2024年帰省記(1)フライトと初日のあれこれ

Pocket

今回のフライトはなかなか快調でありました。
いつものJAL便が高いので、盛んに売り出している安いANA便にしました。往復(羽田-伊丹含む)で1087ドル。取ったのが1月でかなり早かったこともあって記憶が怪しくなっており、自分の記憶を改ざんして常識的に1370ドルくらいだったと思ってたら、今調べたら実はもっと安かった。

航空券の取り方は去年に詳述しましたが、今年も数ヶ月延々やりつづけて、ぽろっと出てきたのですよねー。え、嘘!?って思いつつ、バシッと取ったという。

さて今回のANA便(シドニー羽田)ですが、いつものJAL便との差は時刻です。JALは朝8時台(だから5時起きして暗い中家を出る)なのだけど、ANAはほぼ昼(11:50)。この時期オーストラリアは寒いので、朝早いと無駄に嵩張るダウン(滞在中の日本では全くの無用の長物)が要るんだけど、太陽がでてきてしまえば一気に暖かくなるのでそれも不要。荷物が軽くなる。実際、Tシャツにブレーカー程度で出たのですが、この日は陽気もよく、それでも暑いくらい。

日豪買い物事情

ここで長い余談を挟みます。これから来る人のための情報にもなりますから。
ユニクロのウルトラライトダウンですけど、買うなら日本で買うべき。オーストラリアにもユニクロはあるけど高級ブランド店風味で、なんでも高い。ダウンの場合日本の2倍以上しますよ。見比べてみたらわかると思います。
日本のユニクロンサイト

オーストラリアのサイト

日本に帰ったときに買うお土産、というか「買い出し」ですけど、最近ではお茶漬け海苔とかフリカケとかが多いです。オーストラリアでも買えるけど、この手のものに2-3倍の値段を払うのが馬鹿馬鹿しいので。またレトルトカレーも日本は安いし、美味しい(安い98円でもけっこういける)けど重いから数は買えない。あと頭痛薬のロキソニン(オーストラリアの市販の頭痛薬はすべて僕には効かない)。薬剤師の和葉さんに聞いたことあるんだけど(正しく理解できてるかどうか自信はないが)、ロキソニンの薬理作用と同じものはオーストラリアにはないそうです。

そして、ウルトラライトダウンです。数年前(2019年)に買ったんだけど、そろそろ新しいの買って帰ろうかなー。いたるところで書いてますが、オーストラリアの民家は暖房ゼロが結構あり(ウチもそう)、しかもレンガ造りの構造上、寒くなると家自体が氷室みたいに冷え込む(夏場の暑い時期は助かるが)。晴れた日中は外で過ごしたほうがよっぽどマシです。だもんで家の中が寒い。外出するときはダウンを脱いで、帰ってきたらダウンを着込むという馬鹿みたいな話になるのですよ。ストーブは電気ストーブメインで、これが全然効かないわ(家がでかくて天井が高いのが逆に災いする)、電気代がクソ高いわ、もう無いのと同じ。新築マンションのエアコン充実系だったらいいけど、シェアなんかで入る場合、家主のオージーが寒さに強いこともあって、スィッチを入れてくれないという問題もある。もうマジに湯たんぽとダウンが頼りなのよね。

ただし、ダウン以外のどーでもいい日常の服は、オーストラリアのK-MARTの方が安い。安かろう悪かろうで構わん、何なら使い捨てでいいわ、帰国するときには全部捨てるか、チャリティに出せばいいわというなら、安いもののレンジは広いです。ダウンも安いのはあるんだけど、こればっかりは保温性と縮小性(折り畳んだときにどれだけ小さくなるか=ラウンドのパッキングは容量絶対だからね)という実質があります。
オーストラリアのKーAMRTのサイト、日本から見れなくなってるみたいで、いつからそうなったのかわからないけど、過去にスクショしたのを貼っておきます。フーディーと呼ばれる、フード付きのトレーナーやパーカーですけど、ドル100円としても1300-1500円程度であります(同じものをオーストラリアのユニクロで買うと5000-7000円する)。Tシャツでも最安値だったら400円くらいからあります。すぐに首まわりがびろーんと伸びるトホホな質だけど、農作業や肉体労働をするならそれで十分っしょ。

あと大きなサイズが豊富にあるので、日本の既製服が窮屈な人にはこちらはいいよ。XL、XXLの上の2XL、さらに5XLもある。こないだ7XLというのを見たわ。

総じて言えば日本はハイエンドJAPANの伝統を未だに守ってて、価格帯の上限付近に偏ってる。質なんかこの際二の次で、最低限の機能さえあれば良いというレンジが極端に薄い。まあ、だからこそDAISOや百均が出てくるニッチがあるんだろうけど。でも、オーストラリアはDAISOからちょい上くらいのレンジが普通に広く、充実してます。そこが狙い目。

だってさ、真剣に質を求めるなら中途半端なハイエンドなんか買ってもしょうがないもん。K-MARTのイアホンは5ドルであるけど、暇つぶしにスマホでMP3聴くならそれで十分。2万以上する高級イアホンも聴き比べてみたけど、僕には大差なかった。そもそも質を求めるならスマホで音楽なんか聴くなですし、80年代以前、デジタル以前の音源だったらデジタルで聴いたら音質が落ちる(デジタルは四捨五入してゼロイチにするから、なんか抜けるのよね)。さらにいえば、本当に音楽楽しみたいなら、ライブ行けだし、自分でバンドやって音を出せです。あれ(生音)に勝る音源はないよ。
ノーブランドコーラのリッター百円というガソリンよりも安いものだって、真剣に質をいえば、そもそもコーラなんか飲むな、でしょう。本物のコーラが良いかって、何が良いの?健康にいいの?栄養あるの?美味しいっつったって、あんなもんただの慣れだし(最初に売り出されたときは薬みたいといって皆に拒否られてた)。

よく考えたら、もともと30点から50点でいいってものも結構あるわけで、そこをいちいち90点とか100点レベルの物を買ってその値段を払ってたら、金がいくらあっても足りない。

以上余談でした。

フライト
話戻して、JAL便とANA便の比較ですが、そいえば今回初めての挑戦は、いつもGlebeの家からバスのってセントラルまでいき、くっそ長いサウスコンコースを荷物転がして歩くのですが、バスで都心のMuseum駅付近までいき、Museum駅から空港へ。一駅よけいにかかるんだけど、徒歩での移動距離が格段に短くなるので楽でした。いいね、これ。

セントラル駅手前の風景。シドニーはいま、紅葉も盛りを過ぎつつある頃です。

朝のラッシュを過ぎた時間帯で、しかも逆方向ということで電車内はガラガラ。

ANAは朝にゆとりがあるのはいいんだけど、それだけ遅く到着し、20時35分着。これじゃ着いてからなにもできないし、いつもの宇賀神宅まではいけない(やってやれないことはないが深夜零時を過ぎる)。なので初日をイマミホさんの「みなみん」にしたというのは、掲示板に書いたので割愛。

ラッキーなことに機中はけっこうガラガラで、今回も真ん中の席だったんだけど、3席ひとりじめ。というか、窓側3席も結構空いてるところが目立ったです。

呑気に寝たり、映画みたいで、着きました。
出発してすぐのランチ これに巨大なアイスクリームがついた

到着前の軽い夕食

シドニー空港出たあたりで乱気流でけっこう揺れて、この先も揺れる可能性があるということで、ずっとシートベルトをつけさせられて、寝転がってもシートベルトをつけろと。どうやって?と思ったが、真ん中の席のシートベルトを最大限に緩めてすると、寝転がれるのでした。かなり窮屈ではあるのですけど。

揺れるのは覚悟してたけど、でも結果論でいえば、その後全く揺れず。また台風の影響で羽田を眼の前にしながら同じところ20周させられるかもというのも杞憂におわり、すんなり着陸。定刻よりも20分以上早かった。が、そのあとが時間かかって、滑走路に降ろされてバスでいくだけど、それがそこそこ時間かかりました。また、ターミナル2と3の間くらいで降ろされて、そこからまた歩いて2へ(距離は大した事ない)。今回、ターミナル2につくのか3につくのか事前に明らかになっておらず(2/3という書き方)、それによってリムジンバスの時刻も変わる(3に停まらない=てか3を無視して2始発という便も結構ある)、チェックインした段階でもまだわからず、結局、バスから降ろされた時点で2だとわかった次第。

FreeWifiと公衆電話とリムジンバス

それでも早めに着いたので葛西駅まで迎えに来てくれるはずのマリさんに連絡しようと公衆電話から電話しました。掲示板でも事前に空港のFree WiFiが使えるか問題を書いてましたが、結果的にいえば今回もダメ。ぜーんぜんダメ。リムジンバス車内にもあったんだけど、これもダメ。Wifiの表示には出てくるんだけど、繋いでもなにも起きない。ページを読み込む途中で、connection problemがでて、要するに繋がらない。Google Mapの現地位置もシドニー空港のまま。結局いつもと同じでしたね。

なんか設定がおかしいのかなーとか思って、調べてみたけど、それらしきものはないし、第一つながるときは何もせんでも自動的につながるんだし。なんなんだろ。だけど、空港のFree WiFiが使えないなら、空港でSIM買っても、Wifiがなければアクティベイトできないから、結局使えないことに変わりはない。ずっとむかし関空で買ったことがあるけど、結局関空はダメで、翌日、ショッピングモールに出かけて繋がりそうなエリアでさんざん苦労して(すぐ断絶する)やったことを覚えてます。

しかし、羽田の公衆電話はたくさんありました。バス乗り場周辺はやたらたくさんあった。緑色のものではなく、グレーのやつだけど、グレーのほうがいい。緑は百円しか受け付けないのも見かけるけど、グレーは10円でも受け入れるからです。もっとも手持ちに10円玉がなかったので100円でかけたけど。
いつもの京急の乗り場あたりには、あんまりないのよねー。

また、バス乗車券をいちいち買わないとダメなのか、他の街の停留所から空港行きに乗るときは、Suicaなどのカードをそのまま車内で受け入れてくれるのに、羽田発はダメなの?と疑問だったけど、やっぱダメでした。

ただそうする理由は現場を見てなんとなく(推測だが)わかりました。
空港発のリムジンバスって行き先がむちゃくちゃ沢山あるのですよ。同じ方面同じ乗り場でもまたさらに数種類に分かれる。先に乗車券を買わせるのは、乗り間違えを事前に防ぐためなのかなと。バスのってペタンとSuicaでGOだったら、乗り間違えてもわからないです。でもって、あとになって「間違えた」とかバスの運行先で一悶着あったり(特に日本語のできない外国人客とか)、たまらんのかもしれない。だから、事前に乗車券を買わせて、行き先が大きく明示されている乗車券に何人も配置されている係員がチェックしてるんじゃないかと。

ただそうすると、伊丹空港の場合は、Suicaでそのまま乗れるので、矛盾しそうです。でも伊丹と、羽田、特に首都圏の広さと複雑さを考えたら、納得できないでもないです。

乗車券売り場が地図によると真ん中へんにあるだけで不便そうだなと思ったら、実はいたるところに券売機がありました。各乗り場の前にもある。これだけ沢山あったら、長蛇の列で、並んでる間にバス一本逃した(昔の伊丹は常にそれがあった)ということもない。実際ガラガラだったし。

あと、各乗り番の付近にもたくさん公衆電話がありました。
結果的にいえば、葛西行きの6番乗り場まで直行し、そこで乗車券を買って、そこで電話してもよかったのですね。わりと便利に作られてます。

乗り場のすぐ後ろに公衆電話、その向こうに券売機

というわけであっという間に葛西駅停留所へ。
事前に調べて、京急で上っていって、日本橋あたりで東西線に乗り換えてという、荷物かかえてホームをあっちこっちいってという手間と時間を考えたら、めちゃ楽。20分で葛西。20分といっても、半分の10分近くは空港内をちんたら走ってるだけで、空港をでて湾岸高速乗ったら、びやーといってしまう。大阪弁でよく言う言い方でいえば、「高速をびやーっと走って、キュッと曲がって、シュッといく」という感じ。

実家に帰ってきたかのように

無事にマリさんと合流し、実家のような佇まいの「みなみん」ではイマミホさんが待っててくれて。

合流地点の葛西駅停留所

そこで3人で実家のような団らんを。マリさんお手製のお弁当(美味しい福井米)を食べて、おしゃべりしてたのでした。

マリさんが、「あー、これ写真撮られちゃうんだー、恥ずかしいなー」とか言ってたので、載せようかどうか躊躇ったのですが、でもねー、これだけしていただいて表彰しないのも道義に反するような気がするので。いやだったら言ってください、マリさん、いつでも削除できるので。

あらかた食べ終わったところで。

ポケットWifi遅延事件

ただ、頼んでおいたポケットWiFiが届いてなかったのですね。イマミホさんの話では、郵便配達人が、名宛人の田村と、家の今田とが合致しないとか判断して配達せずにもって帰ってしまったらしいです。。あほか、「今田様方」と書いたでしょうに。それに「今田さんのご都合で配送は◯◯にしてくれ」とか備考欄にも書いてあるのに、なんでそういうオーストラリアみたいな事態になるのよ。というわけで未だにWiFiができず、前日のお昼前からメールも、メッセも、掲示板も読めてないです。この文章も、再送される筈のポケWiFiをまちながら、テキストファイルで書いてます。
まあね、オーストラリアみたいと書いたけど、オーストラリアの場合、朝からずっと待っていてお「不在だったから」とかいって持ち帰ったり、全然着いてないくても「送った」と言い張って、それきりです。オーストラリアで通販やるのはリスキー過ぎて、安いものしかやりません。

しかし、早く、WiFi届かないかなー。今日の「午前」というアバウトな感じで。そうそう本当はイマミホさn12-14時がよかったんだけど、なんかしらんその選択肢が消えてなくなったのですよ。調べてみるとヤマトだったか、働き方改革とやらで、昼休み1時間しっかりとれと強制的に本部に帰られされ、1時間休まされると。でも再委託としてるから、再委託の末端にはそんなの関係なかったり、いちいち戻らされる方が面倒くさいと思うぞ。官製「改革」なんてそんなもんよ、ですけど、しかし、自分にもとばっちりが来ると達観もしてられないです。

というわけでGoogleMapの現在地は未だにシドニー空港のまんまだったりします。

Pocket