鈴木啓太くんラウンド帰還

1年WHやってみて、結局何が一番良かったか?何を得たか?どう人生変わったか?(全部同じ問いかけであり、聞き方の表現を変えてるだけだが)というと、やっぱり「自然」だと。これも言う人多いですね~。

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いつも言ってますが時が経つのは速いもので、去年来られた鈴木さんも、もう1年で帰国直前。ラウンドから帰ってこられた時点で、挨拶にお越しいただきました。

鈴木さんの1年前の紹介記事はここです。

と同時に、こないだのシドニーオフで「ちょい先輩から話を聞くと非常にためになる」という実感を得た金子梨恵さんも、遊びに来られました。
てか、金子さんの場合、シェア先を移動する相談を受けてあれこれアドバイスしてたところ、その頃に鈴木さんが遊びに来られるというので、「ヒマだったら後輩のシェア移動(Coogee→Chatswood)を手伝ってあげてくれない?」と僕の方からお願いしたわけです。鈴木くんも、理由がなんであれ、新しい人に出会えるのなら何でもやりますよーって快諾で(その即決的な腰の軽さはさすがラウンド帰り)。その流れで、この日の来訪になったという経過です。

シェア引っ越しも、単に面倒くさいなー、やだなーとだけ考えていると、ただそれだけのことなんだけど、一つ二つヒネリを入れると、新しい人にも出会えるし、学びもあるし、楽しいし、生産性が高まる。
金子さんにもそのことをアドバイスしてて、ただの事務処理と考えず「祭りだ」くらいに思ってたらいいよ、学校の友達その他に手伝ってもらったりとか、引っ越し先にも五月雨式に荷物移動を許してもらうように交渉したりとか、公共交通機関でも何時にどのルートでいくと最適化できるかとか、この際、経験値のためにUBERとか使っちゃおうか、あ、だったら新興のTaxifyの方がいいかとか、それか皆でレンタカー借りて引っ越しのあとドライブにいくとか、、、
要はつまんねー事務作業を、いかに楽しいイベントに変えていくか、そこは発想一つだと思いますから。小難しく言えば、「パラダイムを変えてしまえ」ってことだけど、ま、わかるよね。

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さて、ラウンドはいかがでしたか?と鈴木さんに聞くと、彼は、タスマニアに直前までいたらしく、いやー、タスマニア良かったですよーって。
これ、タスマニア体験者は、皆、言うよね。僕も、(もう一度)行ってみたい国内旅行先ではタスマニアが筆頭です。

Hueonvilleに居たらしく、地名に聞き覚えがあるので過去にも居た人いるはず(しほさんだっけなー、なぎささんだっけなー)。

オーストラリアのあとどうするの?2回目は?と聞くと、いや、一度日本に帰らないと、結婚してるしって。そうだった、彼は既婚者だったのですね、奥さん日本においてWHでやってきたんだった。
日本に帰って働くなら、もうちょっと自然が多くて、のんびりしたところに住みたいな~、できれば奥さんともども他の国にも行きたいし、奥さんとオーストラリア2年目というもいいし、まあ、そのあたりは帰ってからゆっくり話し合うらしいです。

1年WHやってみて、結局何が一番良かったか?何を得たか?どう人生変わったか?(全部同じ問いかけであり、聞き方の表現を変えてるだけだが)というと、やっぱり「自然」だと。これも言う人多いですねー。

「自然はいいよねー」というのは、おそらく万人が同意するんじゃないかと思われるのですが、問題はそういう一般論ではなく、優先順位/プライオリティです。
以前、岡野くんが体験談でも口頭でも言ってたけど、「風景が良いと気持が良い」というクソ当たり前の感覚が、彼の2年にわたるWHの最終回答であり、以後、それを人生の優先順位の第一にもってきて生きていこうと決めたと。実際にも、帰国後、富士山頂で働くのを皮切りに、北海道のニセコや比羅夫で働いておられます。

一般論ではなく、優先順位(一位)としての自然というのは、自然が乏しいけど収入が多い生き方と、自然が豊かだけど収入が少ない生き方だったら、ほとんどためらいなく後者を選ぶってことです。優先順位ってそういうことです。あれもこれもと欲張りなこと言ってるのは、優先順位以前の話。

ちなみに僕の場合は、自然もいいんだけど、多分、「自由」の方が上にくるかなー。不自由な金持ちよりは、自由な貧乏人の方がいいな。

ではWHでなんでそんなことを思うのか?
というか、WHの最大の成果がそーゆーこと(何を人生の重点とするかとか)なのか?もっと英語が伸びましたとか、国際的なキャリアの第一歩が踏み出せましたとか、再就職の不安が解消されましたとか、そういう「成果」らしきものではないの?といえば、言語もキャリアもしょせんは手段であって目的そのものではないですからね。

語学力や職歴をつけて→よりよい仕事を得て→より効率的に多くのお金をゲットして→そのお金で何をしたいの?どうなりたいの?が「目的」ですから。

ただ日本で忙しくしてると、そんな遠大なことを考えているヒマがない。本当はそれを考えないで「頑張る」なんてナンセンス以外のなにものでもないし、オージーとかヨーロピアンはそのあたりはごく自然にわかってるんだけど、日本で生まれ育つとそこらへんが抜ける。「私の人生の目的は、手段を充実させることです」(高偏差値ゲットやら金持ちになりたいやら)という、禅問答のような、トートロジー(循環論法)のような、メビウスのような、え?何言ってるのかわかんなーいって変な話になりがちじゃん?

もともと手段というのは目的あってのことで、目的がわからずに手段だけ分かるなんてことは論理的にありえない。屋根に登りたい(目的)からハシゴ(手段)が必要になるわけで、屋根に登りたいんだか、穴掘りたいだかわからないのにハシゴ(例えば高学歴とか)を得てもしょうがないじゃん。でも、もう無条件にハシゴを求めてたりして、それってなんで?といえば「みんな、そうしてるから」だったりして、出たよ、新興宗教みんな教団。

遠大なことを考えるためには、それ相応の思考のスペースがいる。人生数十年スパンのことを考えるんだから、体育館くらいにスッカスカでだだっぴろいところがいる。こちゃこちゃした四畳半では無理だと。
広さはもちろん比喩なんだけど、あまりにも雑事に忙殺されてたら、目的とかいう「尺の長い」物事を考えるのは難しいです。だからWHがいいよと。バイトだ、勉強だ、恋だなんだで、日本の数年分を早回しビデオのように濃密に過ごすんだけど、でも、基本、スッカスカですからね。義務的にやらなきゃいけないこと、シガラミで雁字搦めのことなんか、なんもないもん。

つまり大いなる思考実験の場としてのWHであり、海外です。
素材もいいしね。国内のものとちがって手垢(既成概念)がついてないから、人付き合いでも純粋に「人」で考えられるし。

ま、そのへんはまたエッセイその他で展開するとして、鈴木さんの場合、日々タスマニアの透明感のある緑の空気と自然に囲まれて、あ、いいなーと。やっぱこれだなーって。まあ、そういうことなのでしょう。わかるよ。

もともと鈴木さんは、日本に居る頃から、大手メーカーの自動車エンジンのエンジニアとして稼働しつつも、湘南に住んでカイトボードやってって、キャリアと自然を共存させてたんだけど、もうそんなんじゃ物足りないって感じなのでしょうねー。
レシピーもうちょい自然多めでお願いしますって感じなのでしょう。ネギだく、つゆだく、自然だく。

ま、でも、それが世界や日本のトレンドなのかも。
オーストラリアでも、都市部のクソ家賃(ローン)に心底うんざりしたオージーが国内民族大移動のように転居してるらしいけど、人気の行き先は、サンシャインコーストとホバート(タスマニア)らしい。日本でも、最近、長野県の移住相談センター(「ふるさと回帰支援センター」で有楽町にある)の問い合わせ数が10年前3823件だったのが、去年は4万1518件で、10年で10倍も増えているという(出典)。特に若い世代からの問い合わせが多いらしい。考えることはだいたい一緒よね。

また、どうなったのか後日談をお知らせ下さい。
あ、そだ、最近誰も体験談書かないので(ここで僕が書いてしまうのも良くないのかもしれないが)、書いてねー。

例によって何枚か撮って、、、
最初はキリッ!風 (WH前の生活を象徴しているかのような)

リラックス風(これからの人生を象徴しているかのような、ほんとか)

 

 

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