内田くんとFlemington駅前散策

IT系ビジネス学校に通う内田くんと定期検診みたいなランチ会
今回は、アジア系ゆるゆる感が嬉しいFlemingtonでベトナム料理を食べました。

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定期検診みたいな

過去何度も紹介してますが、去年からシドニーのビジネス学校(IT系)に入って頑張ってる内田くん。セメスターごとに定期検診みたいな感じでゴハン食べにいってなんだかんだ喋ったりしてます。

第三者からみたらあまり代わり映えしないかもしれず、前回の面談は記事にしませんでしたけど、今回はFlemingtonという、いなた~いサバーブ紹介も兼ねてお送りします。


内田くんとFlemingtonの駅

ベトナム料理屋がいくつかあって適当に入って、Phoと、エビチリ炒めみたいなものを食べました。この店、前も来たなー。風呂屋みたいなタイルと鏡を覚えてるわ。


今回の話題

ビジネス学校に入って、早いものでもう一年。二年コースの折返し地点。
最近問題は?と聞くと、一つはやっぱ勉強が難しいので分からん部分とかあってどうしよう?という。あとインターンとかいつ始めたらいいかとか。
もう一つはシェア先の話。

勉強の点ですけど、細かな内容はわからないのだけど、最初に始める分野において、何もかもがわかるなんてことはまず無いと思いますよ。僕の場合(法学)だって、最初の一年はわからない部分が多いとかいうレベルではなく、ほぼ全てが分からないです。非常に辛いんだけど、分からないながらも黙々と読み進むと(1日12時間クソ勉強を1年くらいやると)、不思議なもんでなんか頭の中に全体像が出来てきます。
あの経験でいうと、「わかる」「理解出来る」ためには、最低限知っておかないといけない知識があって、最初の時点ではそれが絶望的に足りないから分からない。てか「分かるはずがない」。それでもしつこくやってると、「これ、また出てきたな」という反復による記憶がジグソーパズルのように出来てきて、それでようやく理解らしきものができる。

野球でいえば、「ヒットエンドラン」「スクイズ」という概念を理解するためには、最低限、野球の知識が必要。でも最初の頃はそれが曖昧だから、「え、三塁の次は四塁じゃないんですか?本塁って意味わからん」「バッターはいつランナーになるんですか?」とか分からんことだらけになる。ある程度基礎知識が落ち着いてくると「わかる」「考える」ということができる。

法律でも、「保証債務の付従性と随伴性」とか、「人的抗弁の切断」とか、「訴えの客観的予備的併合」とか、わからんでしょ。本にはその説明やら解説が書いてあるんだけど、それ自体がわからん。ますます謎が深まる。例えば最後のナンチャラ併合ですけど、「同一の目的を有し両立しうる複数の請求を一つの請求が容認されることを解除条件として、他の請求を併合する場合。わかりやすくいうと、複数の請求のうち、どれでもいいからどれか一つを認めて欲しいという訴えのこと。選択的併合は、新訴訟物理論においては一つの訴訟物であり、各主張は攻撃防御方法の一つと考えられる場合であるため、旧訴訟物理論を採用する場合にのみ問題となる(以上Wikiによる簡単な解説)。」
わかんないでしょう?だけどこれ以上解説はないんですよね。最高に易しく、わかりやすく書いてこのレベルなんですよ。これが延々数千ページ以上あるわけで、まるで砂漠のなかを炎熱に照らされて黙々と歩くように続けるしかない。ま、100人のうち99人は脱落するかしらんけど、残った一人がプロと呼ばれるようになるんじゃないかな。

だもんで、最初の頃に多少わかんなくても仕方ないべよ。それが普通よ。それでもわかりたかったら、植木さんでも誰でも連絡して教えてもらえばいいです。多分、それを理解するために必要ななにかの知識が欠けてるだけだと思うので。

んでも、そんな焦らなくていいすよ。2年ITやってもまだネットワークだけだし、他にも習うことはいくらでもあるし。仮に全然学ぶものがなかったとしても、外国でバイトして授業料も生活費もひねり出して自分の力だけで生きていて、且つ他にうざい雑音が一切ないという環境は、30代以降においてはそれだけで価値がある。なんか学ぶことはあるし、健康も増進するし、あまり老けない。同じ1年日本でマスクして、なんだかんだ周囲から言われてると、なにもしてなくてもすり減るものがある。年とってきたら、いかに成長するか、伸びるかもあるけど、それ以上にいかにすり減らないかの方が大事だと思うから、のんびりやればいいさ。

あとインターンですけど、およそまだ使い物にならないし、仕事やらせてもらってもおそらくはテレワークだと思うけど、ノーアポで会社訪問するのはアリかと。まあ空振りに決まってるんだけど、IT会社ってどうなってるの?というビジュアルや現物を知るというのは、結構意味があるので。シェア探しのときにいくら概念を説明して、あれこれ考えまくるよりも、一軒でも実物をみれば、理解度は百倍深くなるのと同じ。まあ見物かたがたって感じでもいいんじゃない?一気にすべてを攻略しようとせずに、まず出来るところからやってみよーという。

ウッチーのもう一つの話は、シェア先で、どうもハウスダストというか、周囲の植物繁茂がすごすぎてなんか身体に良くないかも?という。移ればいいじゃん、今安いしっていうと、それ以外は結構気に入ってるみたいで。Strathfield駅北すぐの割には、夜はまったく無音になるくらい静かで快適。しかも個室で130ドル。むむ、たしかにそれは捨てがたいかも。ならば、この際除菌とかカビ取りを研究してみたら?クリーニングのバイトしてるんだから、上司とか知ってるんじゃない?あるいはプロの端くれとして自分でも調べてみるとか。
でも、それよりも環境のせいではない、なんかの病気である場合もあるので、気になるならそのへんのノーアポでいけるメディカルセンターなどでチェックしてもらったらいいすよ。

なあんて話をしてました。

あれこれ指示してカッコよさげに撮りました(笑)

以下、フレミントン探訪記
Flemingtonは、Strathfieldの次(homebush)の次。シェア探しではよく出てくるし、ホームブッシュよりも遠くなるとガクンと安くなるしね。
今回はなんで、ここに?というと、何食いたい?の話から、Burwoodのチャイニーズでもいいし、でも、自分の駅からさらに遠いエリアって、住んでしまうとあんまり行かないんじゃない?ってことから、こんなことでもないと行かないだろうフレミントン。

フレミントンは、ご存知駅の北に巨大な青果市場があります。元祖パディスマーケット。てか、歴史的にはたしかもともとシティのところでやってたんだけど、都市化によって郊外に移転したという。
でもそれは駅北のことで、駅南は、のほほ~んとのんびりしてていいです。

今回も訪れて、数分で終わってしまう駅前商店街を見て、なんか最初に来た時(20年以上前)とあんまり変わってないかも。このシドニーで20年前と変わってない(しかも駅前)というのは、それはそれですごいよなーと。

駅前といってもこんな感じ。商店街も百メートルくらいしかない。前と違うのはインド系が増えたなーということくらいかな。


ここまで歩いたらもう商店街の外れ。あとは住宅街
アジア系のサバーブで、もう空気感がゆるくていい感じ。
中国とか、タイとか、あるいは日本の地方都市のどっかにいるみたいで、なんか落ち着きますねー。
隣のHomebushは、これに比べたらまだ頑張ってて、ピカピカマンションも林立して「新自由主義経済」って香りがするんだけど、一駅離れると(歩けるくらいに近いが)、全然違って、それが僕にとっても新発見で面白かったですね。

アジア系ゆるキャラ。日本には伝わってないかもだけど、結構可愛いの多いよね。

おお、20年前と変わってない印象を裏付けるような貫禄ありすぎる状態。全然気にしてない感じがいい。ここ、だけど駅前角地ですよ。超一等地ですよ。

 

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