レストラン16 (Neutral Bay)のディナーほか食いだおれ記

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長期の日本出張(巡業+研修)からカミさんが帰ってきたと思ったら、明日から僕が出ていくという、インターナショナルすれ違い夫婦。この2週間ほどシドニー同時存在してたので、ここを先途と美味しいもの食べました。いやあ、一人だとねー、なんか食べに出かけるというモチベーションがねー。

あれこれ食べてたわけですが、やっぱココは美味いわ~というのが、過去にも紹介したニュートラルベイの「16」というイタリアンレストラン。日本人のご夫婦がやっておられて、あったかい雰囲気で、「ちょっとづつたくさん味わいたい」「だから全品シェア」という面倒くさい我々の意向に応えて、全品半分つづお皿に盛ってくれて。

この日、「すげえ」と思った一品はコレ。肉団子みたいなんだけどイチジク(FIG)です。こっちではFIGをよく食べます。イチジクまるまるの実に、周囲をプロシュート(生ハム)を巻いて、多分バーバーで少しパリッとさせているのかな?オーブンかな?で、イチジクの上品で肉厚な甘さと、カリッとしたプロシュートの塩味と肉味があいまって。さらにその上にかかっている絶品過ぎるクリームソースで三重奏。

ここのお店は、いつも感心するんですが、どっからこういうことを思いつくのか?という。多分朝から晩まで考えてるんだろうなーって。もう料理がほんと好きなんだろうなー。その「楽しい熱意」みたいなのが伝わってくる店がまれにあって(それも空回りして無くて、本当においしい)、そういうお店は宝石のような。昔むかし、Crowsnestに「ぼっけもん」という店があって、その初期もそうでしたね。すごい意欲的なんだけど、ちゃんと美味しくて、こっちまで楽しくなってくるという。

↑あ、これ半分です。全部で2個で、半分づつ皿に盛ってもらったので(以下同じ)。

↓これはウニのパスタ。これもすごかったなー。ウニ料理って手を加えれば加えるほど、磯の感じが消えてって、何食ってんだかわからんようになりがちなんだけど、これはウニにトマトベースとかなりおいしいチーズが混ざってるんだけど、でも、潮や磯の感じがしっかり残ってて。え?なんで残るの?どうしたらこんなに強い風味を残すことができるのか、ミステリーでした。ウニを食べてるというよりも、全く未知のめちゃくちゃ美味しいなにかを食べてるって感じ。

メインにまた頼んでしまった白身魚(バラマンディ)の奉書焼きみたいなの。香りを楽しむために食べる直前に紙でハサミで切ってくれて、そして味付けパン粉のよう(これが美味い)なものをふりかけて、ほこほこのとろけるような白身と、ふりかけのカリパリ感がいいコントラスト。でも、これでもかってくらい甘さを引き出した玉ねぎ(カラメライズド=きつね色に焦げるくらいに炒めた)のがすごかったです

前菜というか、突き出し。普通にトマトのブルシェッタのようなんだけど、トマト甘いし、オリーブオイルうまいし。料理の、何をどうすると美味しくなるか?というのは結構「魔法」みたいなものだと思うのですよ、いつも自分で作っては失敗している僕としては、ほんとそう思う。脳内完成図とは程遠いモノを作っては、違う!なんでじゃあ!と。最近とくに自分でも下手になってきたなーと思うところ、やっぱ食材とかに対するレスペクトの念が欠けてきてるのかもしれず。料理っていいい加減に作るとほんと不味いんですよね。お前は道徳の教科書か?ってくらい。


このお店には ウチの卒業生で、京都オフのときに一緒に大文字山登った真理子さんがバイトしてて、この日もてきぱきと働いておられました。もともとこの店を薦めたと言うか、背中を押したのも僕で、同じバイトにしても、あれだけしっかり料理をしてる店なら何かしら学ぶところはあるんじゃないかと。真理子さん、ほかにもGlebeでアボリジニ関係のボランティアやってて、これがまた同僚に現役の弁護士とか、バリバリに切れる連中と一緒にやってて、ほんと色々学んでて。

カミさんもわりと人を見る目があるんですけど、彼女のことは激賞で、「優秀なのは見たら一発でわかる」「たぶん何でもできちゃうんだろうな」「こりゃあ、お店が重宝がって手放さないよ」と。日本では外資の秘書を10年やってたけど、多分それも天職というよりは、何でもできるからそれも出来たに過ぎないんだろうなー。でも何でもできるのも困りもので、「これだ」ってのが逆になかなかわからないという。それもあって意識的にウェイトレスとかボランティアと世界を広げているんだと思います。

この日のデザートは真理子さんのオススメでオレンジタルト。なんでもオレンジ20個絞るんだけど、機械で絞ると微妙に味がダメなのでいちいち手で絞ってるらしいです。そんな話聞いたら、食べたくなるよねー?「おすすめは?」と聞いて、さらっとそういう話を間髪入れずに出してくるあたりが「うまいわー」「できる人は違うわ」と感心してました。でも、本気で美味かったです。僕は砂糖が気になって。すごい甘いんだけど全然嫌味がなくて、オレンジの強さにちょうど拮抗してる強さの甘さで、これだけ強いと甘みがケンケンしてるんだけど、そうなってなくて。

ということで、あー、いいもん食った!という晩でした。なかなか晩にニュートラルベイまで行くのは億劫だったんだけど、今行かないとまた行かないから頑張って行った甲斐がありました。またランチやらないかなー。署名運動でもしようかしらとか冗談で言ってました。

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さて他にもあれこれと、稼ぐそばから食に消えていくのですが、これをやるために家賃半額断捨離やったわけだしねー。

これはいつもいくAshfieldの中華料理。上海の町のAshfieldで、なんたら上海って店が並ぶなか「老上海」って店です。もう20年くらい行ってる。おばあちゃんとも顔なじみ。

↓これ全部ナスです。中華風の絶妙な甘辛と、茄子のトロトロクリーム状でゴハンが進むぞ。

↓これは鶏のから揚げなんだけど、KFCみたいなのではなく、ドンと一羽(半分かな)骨ごとカリッと。油がきれいなんで、ぜーんぜん油っぽくないです。ほっこほこ。難点は骨くらいかな。

↓これはSummer HillのENVY。相変わらずいい感じのジャカランダ庭で、ケーキは絶品でした。

これは、Crows NestのNot Bread Aloneという店。アップルクランブルなんだけど、これにルパーブが入ります。日本にはない野菜で、真っ赤な「蕗(ふき)」みたいな。ここのは出来合いでなく注文してからぐりぐり練って作ってくれます。こってりして美味しいよ。

同じくCrows NestのCuba料理の店。ここはなんかしらんけど、店の感じがいいのよね。50年代のラテン風味で、楽しいこと以外なんも考えてなーいって雰囲気がいい。お値段も手頃で美味い。キューバ料理、つかメキシコ料理ですよね。写真がブレたので載せてないけど、マンゴーグラニータ(冷たい飲み物)がおすすめ。飲みであるし。

Mosman のFourth Village。ここもイタリアンでピザが美味しい。今の所、ピザだったらここが一番のフェバリット。周囲がほんのり肉厚ピザなんだけど、このドウ・生地が美味い。何の味もついてない生地の部分だけ食べても美味いのは珍しいです。この日はラビオリも頼んだ。

同じくMosmanの、日本の方がやっておられるケーキ屋さん、Leclair。モンブランとか抹茶ロールとか日本風のケーキを頼む場合が多いけど(クリームが美味いのよ。そういえばプリン・ア・ラ・モードもおすすめ)、この日はパリパリ系を。

これはViVidSydneyに行ったときに飲んだホットチョコレート。
シドニーの冬はホットチョコレートで決まりなんだけど、最近店がないんだよー。ああ、倒産してしまったHarberfieldのチョコ屋が惜しまれる。まあ、あんなど迫力サービスのホットチョコ出してたら(一杯飲んだらしばらくチョコは食べたくなくなるくらい)潰れるわなあって感じ。基本、チョコ屋で飲むべしですね。キリビリのチョコ屋に今度いこ。

アッパーノースGordonのタイ料理やThai Tucker。老舗の佇まいで、お値段も老舗(てか昔のまんまでそんなに値上がりしてない)のがうれしい。味はいいです。ピリ辛のビーフサラダ。思わず顔が真剣になるくらい辛いですけど、でも美味い。

他にもあるんだけどキリがないのでこのくらいで。

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