学生ビザのOSHC~家族同伴の場合の6倍差と10倍差

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シコシコとHPの細かな部分の更新やチェックをしていたのですが、OSHC(海外留学生の強制保険)について、もうちょっと詳しく書いたほうがいいかなと付記しました。
また年々皆さんの予算事情も厳しくなっていると思われるところ、今は差し迫って必要で無い方も、事前にちょっと知っておいたほうがいいかなと思ってここに書いておきます。

OSHCという制度自体は良いと思いますよ。学生ビザで自分一人で来るだけだったら、月に4000円程度ですから、日本に比べて安いくらいです。まあ、保障範囲が違うので一概に比較はできませんけど。

僕が日本に居る頃は、世の中バブルということもあって(弾けた後もだが)、月4万円近く(年間50万近く)取られてまして、それでいて病院にいくのは年間1-2回の風邪だけで、注射一本50万かよ、全部自由診療にしたほうがよっぽど安いわと思ってました。

今はどのくらい?と思って、調べてみたら、例えば国民健康保険というサイトがあるのですが(普通の民間のサイトらしいが)、そこで「年収300万」で全国平均をシュミレートしてみたら、以下のようになりました。

 

え、年収300でこんなに取られるんだー?と本論とは関係ないところで唖然としてしまいました。壮健な若い人だったら注射一本20万円ですか。

それはさておき、OSHCですが、OSHCの値段も保険会社によってマチマチです(車の保険と同じね)。高いところは無駄に高いわけではなく、わりと事務がしっかりしてて、きちんと払ってくれる(そうです)。安いところは、コストカッティングなんかしらんけど、面倒くさいと。まあ、でも、ほんとかどうか分からんですけど(そんなことより、担当者が有能かアホかというパーソナル要因の方がはるかにデカいとも思われ)。

で、OSHCで、今年の1末から1年間留学したときに、いくらかかるか?です。
OSHC Australiaって比較サイトがあって、そこでシュミレートしてみました。

大人1人の場合(自分ひとりだけ)

最安値が477ドルで、最高値が543ドル。月にすると39.75~45.25で、ドル80円でも月3000円代です。かなりリーズナブルなところです。

ところが、、、

大人2人(自分と配偶者) 

ここで愕然とします。「え、嘘っ!」って思ってしまうレベルです。
なんで一人470ドルだったのが、二人になると2700ドルになるの?2倍の900-1000ドルならまだ話はわかるけど、その差、実に6倍弱!

大人2人と子供1人 

自分ひとりの場合に比べて3倍どころか10倍くらい上がります。

ただし、そこまでいったらあとは同じで、大人2人に子供3人の合計5人になっても変わりません
大人2人と子供3人

子供一人だろうが3人だろうが同じなんですよね。不思議な計算。

では親子留学などでよくある、大人一人+子供一人の場合はどうなるか?
大人1人と子供1人

ここまでくると、感覚も馬鹿になってきて、「ま、そんなもんか」って納得してしまうのが怖いところですが、まあ、そんなもんです。

***************
ここまでをまとめてみると、自分ひとりの留学だったら月50ドルもしません。日本の健保で月4000円(ドル80円換算)だったら、人によってまちまちだけど、まあ安いでしょう。

ところが一人増えるとなんで一気に6倍になるのか?この「魔女算術」のような不思議な計算方法はなんなんだ?どこに法則性があるのか?ですが、よくわかりません。

なんでこの値段になるの?という理由は説明されていないのだけど、推測するに、学生ビザの同伴者も働けるのですよね。学校行かなくてもいい分、オーストラリアの国民と同じようにより自由に社会に出られるんだから、同じように負担してもらおうか?って意味かもしれません。でもね、同伴者が働けるのは本人と同じ週20時間(2週で40時間)までで、学校がないときもこの縛りがかかるから本人以下です。だから、これもそんなに理由にならないと思うのですよねー。

子供さんの場合、大人よりも病院(保険)を利用する可能性が高いからということかもしれないです。ならば、子供3人いたら3倍になっても良さそうなんだけどね。子供が居るのと居ないのとでは保険費用にかなり差があるが、一人か3人かとなると実際にはそれほど違わないのかもしれません(そんなに全員になにか起きるわけでもない)。

まあ、でも政府や企業のやり方というのは、合理的な根拠もあれば、非合理的=政治的(or ご都合主義的)な根拠もあります。特に税金なんかよく考えたら何の根拠もないものも多いです(なんで相続したらお金払わないといけないの?オーストラリアには相続税はない)。
保険料だって、「経営が苦しいから」「投資に失敗したから」(さらには「単にもっと儲けたいから」)という理由が一番大きいんじゃないかな。特に損保系は、飛行機が落ちたり、地震や災害があるとドーンと支払いが増えるからすぐ苦しくなるし、ここんとこずっと世界中で異常気象とかなってるし、投資相場はボラタイル過ぎるし、けっこーヤバイんじゃない?

そもそも家族同伴の場合のOSHCって、昔はすごく安かったのを覚えてます。せいぜい二人で倍くらいで、あとは何人増えても同じって時代もあったんですよね。それがちょっと目を離したスキに、なんだこりゃ?ってくらい値上がりしてます。そこまで差がつくだけの社会的な事情の変化なか起きてないし、思いつかない。

そして一番大きな理由なのかしらんけど、「イヤとは言えない弱い立場の人達からむしり取る」という「安易な手段」を用いる。これが「イヤといえる」強い立場の人(国民とか)だったら、ヘタなことをしたら次の選挙で落とされますし(こちらの投票率はほぼ100%の義務投票)、企業だって客が減って潰れますから。話それるけど、異議申立(文句を言う)とか、意思表示をするというのは、社会を健全にするためにほんとに不可欠なファクターだと思います。

ま、それらのミックスだと思いますが、ここではそんな理由はどうでもよく、これから来られる方は、このOSHCは場合によっては学費の半額くらいを占めますから、予めきちんと算盤をはじいておいてください。

 

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