雑談やってる暇がないのですよね。もう教えなきゃいけないことが山程あるので。

なんとなくの直感なのですが、中村さんは独特の屈折があって、その屈折具合がじっくり話したら面白そうだと思えるし、増川さんはまっすぐな感じなんだけど、まっすぐゆえの辛さもよく知ってて、そのあたりは聴いてみたら面白そうです。ま、またオフなどで話す機会があるので、楽しみはとっておきましょう。それほど深く知るものではなく、ほとんど同じ行動だったこともあり、二人まとめてご紹介しますね。

といって、やってることはいつもと同じなんですけど、ここから先は恒例の写真集です。

タウンホール駅。ここだけ「ホームの下にまたホームがある」という重箱構造になってて迷う(僕も最初この忍者屋敷構造に戸惑った、今ついたばかりのホームが消えた!みたいに思う)。

電車でChatswoodまで。ハーバーブリッジをわたってるところ。
おすまし顔の写真もあったけど、笑顔のほうがいいよね。

その代わりといってはナンだが、おすまし系も。もうちょい右をみるとオペラハウスが見える。

Chatswood。
この日は寒いくせに日差しが強烈という、いつものオーストラリアパターンで、写真難しいのですよね。レタッチすると背景が真っ白に飛ぶし。これは実験的に背景の緑だけ明度を落として合体させたもの(雑な作業なんだが)

ここからMetroという電車とライトレール(路面電車)の中間物みたいなもの。やや車両が小ぶりで自動運転。この8月に新路線が開通し、Chatswoodから第二ハーバートンネル、シティを経てSydenhamまで繋がった。シェア探しの利便度チェックでいうと、これが出来ると結構違いますね。Mcquarie、Epping、Castlehillなど北西方面とシティ(ひいてはSydenham経由で西方面に)直通になったのは意外と大きいです。バイト帰りにSydenhamで乗りさえすればEppingまで一本でいけるというのは楽でしょ。

そのMetroを降りてEpping。最近では結構ハブ拠点になる(この駅の土地勘をつけておくと、その周囲の位置関係がわかりやすい)。 

そこから一気にStrathfeildまで降りて(Strathfield駅)

隣のBurwood駅までいき、そこからHurstville行きのバス。

Hurstvilleで恒例の遅いランチ。昔は、Petershamのポルトガル料理屋(この店コロナ後に無くなった)、Marrickvilleでベトナム料理とか食べてたけど、そんな近場で済ませられるほど最近のシェア探しは甘くないです。

これは黒豆ソース、Black Bean Sauceで、日本ではあんまりないけど、こちらの中華にはよくある。ブラックビーン+ガーリックソース、+チリソースなど多々あるけど、コクがあって自炊するにも使いやすいので、知っとけ的に頼んだもの。中華系食材店じゃなくても、普通にColesで売ってるくらい一般化してる。

これも知っとけてきな定番、Laksa。中華というよりも東南アジア全般。この店はちょいピリ辛系で珍しいけど。ラクサって覚えにくいから「落差」と漢字にすると覚えるよとかよく言ってます。ギリシャのムサカ( Moussaka)は「無坂」「霧坂」と書くと覚えるとか。
当然食べきれないので、晩ごはん用に持って変える技術。Takeaway(アメリカ英語のTakeoutではない)。プラスチックのタッパーは、別途買うが買う価値はある(50円くらいで何度も使える)。タッパーという英単語はあまり使われず、普通に「入れ物」(コンテイナーと発音、container、日本語のコンテナ )という。料理の値段の高い店は無料でコンテナをくれるが、安い店では買う(一人頭30-50ドル以上だったらくれるかなー)。

いろいろ回ってるようで移動時間そのものは3時間くらい。Opal Cardの60分ルール割引も実践的にわかっただろうから、セントラルに帰還。
ちょうどパディス・マーケットの野菜市場がやってるかなーと思って調べたら、やってたので(週の後半だけやってる、その日は水曜日で微妙だったんだがやってた)、口で説明してもわかりにくいので、ここだよーと連れて行きました。


シェア探しそのものはトントンと進み、ふたりともバッパーの一週間予約を1日短縮して(返金も受けられた)、月曜日にはシェア移動。

ふたりとも物怖じしないで行動する力があるから、僕としては楽でした。
だけどね、日本人WH(に限らず)10人おったら9人はシェア探し出来ないと思いますよ。「うだうだ考えてないで、とにかく動こう!」という資質のある人=日本の風土病でもある安全病や安心病にかかってない人はやっぱ少ないと思いますもんね。まあ、そのくらいでないとAPLaCには最初からこないでしょうし、来なくていいです。

中村くんは、最初決めかけてたMarsfieldを思い直して、Waterlooのシェアに。
同時に移動したので、増川さんも一緒。まず近いところで中村くんを下ろして。オーナーのおじさんの感じがすごく良かったそうです。あとシェアメイトはネパール系とかも多いと。あ、中村くんにいい忘れたけど、僕のColesバイト経験でいうと、ネパール系は日本人に感性が似てます。仕事に金以上の意味を持たせたがる(勤勉の美徳とか)、きちんとやらないと気が済まない。そのあたり仕事=金オンリーに割り切ってるインド系とは反りが合わず、いつも文句言ってたなー。でもインド系もわかるんですよね、仕事=金と割り切る分、仕事以外の局面では差別意識もないし人懐こくて親切だし。ただ仕事観が違うだけ。

増川さんはCanterburyのお部屋。アジア系カップルのお家で、珍しく日本のウオッシュレットがある家でした。人の感じも良かったです。オーナーの奥さんと。

増川さんのシェア先はカンタベリーでもEarlwood寄りで、家の前の道から臨む丘のてっぺんあたりが秋葉さんちじゃないかなー。

さて、本人達の撮った写真と解説もあります。
長くなるので、次回に載せますね。

Pocket