2023年初夏の日本帰省記(1)5/26 フライトをめぐるあれこれ

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23年4月29日時点で、日本コロナ完全開国になったので、帰省しました。完全開国というのは、 水際対策での諸条件(半年以内にワクチン三回接種済ないし72時間以内の陰性証明)がなくなったということです。

前回(22年8月)のときは、直前陰性証明を取って行ったんですけど、もうドキドキでしたもんねー。万が一陽性になったら(弱毒化してるから完全無症状でも大いにありうる)フライトから何から全部パーですもん。久しぶりに合格発表を待つような気分になって、もう二度とイヤだと思った次第。
日本よりも苛烈なロックダウンをしていた(エリアによっては自宅から500メートル以上離れたらダメとか)オーストラリアですら、22年2月には開国したのに、日本はそれよりも1年3ヶ月も遅れてる。
まさかそこまで鈍臭いとは予想もせず、22年年末か23年初に戻って歯医者の治療の続きをするつもりだったのが、ここまで延びたので、それが歯痛を巡る渡航直前、渡航後のドタバタにつながるわけです。

チケットが高いので修行になった件

それはさておき、日本チケットを取ろうとするのですが、これが高い!めちゃくちゃ高い。なんだこれは?というくらい。
今まで、往復で1000ドル切ったら行こうかなという感じで、前回も1000ドル前後で取れたんだけど、今回は難産しました。普通に1800ドルとかするんだもん。下手すりゃ2000ドル近くになる。数ヶ月スパンでじっと待ってて取りました。

今回と同じ日程で調べたもの。1280ドルで取れたけど、この時点では1958ドルもした。

 

掲示板の初期の頃の発言に細かく書きましたけど、また書いておきます。難産した分、料金を調べるいい修行になりましたから。

まず料金比較サイトがあり、スカイスキャナーがあります。
https://www.skyscanner.com.au/

でも、意外とGoogle Flightが使えます。
https://www.google.com/travel/flights/
日程と行き先を入力すると世界中のサイトから一番やすいのを出してくれます。
僕のように複数都市選択でもいけます(シドニー→羽田→伊丹→羽田→シドニー)。

このGoogle検索のもとになる検索エンジンはITA Matrixだそうです
https://matrix.itasoftware.com/

世界中のいろんな航空会社のリアルタイムの料金を瞬時に検索して最適解を出してくれるのはいいんですけど(もっといろんな使い方もできるんだけど=半径○キロメートルの空港など位置指定もできる=世界一周などをやるには便利)、問題もあります。

確かにこうすると400ドルくらい安いのが出てきます。1600が1200台であった。「おお、いいじゃん」とか思って見ていくと、、、あかんのですよね、これが。安いチケット代理店経由なんだけど、それが問題で。
まず、普通の航空会社だったら無料で当然にやるようなことが全部有料。それに、キャンセル返金ができない。JALなんかは、無理由でキャンセルや変更が出来るものがメインだけど(手数料が2-300ドルかかるけど)、「重大な病気」であることを医師の証明をつけてキャンセル返金可能だと。そんな証明書取るのが面倒くさいし(そのときは重病なんだし)、また、そのキャンセルをできるようになるためには別途98ドル払わないといけない。シートも選ばせてくれないし。なんだかんだで、合算していくと、また200ドル以上積みされる。(今回は結局キャンセル不可条件になったから関係ないんだけど=変更は1便200ドルでできる)

このくらいの差だったら、素直にメジャーで払った方がマシかと。だって、こういうのって本当に仕事せんもんねー。安い分だけ、クレーム処理部門には経費(人員)を割いてないから、どうしようもない。追加で保護オプションつけても、実効性があるかどうかも怪しいんだわ。何事もなかったらいいんだろうけど、何事かが起こったら、あとが面倒。

英語のレビューも読んでいったら、予約した後どんどん値段が上がっていって、全然安くなくなったのはクソだというのがありました。また、それに対する会社の応答が「予約後に、告知なく料金が変わることがあります」と書いてあるからいいんだっていう開き直りのようなコメントで、ちょっとねー。確かにそうなんかもしれないけど、そんな形式論ではすまないでしょ。だって、それが頻繁にあるなら、格安という存在理由を自分で壊しているようなものではないか。

Google Flightの良いところは、アラーム機能があることで、もっと安いのが出てきたり、高くなってしまったら、その都度メールで知らせてくれることです。
結局、往復1280ドルというのが出てきて、それを取りましたが、取ったあともアラームをかけっぱなしにしておいて、その後の値段の変動をフォローしてたんですけど、これ以上安くなることはなかったです。てか、すぐ高くなって、また1400-1800のあたりを行ったり来たりでした。

なので、早い時点でGoogle Flightでサーチかけて、アラームつけておくといいですよ。

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なんでこんなに高いの?ということと、あと燃料サーチャージがオーストラリア発と、日本発とで全然違う(日本発がすごく高い)、またJALとANAで全然違う、燃料サーチャージの説明の算定式とは違う値段になってるとか、謎は深まるばかりでした。
下の図、左側はオーストラリア発のもの、右は日本発のもので同じ日程。同じ区間を飛ぶんだからサーチャージも似たようなものになりそうなのに、ぜんぜん違う。オーストラリアは200ドルちょいだが、日本発は9万もする。日本発が高くなるのも、あとで述べるように、日本発の人数が少ないからかもしれないです。

で、実際乗ってみてどうだったか?ですけど、前回はガラガラでしたけど、今回はそれなりに混んでました。僕はいつも、一番人気のない真ん中の島の端っこにするのですけど、横4席で僕一人ということで、ずっと寝っ転がって寝てました。それはラッキーだったんだけど、でも、真ん中の島はだいたい一人が多かったですね。

てかね、相変わらず機体が小さいまんまです。コロナ前だったら、3席・5席・3席くらいの幅だったと思うけど、今回は2席・4席・2席でかなり小ぶり。頻繁に運行されているんだけど、一回の乗客数が結構違う。これだけ小さかったら収益も上がらないんじゃない?コロナ期に大きく凹んだ部分を取り戻そう、だけど利用者が回復してないからなかなか儲からない、、、とかいうのが、料金の高値の背景にあるのかもしれないです。ま、ようわからんけどね。

乗客は70%くらいはオージーばっかで、日本人も3割くらいいますが、その半分はオージーの旦那さんと日本人の奥さんみたいな感じ。つまり日本人が海外に出てきてないということですね。

そりゃあんな馬鹿な水際対策してたら出る気にもならんですよね(行った先で陰性証明とかやってられないし、陽性になったら目も当てられない)。

あまりにも日本人が海外に出ないので、パスポート半額キャンペーンとかやってるらしいんだけど、そんなことするくらいなら、開国を1年早めろよって思うわ。少なくとも海外旅行の日本人には例外を設けるとかさ、やりようはあると思うけどね。

僕のパスポートもこの7月に切れるので(ギリギリなのだ)、いけるかなーと思ったけど、同時に旅行代理店を通じて実際に海外旅行しないとダメでした。つまりは旅行業界とタイアップってことですよね。なんでいつも業界絡みなんだよ。普通にシンプルに半額にせーよと思うけど。ま、でも、永住権が現在のパスポートとリンクしてて、下手に更新すると番号変わって紐づけが取れてしまい、オーストラリアに入国できないで一悶着というリスクもあるので、やらんけど。

レンタル・ポケットWiFiについて

結局いつものWiFi屋さんに頼みました。
ここいいんだけど、羽田空港での受け取りが郵便局留めしかないのがネックです。そして、羽田空港の郵便局が、なんと午後5時で閉まってしまうのです。僕のフライトが17:05着だから滑走路で飛び降りて走っても間に合わない。
だいたい、なんで空港の郵便局が5時閉店なのよ?客商売としてありえないだろうが。

てかね、これは海外のお役所も似たようなもんですよ。最近ではコロナ対策を名目に窓口時間が減ったり、コスト削減かしらんけどオンライン推奨になってる。

その昔、バブル前後の頃、日本の政治がまだしもマトモだった頃(日本新党とか)、メリルリンチ出身の岩國哲人氏が出雲市長になり、民間目線でショピングセンター内に土日行政窓口を作ったりして話題になりましたけど、逆に言えばその程度のことですら話題になるのよね。

今回は羽田空港で受け取れるポケWiを探して検討したのですが、よくよく見ると、高い。高くなさそうに書いてるけど、実際に計算してみると高い。それ以上に機種が古い。機種が古いと電池の持ちが違うし。

そんなわけでいつも同じところにして、宇賀神さんのところに送ってもらうという前回と同じパターンになりました。30泊31日の料金が31泊32日になってしまうのだが、どうしたらいいですか?と聞いたら、常連さんなのでオマケしますとのナイスな返事も。
この会社は、WiFiレンタルサービスという、ありきたりな名前で覚えられないのですが、HPはここです。
帰るたびにここを使ってますが、これまでのところトラブルフリーです。WiMaxのW05-06という現世代を貸してくれるので、そこがよかったです。実際一回り小さくて、電池の持ちもいいです。

本当はね~、オーストラリアみたいにSIM買いたいんだけど(月間3000円も出せば十分あるのだ)、日本のSIMは全然進化しないね。クソ高いし、音声通話ダメとか、出来ても1分100円とか。これだけ待っても進化しないなら、もうダメね。案外中国語で検索したらいいのがあるのかもしれないけど。

さて、飛行機は無事に日本に着きました。羽田が混んでるから迂回して、九十九里浜から向かったので、一瞬成田に降りるのかも思った。その頃に、なんか機内の空気が変わったのですよね。口中に砂利を含んだような感触のじょりっとした空気で、いきなりゲホゲホ咳き込んで、まだ取れません。結構肺をやられてる感じで、多分、一ヶ月くらいは治らないだろうなーって感じです。高山病みたいに吸っても酸素が足りんよ。一足前に帰国したカミさんが同じ症状で、でもオーストラリアに戻ったら直ぐに回復したので、戻れば治るわって心配してないけど。

これからオーストラリアに来る人は、空気がおいしいので期待していいですよ。あとケータイも楽ちんです(Activateが面倒くさいけど、自分でできるし)。

さて、羽田に着いて、前回は水際対策で死ぬほど歩かされたけど、今回はフリーパス、早いもんでした。

Baggage Claim(預け入れ荷物を受け取るベルトコンベアのあるところ)で、待ってたら、公衆電話がありました。お、あるじゃないかと。

京急で品川、品川から上野東京ライン、グリーン席という、もう手慣れた感じで宇賀神さんちに進みました。
あともう少しの風景

皆の好きな宇賀神さんは次回に登場します。うだうだ書いとらんと早く続きを書けと、はい、書きます。

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