近況と業務連絡~手術するけど「変数」多すぎ問題

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ここのところ更新頻度が落ちています。
「諸事多忙」と言ってしまえばそれまでなのですが、「多忙」の内容がちょっといつもと違う。またその結果、近未来において影響を及ぼしたり、ご相談する方もおられると思うので、まず先にゼネラルな状況説明だけしておこうと思った次第です。

あ、写真は本文となんの関係もないっす。文字だけだと寂しいから。Watson’s Bayのフェリーの発着所が写ってます。

要旨を先にいうと、向こう3ヶ月くらいのスパンで(軽い)手術をすることになり、それに伴って臨機応変な措置が必要かも、という状況。めちゃ状況や問題が錯綜しているので、すきっと説明する自信もないのだが、やってみるべ。

先に言っておきますと、生命に別状はないです。
「なーんだ」って感じで、ま、この時点でもう大した問題ではない。問題はことの重大性よりも、ひたすら「ややこしい」「面倒くさい」ことです。

一番厄介なのが「いつ手術するのか全然わからない」という点です。プライベート保険なんか入ってないのでパブリック、そうなると長い順番待ちになって、この順番がまた緊急性とかによって絶えず前後するので、予想できません。大体3ヶ月以内にはって言うのだけど、これが確定なのか単に「努力目標」なのかもようわからん。(これがプライベートだったら、ゴージャスなホテルような病室で、今日にでも手術やってるでしょうけど、もともと10年に3回くらいしか医者に行かないので年間数千ドルの掛け金が無駄すぎる。)

このいつ手術するのかわからん、というのが最大の問題で、予定の立てようがないね。どのくらいのインターバルで連絡があるのかもわからん(誰かのキャンセルで突如繰り上げ当選という場合もありうる)。ゆえにありとあらゆる時期を想定して、対応策を考えておく必要がある。これがややこしい&面倒くささの原因。

次に手術は、近所(Newtown)のRPA病院でやって、術後2泊しないとならんらしい。でもって退院後一週間はハードな仕事は禁止と。
シンプル化すれば、むこう3ヶ月の間に約10日ほどブランクができる。うち3日は全然動けんけど、あとは口頭その他の作業なら可能だろう。

これに関係するのが、8月と9月に3名の方が一括パックでお越しになるので、それと手術が重なったらどうするか問題があります。ドンピシャの3日にひっかからんかったら、まあ何とかなると思われるのだが、ひっかかった場合の対応も考えておくべき。

ご本人に迷惑料としてタクシー代や宿泊費をお支払いして待っていただくか、あるいは卒業生の誰かに日当(半日くらい)100ドルくらいで師範代をやってもらうとか。やってもいいよという希望者がいたら。

なんせ今日連絡が来て明日から入院ってケースも可能性としてはあるので、そこまで考えて「地ならし」しなきゃいけないのですよ。だから今書いてるわけ。

疾患それ自体
この期に及んでも「ようわからん」のだが、簡単にいえば「オデキ」ですわ。医学的にいえば、唾液腺の良性腫瘍で、その切除手術をするというのが一番正確なのかな。

顎の後ろ、耳の下あたりにシコリが出来て、最初は甘納豆サイズくらいで、日々ザイズも違うし、「なんだろ、これ?」とか不思議に思ってて、それで1-2ヶ月経過。軽い風邪で抗生物質だけほしいなって近所のGPにいって、その際の雑談というか、ついでに「そういえば」で話したのが最初。そのくらいの感じ。一応調べてみましょかで、超音波やって、次にバイオプシー(生検)やって。出てきた結果は、「なんかあるみたいねー」「でも悪性(ガンとか)ではない」「大きくなったら面倒だから取っちゃいましょ」って感じ。

生検から結果を聞くまで(医者がホリデーということもあり)2週間くらいあって、その間が、あー、もし悪性(リンパ腫)とかだったら余命なんぼの世界だなーと、ちょい感慨に浸るときもありました。ふと思う程度だけど。
いやあ、去年の今頃は、事故って大破して、100万くらいぶっとんで、エアバックは開くわ、煙に包まれながら暴走する車の中で「あれ、走馬灯出てこないじゃん?」とか思ってたわけで、やあ、1年に一回くらいは、この種の生きるか死ぬかイベントがあって、いいすね。来し方行く末を考えるいい機会というか(といって何を考えるわけでもないんだけどさ)。でもまあ、定期に的にリアルに「死ぬかも」実感を得ておくと、大抵の問題は「別に死なねーんだろ?」で終りというか、腹もくくれる。

さて、このデキモノくんがまた厄介で、ちょっと前から自我に目覚めた思春期のように自己主張しだして、大きくなって。甘納豆サイズがピンポン玉くらいになって。
さらに体調や疲労度とかと関係するのか、ずっと軽い(でもしつこい)風邪ひいてて、それがちょい悪化(つっても微熱くらい)したときに、ぶわっと巨大化して首の付け根くらいまで広がって、痛かった。
広がってくると首やら歯やら顎やらの神経を圧迫するのかそこらへんが痛い。感じとしては歯痛に似てる。ちょうどそのとき夜中の仕事してて、あれはきつかったですね。深夜の山の中の一本道をズキズキしながら走るのは、集中力維持の修行でした。

これが次の変数で、今の状態(ピンポン球)くらいだったら、うっすら鈍痛というか違和感というかその程度で済む(けど気分は良くないよな)。でもなんかの拍子で大きくなりだしたら、もうなんも出来ない。寝れないし。それがいつそうなるかわからないのが厄介なんだよね。多分体調とリンクしてるんだろうなーって思うけど、それは推測だし。その意味でいえば明日の予定もたてにくいんですよ。で、そんな状態が向こう3ヶ月不定期に続くので、いかにして業務マネジメントをなすべきか?が課題になると。

昨日専門医にいって来まして、またCTとかMRでうぃんうぃんやって、結論は同じ。”something growing”で、サムシングってなによ?といえば”no cancer, no infection, good one” で、”remove”しましょと。なんでこんなもんが出来るの?というと、理由はよくわからんらしいですね。

腫瘍といっても中身は水らしい。手術は、けっこうな大きさの皮膚をカットして、べろんとめくって、要らんもん削ぎ落として、他の神経や筋肉傷つけないように注意してってことです。まあ自分がやるわけじゃないので、頑張って~としか言えんのだけど。また、巨大化したまま戻らなくなって死にそうになったら、専門医に連絡して見てもらって、その状態だと「優先順位」が上がるそうなので早く手術できるらしい。

医療システム
ややこしさに拍車をかけているのが、最初にいったGPのところで、なんかしらんイマイチかゆいところに手が届かないわりにはやたら商売熱心というか、スパム系というか。最初は風邪でいったんですよね、おまけにこのデキモノで、まあ、それはいいんだけど、ついでに測った血圧が高いので、そっから先は血圧話メインで。ルーティンなんだろうけど24時間装着とかやらされて(140ドルもするのよ)、降圧剤買わされて(飲んでないけど)。

あととにかく離してくれない。次の予約はって、ガンガン連絡がきて、直前にならないと予定が立たないからわからんしアプリで予約取るしって何回言っても伝わらず、週20本くらいきて。なんだこれ?って。しかもCaller Unknownでくるのっておかしくない?着拒できないようにしてる。滅多に医者行かないのでなにがスタンダードなのかもわからんけど、こんなの初めてだわ。法律上の要請があるから電話してるという説明なんだけど、そうなの?

で、肝心な専門医紹介も、一週間以内に向こうから連絡があるから、なかったら連絡してって悠長な話。そのころ巨大化してたから、こんなの1週間も待てるかと電話したら、やっぱり待てと言われて。マジかよ?と思って、教えてもらった他のGPにセカンドオピニオンでいって、事情説明して、ちょい督促のメールを送ってもらって。でもってようやく翌日に電話がかかってきて、専門医予約が取れた。それもNewtownの筈だったのがDenistone(Rydeの方)で、多分開いてるところを優先的に探してくれたんだと思うけど。

なんかそういう事務的なところでヤキモキしたり、ハッスルするところが、生産性がないというか、無駄くさいというか、愚痴りたくなるところですね。でもって、無理やり取らされた次の予約(降圧剤を飲んだあとの腎臓検査をするんだってさ、予約さえ取れば電話攻撃はない)をキャンセルするのでひと悶着ありそうで、ああ、面倒くせえ。

雑感
なんか感じとしては、一面の熊笹が生い茂るケモノミチみたいなところを、ひーこら昇ってきて、やっとある程度眺めが見えるところまで着いたかって感じです。

なんか事態がよく見えないわ、わかったような分からんような感じで前に進ませるしかないわ、どうでもいい雑事がジャミングしたりして素直に前に進まないわ、進んだところで何かがハッキリ決まって将来の予定がクリアになるわけでもないわ、で、ずっとベーシックには体調低めでどよよんだわ、不気味に収縮するオデキはあるわ、で、なかなか更新もできずって感じで推移してました。

書けばいいだけだったらさらっと書けるけど、ある程度まとまって書こうとすれば、創作欲求みたいなものが盛り上がらないと書けないのですよね。

せめてもの慰めを言えば、この間、血液検査やらMRやったわけですが、コレステロールがちょい高くらい(あと話題の高血圧)で、あとはノープロブレムなのが分かった、ということくらいです。肝臓も、腎臓も、なんたらも、胸部も問題なしと。

それとですね、帰省してオフやるつもりがなっかなか航空券が手配できないでいました。往路が安くても、復路がクソ高いとか、その逆とか、うまいことハマらなかった。が、今にして思えば(結果論の後出しジャンケン的に思えば)、決まらなくてよかったですよ。

これ、日本にいってる最中になってたらもっと面倒くさいかもしれない。住民票一時戻して、健保入り直したりとかさ。まあ、日本の場合、専門医とか検査のたびにえっちらおっちらどっか行くとか面倒くさいのがないから早いかもしれないけどね。でも、日本ので見ると術後一週間かそこらは退院できないらしい。こっちは2日なのにね。ま、こっちは普通早いんで、2日も泊まること自体が僕には意外なくらいでしたが。いずれにせよ、そんなことやってたら帰省期間丸つぶれというか、戻れないし、通常業務も出来ないし。

以上の次第でありまして、これまで、そしてこれからも、このチンタラペースになりそうな気がしますので、皆様におかれましては、そのあたりは何卒ご寛恕いただきたく、近況の報告と併せて、お願いする次第であります。よろしくね。

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