落ち穂拾いのように公開オフではなく、個別にお会いしたものを多少ご紹介します。
大阪緑地公園・谷口さんと
まずは谷口さん。2018年にWHで来られて体験談も書いていただいています。紹介文にも書いてますが、彼女は先にブリスベンで語学学校を卒業してたんだけど、どうも弾けない。こんなはずでは?と思うんだけど突破口がなくて悶々としていたところでメールをいただいて、あれこれ相談してました。実際にお会いしたのはオーストラリアで1回だけ、あとは帰国直後の京都オフの合計2回だけで、メル友というのが近いんだけど、連絡を密にしてたこともあり、一般の卒業生と変わらないかそれ以上の紐帯を感じます。渡豪したあと、思わしくないので相談にきたというパターンはカナダにお住まいの荒井さんと同じです。
彼女の体験談はよく書けてますし、面白いです。何よりも一晩で仕上げてきて、ほとんど修正の必要がないくらいの完成度でした。彼女も、荒井さんもそうでしたけど、実力はあるのですよね。英語もそう(谷口さんもIELTS6.5)だし、日本時代の学歴や職歴は申し分ないくらいよく出来ているんだけど、それが罠になってしまっている。世間が求める優等生になれてしまう。これがもっと劣等生だったり、社会的不適合だったりしたら世間と自分との間にいい感じにズレがでてきて、そのズレが「自我」の軸になるのだけど(これはこれで一歩間違えるとヤバいんだけど)、なまじ何でも出来てしまう、外部環境に順応できるからやってるうちに自分を見失ってしまう。典型的な自分探しの迷宮になる。
その迷宮からの離脱の冒険譚は、万人に通じるものがあります。彼女の書いた言葉で印象的なのは「自分に飽きてきた」という言葉です。私はこれでいいのか、自分はこれでイケているのかばっかり考えすぎて、だんだん「自分」がうざったくなってくるという。何事かを達成してよく出来た私、頑張った私で承認欲求を満たそうとすること自体がイヤになってきて、代わりに何事かに接してたときに自然に生じる感動や面白さ、楽しさにフォーカスを移していき、それができるようになったとき、自分は消滅していた。幼児が大喜びで走り回っているときに、いちいち「自分は」など考えないのと同じ境地に。
これで頓悟(仏教用語で、ある日ひらめいて悟ること)して、日本に帰国。それまでは英語を上達して外資系に就職~とか考えていたのに、そんなの全く考えずにノープランで帰国できるようになった。そのあとも凄くて、以前から憎からず思っていた方から誘いにすっと乗って、そのままスルスルとスピード結婚。これまでだったらあれこれ逡巡して、石橋叩いているうちに時機を失していただろうけど、もう心の赴くままに。
今回、一児の母となっていた谷口さんと大阪の北部、緑地公園で再会しました。
ゆっくり話をして知ったのですが、彼氏(旦那さん)はミュージシャン(ドラムだっけ)で、ご自身も活動してて、デスメタル系だっけの重鎮が来日公演をするときにもオープニングアクト(前座)で出るくらいの実力。谷口さん自身もボーカルを趣味としているらしい。WH時代には自分系の話題ばっかでそういう雑談はしたことなかったかも。旦那さんのお仕事は楽器会社勤務で、ギターでいえばアイバニーズを出してるところ。「え、あの?」と知ってる人はよく知ってるブランド。彼のご実家の関係で、緑地公園エリアのお住まい。
もっともお会いした時点では転勤直前で、これを書いている今は引っ越しも済んで名古屋近郊にお住まいの筈です。次に会うときは名古屋オフかなー。名古屋には、谷口さんと同じ呪縛(出来すぎるから見失う系)の成田さんやJUNJUN夫妻もいます。話が合うと思うよ。
緑地公園駅の改札で待ち合わせをしたのですが、僕も大阪で6年仕事してたけど、この駅に来るのは初めてかも。その先の千里とかは何度かあったけど。いいところでしたねー。
この日はまだ6月の前半で、後半の梅雨空ではなく、からっとした青空の美しい好日でありました。
駅から出て、服部緑地に向かうともうこんな感じ。

まだ昼飯も済ませてないと言ったら、じゃあってことで住宅街のバーガーショップに。わりと有名らしいが、オーストラリアと変わらんくらいいいお値段。

それだけに美味しかったですよ。谷口さんが、ここまできてくれたから私が出しますとか言って、じゃああとの喫茶店は僕が出しますってことでDealだけど、よく考えたらあとのスタバの方が全然やすかったわね。黒字減らしは次回に。
そのあと緑地散策。

スカーと広がる空間と、青と緑の心地よさで、オーストラリアみたい。僕なんか同じ大阪でもコテコテ猥雑な京橋だったから、えらい違いだよね。
カンガルーみたいにお腹のポッケ(じゃないけど)にいれている谷口さん。

とにかく空が綺麗だったので、おすそ分けに何枚か。

新緑もまたきれい
適当に腰を下ろして、べちゃくちゃ喋ってました。
ワーホリのときの昔話よりも、今現在の子育て話が多かったです。

むつかるとあやして、歩いて、、
でもこの子、1歳未満でありながら、将来モテそうな気がしたな。聞かん気が強そうで、鼻っ柱も強そうで。多分思春期になったら「うっせーな」とか悪態つきまくって、でも大人になったら「そんなの俺がやるから」とか親に優しくなる典型男子な気がする。知らんけど(笑)。
その後、写真は撮ってないけど、スタバであれこれ話をしてました。今度は、ネットの話とかですが、Xがいま地獄の様相で見てたら気が滅入る、まだ昔の2ちゃんのほうがマシとか。でも僕も使うけど慣れだと思います。何の慣れ?というと、その昔の中古レコードのジャケ買いや、FM放送で聞いてたのとか、友人との貸し借りで作家を知るとかいう、大海原のような激しい玉石混交(大部分は趣味に合わない)の中から原石を選んでいく作業に慣れているでしょって。
Xも同じで、フォローと一切しないし、この人はよく調べるているし、バランス感覚もいいなって人をブックマークするだけです。フォローとかするとタイムラインに流れてくるので受け身になるので好きじゃない。そんなんで目星をつけているブックマークが百くらいあります。議論系だけじゃなくて半分以上は趣味系。アート系とかニッチなのが面白いです。
あっという間に数時間が過ぎ、じゃあまたねーってことで。
楽しいおしゃべりでした。天気も良かったし、よい一日でした。
既に日も傾きかけつつある緑地公園駅。

新大阪駅でJR乗り換えて。夕方のラッシュ前の閑散平和な風景。
ところで、谷口さんと待ち合わせしてるときに気づいたんだけど、この路線図と料金表、なんかおかしくないですか?帰ってからゆっくり調べようと思って撮ったのですが。
画像が小さくて分かりにくいのですが、緑地公園から隣駅(江坂)までなんと100円の激安。でもその隣の東三国、新大阪駅になるといきなり250円の2.5倍!さらに次の西中島南方(中津、梅田)まで340円。淀屋橋だと390円。この値上がり幅が急過ぎる。それに390円って高くない?阪急京都線で京都四条河原町から大阪梅田まで410円を考えると、たかだか大阪圏内のこの距離で390円というのは高すぎる気がする。
ともあれこのあたりに済むんだったら100円江坂までがお得だよなと思ってたら、「江坂の壁」という言葉があるらしく、批判も強いらしい。
なんでこうなってるのか?と深堀りすると、そもそも千里に向かうこの路線は別会社(北大阪急行)。70年万博のために作られたらしく黒字で償還も済んでいるから安い。70年万博がいかにタイムリーに成功したかのレガシー遺産。
でも東三国から大阪メトロになるので別会社乗り入れになり初乗りがかかる(190円)。単純加算だと290円になり、あんまりなので連絡割引で250円。それでも100→250というギャップはひどい。さらに新大阪から西中島南方(営業キロ数で700メートルでしかない)にいくと、一気に340円、たった700メートルで90円も上がるのは消費者の適正価格感覚からいっておかしくないか。
そもそも大阪メトロも段階変化が激しい。区間が変わると5-60円差になるのだが、東京と京都の地下鉄はおおむね30-40円差。
乗り入れがどうのとか小理屈があるらしいが、そんなのは鉄道会社の理屈だし、そのルールを会社が設定できるんだから本質的な理由にはならない。結果として消費者が適正価格に感じられるかどうかでしょうし、それが全てだといっていい。
それはともかく生活者目線でいえば、緑地公園に住むのならば、買物圏は江坂と千里中央間で済ませようと思うわな。一方大きな買い物をするなら梅田まで出ると。この地図、390円まで達するとかなりの広さが390円でいける(千林大宮、森ノ宮の先の緑橋、天王寺動物園、弁天町、大正、花園町、大阪都心部の大体はこのエリアで済む)。
これ、結果的に北部の人が都心に流入することを妨げているんだけど、意図的に都心人口を抑制するためにやってるのか?とAIに聞いてみたら、そうではないと。鉄道会社あいだの思惑で姑息な帳尻合わせをしてる結果としてそうなってるだけだと。
引き写すと
「まあ、目先の利益を追って、大魚を逃すという、よくある愚劣さなわけね」
「まさにその通りで、企業や行政が縄張り争いや目先の部分最適な計算(1区・2区の線引きや、会社間の取り分)に固執した結果、「都心への経済流入や移動の活性化」というはるかに大きな魚を自ら逃してしまっている典型例と言えます。消費者視点からすれば、交通費の理不尽な段差のせいで「梅田に出るのをやめて、地元の千里中央や箕面で済ませよう」とブレーキがかかった時点で、都心側の商業施設やエンターテインメントが本来得られたはずの大きな経済機会が失われています。」
なるほどね。このあたり北摂エリアは大阪でも指折りの富裕なエリアで(2千円バーガー店が流行ってるんだから)、その消費者を都心から締め出しているんだから世話ないわな。逆に言えば江坂-千里-箕面あたりのエリアは上顧客が都心に流れずに滞留してるんだから、商売をするには良いのかもね。
以上蛇足でした。
京都四条烏丸・ふじさん&村田さん
さて話は変わって、今度は京都。
最後の方にやったこともあり、連日曇天 or 雨模様。また爺さん3人茶飲み話なんで、谷口さんの部と比べて華やぎというものに欠けるのですが。
お二人とも蛍池オフの常連なのですが、今年はどちらも所用があって不参加。でも村田さんとはオフを始める前からお会いしてたので、今年もどっかでとは思ってました。そのタイミングでふじさんにも声をかけて、調整して、四条烏丸交差点で待ち合わせ。
事前にふじさんがあれこれ店を調べてくれてその一つに行ったのですが、村田さんから大昔のスター食堂というのが復活したそうですよ、覗いていきますかと提案があり、四条烏丸の交差点からすぐ近いらしいので、行ってみることに。
村田さんの話では、僕らが子どもの頃結構流行ってたらしいのだけど、最近また復活したとか。今調べると、大正時代に洋食屋として開業して、今年の4月に寺町京極の総本店が40年ぶりに復活。40年の間は別にお休みしてたわけではなく、普通の洋食屋さんとして、あるいは多角経営で頑張ってた。100周年の今年、また大正モダンの感覚で復活しようって意気込みらしいです。いくつかのテレビ番組でも紹介されたらしく、話題にもなって新聞に載ったと。
ほー、全然知らんかった。僕の京都経験は大学以降だし、ド貧乏だったからあんまり縁がなかったのよね。天下一品ラーメンとか餃子の王将は、有名になる前の黎明期から知ってるけど。しかし今の時代、まだテレビを見たり、新聞を読んでる人がいるという方が、個人的には事件なんですけどね。
四条通りをAPPLE Shopの角を曲がって北上。APPLEって、世界どこでも同じなのね。シドニーでもこんな感じ。


ほどなくしてあった。

こんな感じで、村田さんの紹介は「昔懐かしい感じ」ってことで、確かにデパートの食堂にあった見本みたいな感じ。メニューもそうだし。緑色が毒々しくも魅惑的なメロンソーダもあるし。
んでも、高いよ。懐かしい感じで食べるのもアリかなと思ったけど、オムライスで1800円、日本洋食で好きなビフカツは2900円もする。しかるべきところで食べたらそのくらいはするけど、「しかるべきところ」なのかどうか疑問。いろいろと、英語でいうところのハイプ(Hype、誇大な噂話的な広告)はあるんだけど、美味しいから有名なわけでもなさそうだし。
で、ふじさんが探してくれた地味な中華に行きましたとさ。
こういう感じの地味な。台湾料理とかいってるけど、普通の中華、いや定食屋さんでしたけどね。でも普通の定食屋さんがいいのよ。
回鍋肉定食だったかな、ご飯も大盛りで、どれも千円前後。
ふじさんは酢豚で、村田さんはなんだっけ?たまたま渋い表情の瞬間に撮ってしまったんだけど。

食後のコーヒーは以前ふじさんと行った美味しいコーヒーの店がすぐちかくだから、そこでいいでしょとか言ってたんだけど、
なんと臨時休業。去年ぐらいからこのパターンが多いな。
しょうがないので、どこでもいいやで、烏丸通りに面してる路面店で。

今回の話題は、えーと、村田さんの話で、元教師でもある彼は(FPでもある)、退職後もいろいろと非常勤講師をやってたりするんだけど、あまりの最近の生徒の出来の悪さ、というよりもやる気の無さにブチ切れ気味で、その種の話は他にもいろいろ聞いた。
年々下がっているのだけど、もう異次元レベルまで落ちてきたという。それでも出来る人は出来るからそれは昔と変わらない、というのが去年までの関係者の証言だったんだけど、今年はできる人も怪しいかなとトーンダウンし、出来ない人の出来なさ加減がものすごいという。出来ないという自覚すらないとか。ほー、そうなの?
海外にいくと、日本ではありえないようなアホも普通にいて(一方でありえないくらい賢い人も多い、現場でバイトしてる留学生は大体賢い)、ダイナミックレンジの広さに驚くんだけど、日本もそうなっているのかな。日本に外国人が増えたと言うけど、僕はそんなにピンときてなくて(なんせ日本人が多い!というのがとにかくエキサイティングですから。外人なんか居て当たり前だし)、そんなこと言ってるうちに、日本人が外国人みたいになってるのかもね。喜ぶべきか、悲しむべきかだけど、それなりの対応はいるのかな。外部環境(他人)に過剰な幻想は持たないとか、スルー技術の洗練とか。
ただ、村田さんもそんなにご不満なら、非常勤だしとっとと辞めて、Uberでもやりなはれとけしかけてました。何が身体を壊すかといえばやっぱストレスでしょ。不快や不満、不安が強いと、脳の物理的な器質すらも変わるという研究も最近よく見かけるし。
1日一回の配送だけでも気分転換になるよ。一回一回全部違うし、それなりに、ささやかなドラマもあるし。全然儲からないけど、釣りの戦略みたいな面白さはある。アルゴリズムの読み合いという、麻雀やってる感覚もある。なんでもいいから、面白さを感じることが大事なのではないかと。
などと罪もない与太話をしてたらお時間になりました。
村田さんも毎年お付き合いいただいてありがとうございます。ふじさんは、今年は、名古屋~内海をたっぷりお付き合いいただいて、ありがとうございました。フルート頑張ってくださいねー。
さて四条烏丸で散開したんだから、そのまま地下鉄で十条駅まで帰ればいいんだけど、まだ時間もあるし、ゆるゆると歩いて下っていきました。大した距離じゃないし(4キロくらいかな)。
四条烏丸の裏手に、ビルの谷間に立派な日本家屋がありました。すごいな、これ5-10億くらいするだろうなー、相続税大変そうだなとか余計な心配をしてしまった(見たら会社の表札が出てたけど)。
烏丸通。なんか日本の目抜き通りはどこも綺麗になりましたね。僕が住んでた頃はもっとゴチャゴチャしてた印象がある。大阪もそうだし、次回に書くJR長岡京駅前もそうだった。
目抜き通りの瀟洒なビルにもこういうお宮が作られているのが京都っぽい(のかな?)。
裏手に入ると相変わらず芸術的なまでの道の細さとゴチャゴチャ加減。
望遠で撮ると東山が迫ってて面白い感じになる。
裏手に入ると、あちこちに瓦と木目の建築物が多い。

もちろん社寺仏閣も。

なんせ京都市だけで社寺仏閣が2000-2500箇所あるというから、見慣れすぎてていちいち気にしてないのだが。ちなみにコンビニの数よりも遥かに多いらしい。そしてこれは京都だけの話ではなく、全国どこにいってもコンビニよりも寺や神社の数の方が多い。もう圧倒的に多いそうです。僕らは当たり前過ぎて見えてないんだけど、観光客からみたらファンタスティックなんだろうな。
四条からだんだん数が増えて十条までいくのだけど、五条まできました。五条までくるとスカッと京都タワー(京都駅前)まで見通せます(別に四条からでも見えたと思うけど、まだ小さいし気づきにくい)。んでも、京都タワーもいい目印になってて、「なんだあそこが駅か、すぐそばじゃないか」と歩いていると元気になれます。

五条から七条までの間は東本願寺の界隈。
場所柄か仏具屋さんが多いのだけど、このお坊さんの像って、売ってるのかしら?誰が、なんのために買うのだろうか?
東本願寺の前ではフリマらしきものをやっていた。 
本願寺を過ぎると餃子の王将がある七条通りで、ヨドバシの向こうに京都駅です。
以上、他にも昔の職場の連中と飲んだとかあるんだけど(毎回やってるが)、APLaC界隈ではないのでカット。
次回は今回の帰省の目玉の外国免許の切替を書きたいです。もう無理ゲーと化しているリアルを。